いきものがかり、初の単独配信ライブ
を開催。15年の歴史と未来が詰まった
ステージに
Photography_TEPPEI KISHIDA
開演時間を迎えるとほぼオンタイムでスタート。そこには横浜アリーナの観客席に佇む3人の姿が映し出されていた。「おひさしぶりです。今日は一緒に楽しんでいきましょう」という挨拶のあと、アコースティック編成で「会いにいくよ」が披露。静寂に包まれた横浜アリーナで吉岡の伸びやかな中高音が響き渡るその光景に、今回のライブが無観客であることを否応なく実感させられた。
「みなさん、元気でしたか?」という水野の問いかけのあとに、「笑顔」で今回のライブは幕を開けた。途中吉岡が画面越しの視聴者に向かって「観てる?」と声をかけ、会場に来ることができないファンに向けてアピールをする場面も。そして終盤には大きなバックスクリーンに「笑顔」を歌うファンの映像が流れ、空間は共有できなくとも心はひとつといういきものがかりがライブに込めたメッセージが感じられた。
そして、「早めにガッと盛り上がっていきます」と水野が語ると、ライブの定番曲「気まぐれロマンティック」を披露し、ライブは一気に最高潮へ。ステージの端から端まで使った迫力のあるパフォーマンスが繰り広げられ、画面越しにでも会場の熱量が上昇することが感じられた瞬間だった。その熱量のまま「アイデンティティ」、「KIRA☆KIRA☆TRAIN」と、新旧の人気曲が立て続けに歌われる。怒涛の3曲を披露したあとには吉岡が「みんながいるって感じ……がしちゃったんだよね」と感慨深く話していたが、紛れもなくその会場にはファンの姿が見えるようだった。
いきものがかり、初の単独配信ライブを開催。15年の歴史と未来が詰まったステージにはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
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