ソロ曲シャッフルで生まれるニジガク
の新たな魅力! 『ラブライブ!虹ヶ
咲学園スクールアイドル同好会 校内
シャッフルフェスティバル』Day2レポ
ート

昨年放映されたテレビアニメも好評を博し、ますます人気を高めている「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」(ニジガク)。そんな彼女達のソロナンバーをシャッフルしたら、どんな景色が見えるのか? ソロ中心のニジガクだからこそできるパフォーマンスの数々が、久々にファンを迎えてのライブとして繰り広げられた『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校内シャッフルフェスティバル』。キャラクターとアーティストがシンクロし、その想いが全編にあふれるステージとなったその最終日Day2の様子をレポートしよう。

久しぶりのファンとの再会は、オープニングから元気全開!
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校内シャッフルフェスティバル』キービジュアル (c)2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
新型コロナ禍という情勢下で、様々なライブが中止や無観客開催を余儀なくされる時期が続いていたが、今回は感染対策を徹底し、久々にファンを会場に迎え入れてのライブが実現。会場内ではファン全員がしっかりマスクを着用して着席。開幕時間が近づくと、場内に流れるテーマに乗せて色とりどりのコンサートライトが振ったり、リズムに乗せてのクラップを鳴らしながら、ファンそれぞれがニジガクとの再会に向けて熱気を高めていった。
そしていよいよ開幕の時間に。スクリーンには『ラブライブ!』シリーズ恒例のキャラクター紹介ムービーが流れ、それに合わせて大きな拍手とイメージカラーのコンサートライトの光が場内を染め上げていく「いつもの光景」が甦る。そしてムービーが終わると、万雷の拍手と共にライブがスタートした。
(c)2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
スクリーンに流れるテレビアニメのオープニングムービーとともに始まった一曲目は「虹色Passions!」。「未来ハーモニー」の衣装をまとった9人は、見事なシンクロパフォーマンスとともに2020年1月のラブライブ!フェス以来となるファンを目の前にしてのライブを披露。その表情からも、久しぶりにファンの前で唄えることへの喜びが溢れ出していて、ファンもそんな彼女達への再会の喜びを伝えるべく、9人のイメージカラーで輝くコンサートライトで場内を埋めつくした。
「みなさーん、こんにちわー!」
会場いっぱいに輝くコンサートライトの灯りに感動の言葉をもらしながら、1年2カ月ぶりの再会となる会場のファンと、世界中から配信で応援してくれているファンに挨拶するニジガクの面々。その挨拶に客席のファンは、声援の代わりにめいっぱいの拍手で返事を送った。
そしてシャッフルの前のアニメナンバーコーナーとして「未来ハーモニー」「NEO SKY, NEO MAP!」の二曲を連続で披露。「未来ハーモニー」ではアニメPVに合わせたシンクロパフォーマンスを、そして「NEO SKY, NEO MAP!」ではテレビアニメのエンディングムービーに合わせて全員がイメージカラーの傘を携え、それを手にしながらのカラフルなダンスを繰り広げてる。そして最後は雨上がりをイメージするかのような明るいライティングに照らされながら、後に控えるシャッフルステージのために引き上げていった。
(c)2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
■キャラ同士のエモい繋がりや意外な個性が楽しめたソロ曲シャッフル!
