ハンブレッダーズ『START UP!!-ロッ
クの春2021-』ライブレポートーー 「
ライブハウスから世界を変える!」ゆ
るぎない覚悟がここに

2日目も1日目同様、関西のバンドからスタート! 大阪在住のハンブレッターズだ。3月に東阪ツアー『“きっと何かが変わるはず”ワンマンツアー』開催し、コロナ禍においてもライブ・バンドとしての存在感を強く示した彼ら。スタンバイする姿から「トップバッターはまかせろ!」という秘められた闘志を感じる。
「スクールカーストの最底辺から青春を唄いにきました!」という、ムツムロアキラ(Vo.Gt)の宣言とともに「銀河高速」、「DAY DREAM BEAT」でロックンロールへの惜しみない愛を青臭く疾走感たっぷりに。さわやかな春の風のようなメロディに合わせて拳があがっていく。
ハンブレッダーズ
「僕は君の最後の彼氏になりたい」しっとりはじまる「ファイナルボーイフレンド」では、ぐっと照明を落とし、ちょっと恥ずかしくなってしまうほどのピュアなラブソングに聴き入る観客。曲が終わると湧き上がるような拍手が起こった。
ハンブレッダーズ
「開催してくれてありがとう! 「START UP」はここから動きはじめるという意味。4月から新しい環境で頑張る人も多いと思います。そんな人たちのBGMになれたら。1曲でも心に響けばうれしいです」(ムツムロ)そんな願いともに届けられたのは、1月発売の新曲「COLORS」。夢を持ち歩んできた3人を表現したMVも印象的なこの曲。躍動感あふれるサウンドに気持ちが高まっていく。
ハンブレッダーズ
「いつかみんながYouTubeかサブスクでしか音楽を聴かなくなっても、レコードジャケットの素晴らしさで音楽を選んでいたあの時代を忘れないだろう!」(ムツムロ)と叫んで始めた「ユースレスマシン」では、音楽への愛と真摯な想いが爆発! 同時に生音を浴びるライブの素晴らしさ、直接届く歌の力を体感するハイライトとなった。
ハンブレッダーズ
「会えない日が続くかもしれないけど、次はライブハウスで!」と、最後に鳴らされた「ライブハウスで会おうぜ」で会場と想いをひとつに。まるで1つの作品のような素晴らしい流れのセットで、全曲しっかりとオーディエンスの記憶に残したライブとなった。
ハンブレッダーズ
取材・文=岡田あさみ 撮影=渡邉一生

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