瑛人、flumpoolの山村隆太・阪井一生
が出演、能楽堂で一夜限りのアコース
ティックライブ大阪府文化芸術創出事
業『春の謡会』スペシャルコラボも

瑛人flumpoolの山村隆太・阪井一生が出演した大阪府文化芸術創出事業『春の謡会』のオフィシャルレポートが到着した。

3月21日、大阪市にある大槻能楽堂にて、瑛人とflumpoolの山村隆太・阪井一生を迎え大阪府文化芸術創出事業『春の謡会』が開催された。国の有形文化財にも登録されている格式高い能舞台で繰り広げられた大阪府主催による一夜限りのアコースティックライブの模様を紹介しよう。
開演定刻、今宵の進行役、FM802のDJ・大抜卓人が登場し、「この能舞台でポップの演奏がされるのは今日が初めてです」と観客の期待を高めると、これに続くのはなんと能楽師による世阿弥作の能・仕舞「忠度」。その迫力や様式美は能が初体験の人でも思わず息をのむほどだ。そして大抜、山村、阪井の軽快なトークを挟み、ついにライブの時間へ。
瑛人
まずサポート2名と登場したのは瑛人。出だしは南国テイストもまとう「HIPHOPは歌えない」などで一気にリラックスした空気を広げると、約300名の観客は手拍子したり、左右に手を振ったりと瑛人の音楽を堪能。またハッピーチューンで彼の笑顔を客席に伝播させ多幸感もたっぷりだ。しかし中盤はヒット曲「香水」や自身の家族の思い出が詰まったナンバーでグッと歌の世界を濃厚に。
瑛人
特にブレスも聴こえてくるボーカルはモノローグのようでも子守唄のようでもあり、瑛人の影が揺れる能楽堂の景色と相まって物語の中へ引き込む。だがラストはアッパーな「ライナウ」で再びスマイル全開。飾らないMCを含め、その魅力を存分に記憶に焼きつけていった。
flumpool
そして瑛人からバトンを受け取った山村・阪井が率いる今夜限定のバンドでは、代表曲「花になれ」からflumpoolが誇る“花咲く春の歌”を次々に披露。卒業ソング「証」やバラード「春風」などで人々の心を大いに震わす。しかも今日は鍵盤とバイオリンが加わって想像以上のスケール感も創出。そこに山村の伸びやかな歌声と阪井の優しいギターがのり、能楽堂に見えないはずの桜吹雪を描き出す。
flumpool
なかでも大阪出身の彼らが地元で路上ライブをしていた頃を歌う「今年の桜」は、大阪でのライブとあって生まれるみずみずしさも倍増。約30分間で全5曲、ひと足早いエモーショナルな春を体感させてライブはお開きに……となるところだが、今夜は特別。瑛人を呼び入れ2組でコブクロの「桜」の大サービスへ! 極上の2ボーカルで織り成す名曲は最後にこれでもかと聴く者をしびれさせ、貴重な「春の謡会」は感動が渦を巻くなか幕を下ろした。
『大阪府文化芸術創出事業 春の謡会』
尚、このイベントの様子は3/29(月)のFM802『on-air with TACTY IN THE MORNING』でオンエアされる。

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