スクリーンに映し出されたのは『ラブライブ!』シリーズライブ恒例の幕間アニメーション。楽屋でライブの準備をするニジガクの面々は、Day1で味わった興奮やファンの声援の嬉しさ、それぞれの大事なソロ曲をシャッフルして唄ったことで感じたメンバーみんなの気持ちなど語り合い、かすみんのコッペパンを食べて気合いを入れる。
そして歩夢の「あなたとつながりに行きます! 手を広げて待っていてください!」など、観客席の熱気を感じたメンバーからのメッセージが投げかけられるたびに、ファンは大きな拍手で応え、いよいよ今回のライブのメインであるシャッフルフェスティバルがスタートした。
昨年10月に募集された歌ってほしいメンバー&楽曲の組み合わせ投票の結果決まったのが今回のセットリスト。そのトップバッターを務めるのは、新たにニジガクに加わった生徒会長・三船栞子(CV.小泉萌香)による朝香果林のナンバー「Starlight」。彼女のデビューは昨年無観客配信となった2ndライブだったので、ファンの前で唄うのは今回が初めて。そしてスクリーンには『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』の同曲PVが映し出される。キャラクターと曲を自由に組み合わせられるゲームの利点を活かして、シャッフルの組み合わせを再現した上でシンクロパフォーマンスも見せるという試みなのだ。オリジナルはセクシーな雰囲気満点の「Starlight」を、栞子ならではの凛とした歌とダンスでカッコよく唄い上げた。
続いては宮下 愛(CV.村上奈津実)による中須かすみの「ダイアモンド」。 オリジナルでは冒頭や間奏で入る「かすみん!」コールを「愛さん!」に変え、ステージを縦横無尽に走り回りながらパワフルに唄うなど、ノリノリのパフォーマンスで愛らしさ満点のステージを描き出した。
三番手に登場したのは上原歩夢(CV.大西亜玖璃)で、曲は桜坂しずくの「あなたの理想のヒロイン」。テレビアニメでの幼なじみの高咲 侑のためにスクールアイドルになった歩夢を思わせるような、表情や仕草を織り交ぜられ、オリジナル版とは違った感情のこもったナンバーへと昇華。最後に見せた表情とつぶやきには配信で見ていたファンも実況ツイートで大いに盛り上がった。
四番目は天王寺璃奈(CV.田中ちえ美)による近江彼方の「眠れる森に行きたいな」。ステージ上にベッドが登場してのパフォーマンスなどはオリジナルを踏襲しながらも、璃奈らしい可愛らしさあふれる歌と動きで彼方とは違ったのんびり感を描き出した。
五番目は前・生徒会長の優木せつ菜(CV.楠木ともり)が、新生徒会長・三船栞子の「決意の光」を唄うという先輩・後輩のドラマが感じられるシャッフル。クールな「青」の凛々しさに満ちたオリジナル版に対して、炎のような「赤」の熱さに満ちたせつ菜らしいパフォーマンスやライティング演出が盛り込まれ、曲の途中で「行くよ!」のかけ声を挟んで客席の熱量を上げるなど彼女ならではの盛り上がりを見せるステージとなった。
六番目は近江彼方(CV.鬼頭明里)によるエマ・ヴェルデの「Evergreen」。スイスのおおらかな自然を感じさせるナンバーが、彼方ののんびりとした癒しの歌声で紡がれることで最高にヒーリング感あふれる一曲に変身。途中でステージに正座して、ポンポンと膝枕を誘う彼方ならではの仕草も盛り込まれ、そのまま眠ってしまいたくなるシャッフルとなった。
七番目は中須かすみ(CV.相良茉優)が、テレビアニメでは同好会存続を巡って対立した優木せつ菜の「CHASE!」を唄うという、ファンにはたまらないドラマを感じさせるシャッフル。熱く格好いいロックな原曲をキレのあるダンスを交えて唄いながらも、かすみんらしい可愛さか随所に盛り込まれて、彼女の「可愛い」へのこだわりと信念に満ちた一曲となった。
八番目は朝香果林(CV.久保田未夢)が、ユニットDiverDivaのパートナー・宮下 愛の「めっちゃGoing!!」をセクシーな低音でスタイリッシュに熱唱。そして間奏で愛が織り込むダジャレも「流した涙はどんくらい? でももうお願いDon't Cry!」とカッコよく決めて果林らしさてんこ盛りのステージが繰り広げられた。
九番目はエマ・ヴェルデ(CV.指出毬亜)が唄う、上原歩夢の「夢への一歩」。おっとりしているように見えて意外と強気な行動派のエマが唄うことで、夢に向かって突き進む力強さに満ちたポジティブなテイストの一曲に。歌とエマの双方の意外なイメージを引き出すシャッフルとなった。
そしてシャッフルのラストを飾るのは、桜坂しずく(CV.前田佳織里)による天王寺璃奈の「ドキピポ☆エモーション」。女優のしずくらしく、彼女が璃奈を演じながら唄っているような不思議な感覚のステージが展開。曲の途中では璃奈ちゃんボードならぬ「しずちゃんボード」が登場。アニメ第8話に登場したものと同じ表情が描かれており、アニメとリアルが繋げるファンサービスのような演出も盛り込まれた。
■ユニット別ライブ&ファンミーティングも開催決定し、今年のニジガクから目を離すな!
