CHERRY GIRLS PROJECT、初のロックフ
ェスに登場。誰もがその姿を熱い視線
で追いかけていた。
CHERRY GIRLS PROJECTにとって今回が、初のロックフェスへの出演。客層も異なれば、この界隈では、まだグループの存在は知られてないように、とてもアウェイな環境だ。素直に事実を書くならば、前のバンドのライブが終わり、次の目的のバンドのライブを観るため、他の会場へ足を運ぼうと移動する人たちの数も正直多かった。もちろん、CHERRY GIRLS PROJECTのファンたちも、アウェイな会場へ挑む彼女たちを応援しようと詰めかけてくれた。いつもと比べると決して多くはない数だが、その人たちの存在が、メンバーたちの大きな勇気になっていたのも事実だ。フロアには、CHERRY GIRLS PROJECTに興味を示してなのか、次のバンドを目的にしてなのかは定かでないが、相応に残っている人たちもいれば、他の会場から足を運んできた人たちもいる。思った以上に女性客が多いのも特徴の一つ。中には楽器を携えた人たちもいたように、一部出演者たちも、アイドルのライブに興味関心を示し、会場に足を運んでいた。
ライブは、最新シングル「幻日」から幕を開けた。重厚かつスケールあふれた楽曲ながらもクールな色を持った曲調のように、大勢の人たちがCHERRY GIRLS PROJECTのライブを食い入るように見つめていた。”胸に響く歌/心を奮わせる歌”を魅力にしているCHERRY GIRLS PROJECTにとって、ライブを凝視するその視線は、むしろ嬉しい反応だ。
MCでは、「下北沢には舞台稽古で足を運ぶこともある」と来瞳舞夢が言えば、真志取みらいは「お気に入りの焼鳥屋さんがある」と発言。九瀬いむは、「会場の側にお気に入りの古着屋さんがある」と語っていた。逆に、優希瞳と真汐里緒は「初めて来た」と、下北沢の街自体に新鮮さを覚えていた。
最後にCHERRY GIRLS PROJECTは、ライブで観客たちと心を一つに繋ぎ合う「僕たちの為に、あの鐘は鳴る」を躍動した姿を見せながら熱唱。いつものような熱狂した風景が生まれはしなかったが、たくさんの人たちが、その姿を熱い視線でしっかりと追いかけていた。余談だが、客席後方では、CHERRY GIRLS PROJECTのバンド演奏時にギターを担当しているハシグチカナデリヤが、温かな視線で5人の姿を見守っていたことも伝えておこう。
ロックバンドなど他ジャンルアーティストたちとのイベント共演やロックフェスへの出演という、新たな道を開拓しながら、様々な音楽シーンに勝負を挑み出したCHERRY GIRLS PROJECTの物語は、この日から始まりを告げた。5月4日と5日には、名古屋を舞台にしたロックサーキットへの出演も決まっている。彼女たち自身も、経験を積み重ねながらの挑戦になる。逆にロック好きの人たちが、ロックな魂を胸に毎回のライブへ挑むCHERRY GIRLS PROJECTの姿や音楽性に、心揺さぶられる出会いをしてもらえたらなとも願っている。CHERRY GIRLS PROJECTの大型ロックフェスへの出演のための物語は、ついに最初のページを綴り始めた。これが彼女たちの歩み出す「GOLDRAIN」という道なのか?その物語の行く先を楽しみに見ていこうか。
「今日は、初めて見る顔のお客さんもたくさんいらっしゃいました。初見でもみなさん、楽しくのってくださってたのが目に見えたので、とても嬉しかったです。こうやってどんどんいろんなジャンルの音楽が好きな方にCHERRY GIRLS PROJECTの音楽を好きになってもらえたら嬉しいなと思います」(真汐里緒)
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
CHERRY GIRLS PROJECT
公式サイト:https://www.cgp.tokyo/
Love Letter【CHERRY GIRLS PROJECT】MV
オリコンランキング デイリー3位 ウイークリー21位 インディーズ1位
セットリスト
Myuu♪
フェスティバルをテーマにしたWEBマガジン。フェスティバルの最新ニュースや役立つ情報、最新のフェスカルチャーを発信していき、これからのフェス文化をさらに盛り上げてまいります。