全十曲のシャッフルライブを終えて、ステージにメンバー全員が勢ぞろいしたところで自己紹介とコール&レスポンスタイムがスタート。新型コロナ対策で発声厳禁ながらも、コンサートライトでハートを作ったりウェーブを起こしたり、さらにクラップにリズムを付けてコール代わりにするなど、ファンとニジガク双方がアイデアを出しあって、今だからこそのコール&レスポンスで気持ちを通わせていった。
(c)2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
そして久しぶりにファンの前で唄えたことや、小泉萌香を加えた10人でファンの前に立てたことへの喜びを語る一同。さらにライブ限定グッズの紹介では、防水スマホケースのところで小泉萌香がネットを賑わせた「iPhoneシャワー事件」をネタにいじったり、会場への車移動中にニジガクジャージ姿のファンを見つけて手を振ったけど気付いてもらえなかった話などで盛り上がりながら、最後は「TOKIMEKI Runners」10人バージョンをライブ初披露。見事なシンクロパフォーマンスと共にニジガクを象徴する曲の新しい姿をファンの目に焼き付けて、ライブはいったん終わりを迎えた。
(c)2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
もっとニジガクとの時間を過ごしたいファンによるクラップが会場内に鳴り響き、Twitter上では「アンコール!」の書き込みが増えていく中、スクリーンには2ndライブでも登場した「ニジガクアンコールメーター」が。拍手とツイートによるアンコールでメーターがどんどん上がっていき、それに連れてメーター中央の璃奈ちゃんボードの表情も変わっていき、ついに100%に!
メーターが溜まるとスクリーンには再び幕間アニメが。アンコールメーターが早く貯まったことに驚きつつも喜んだり、シャッフルした感想を全員で語り合うニジガクの面々。彼方からの「癒してあげられた?」など、メンバーからの問いかけにファンが拍手で応えた後、いよいよアンコールのステージの幕が開いた。
(c)2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
虹色のスポットライトがステージを照らし、そこにライブTシャツに着替えた10人が勢ぞろいして送る曲は「Love U my friends」10人バージョン。「出会えた奇跡は何より宝物」というフレーズが示すように出会いと未来の大切さを唄ったこのナンバーは、再び生で歌を届けることができた今回のライブにはぴったりの楽曲だ。
(c)2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
歌い終えた後の告知コーナーでは、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』や書籍などの最新情報が続々登場。さらに5~7月の3ヶ月連続で「DiverDiva」「A・ZU・NA」「QU4RTZ」らのユニットシングルの発売&9~10月にユニットライブ&ファンミーティング決定の知らせに、会場はファンの喜びを表す大きな拍手に包まれた。
2時間以上に及んだ久々のライブもいよいよグランドフィナーレに。メンバーそれぞれの挨拶では、今回のシャッフルについて「お互いの曲を唄うことで刺激を受けて成長できた二日間でした」「歌に違う意味を感じられたり、自分の曲を他のメンバーが唄うのを見て勉強になった」と様々な手応えや得るものがあったことが語られた。
そして何と言っても、またこうしてファンのみんなの前でライブをできたことへの喜びは大きく「みなさんの光が一番綺麗」「拍手が聞こえるだけで涙が出そうだった」と、ファンの熱気を感じながら歌えたことへの嬉しさを語った。そして「一番嬉しいのはみんなが元気に家まで帰ること」「次はマスク無しでコールができるようになることを祈っています」と、足を運んでくれたファンの健康を気遣うコメントも。
(c)2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
そして最後を締めくくる曲は「Just Believe!!!」。虹色のライティングが会場全体を包み込む中で唄われる奇跡を信じる気持ちを唄ったこのナンバーには、また再びライブでファンのみんなと出会える奇跡を望む想いが込められているかのようだった。
曲を終えるとニジガクの面々は、ファンへのお礼を伝えるためにステージの左右に移動してそれぞれの客席へ「ありがとう」の言葉を贈る。そして最後はステージ正面に並び深々と一礼して「本日は本当にありがとうございましたー!」との感謝の言葉でライブを締めくくった。
ライブやイベントの自粛が求められる情勢の中で、「みんなと逢いたい」というニジガクとファン双方の想いから万全の対策とマナーを守ることで実現した今回のライブ。みんなのこの気持ちがあれば、きっと明るい未来が待っているはずと確信させてくれる二日間となった。
なお、ライブの模様はイープラスのStreaming+で3月28日(日)までアーカイブを配信中なので、ぜひ貴重なシャッフルライブを見てほしい。
取材・文=斉藤直樹

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