L→R カイ、ユーキ、リョウガ、タクヤ、タカシ

L→R カイ、ユーキ、リョウガ、タクヤ、タカシ

【超特急 インタビュー】
激動の2020年に遂げた進化を
3種のライヴで表した映像作品

これからも僕たちは愛を持ち、
夢を乗せながら前に向かっていく

そして、最終日の12月27日は“クール&セクシー”がテーマということで、リムジンで会場に乗りつけるというオープニングにはヤラれました。

ユーキ
1曲目の「Fantasista」に絶対に似合うから“リムジンで走りながら会場に行きたい!”って、僕から提案したんです。もともとライヴの告知映像にもリムジンが出てきていたので、これはやるしかないでしょうって。リムジンをバックに踊りたいっていう希望も叶えられたし、スーパースター感が出ていますよね。
リョウガ
みんなで“やべぇ、リムジンだ!”って興奮して、中に乗ってみたら“広い!”とか言ってたんですけど、ユーキと僕は閉所が苦手で…。リハとかでしばらく乗ってただけで、“もう降りない?”って(笑)。
カイ
タクヤが“ドア開けて!”って(笑)。車内ではシャンパンを飲んでいる画を撮ったんですけど、それもみんな慣れていなくて、可愛らしいなぁって思いました。かろうじて一番飲めないリョウガが、ちょっと色気があったくらい。
リョウガ
ちょっとお酒が入ってたんで(笑)。曲の前半はリムジンに乗っていたんで、パフォーマンスが見せられなかったんですけど、50(Fifty)さんの振り付けで踊っていてもすごく気持ち良いので、いつかフルで披露できる日を楽しみにしていてください!
ユーキ
そのあとでハットを脱ぐタイミングも、かなりこだわったんですよ。結局「On & On」のイントロで一回無音にして、ステージから“ハッ!”って放り投げようっていう…あれもタクヤの案だった気がするなぁ。いろんなパターンを試して、結局それが一番良かったんです。

テーマの通り、とにかく大人っぽい曲が満載でしたから、黒を基調にしたスーツ衣装もぴったりでしたね。

タカシ
ありがとうございます! ジャケットには薔薇とガーベラとかすみ草の刺繍が施されていて、それぞれ“情熱”“前進”“夢心地”という意味があるんですよ。薔薇で8号車への愛を、ガーベラで前向きな超特急のスタンスを表して、ライヴを観て夢心地になってもらうっていう。つまり、これから僕たちはちゃんと愛を持って、夢を乗せながら前に向かって走っていきたいってことですね。ソロパートの衣装もそれぞれのイメージやステージで使う小道具だとかを訊いて、吸い上げたものを反映させながら作っていきました。

昨秋リリースされたそれぞれのセンター曲を映像とともに初披露したソロパフォーマンスは、この日の最大の観どころでしたよね。それぞれどんなイメージでステージを作られたんでしょう?

ユーキ
砂漠を彷徨っているスナイパーですね。ハートを射抜く狙撃手をイメージして踊らせていただきました。
カイ
僕は2年前に出したセンター曲の「Before Dawn」を映像で流して、後ろ向きな激重ソングとして使わせてもらいつつ。ずっと水を張ったステージで踊ってみたかったから、打ち合わせの段階でできるよと知って“ぜひやらせてください!”と。
タクヤ
僕は拘束されていた鎖を引きちぎって思いっきり激情をぶつけるという、今までならユーキがやっていたような表現で、自分はあまりしたことなかったからやってみてもいいかなって。
リョウガ
曲で歌われている通り、僕は陽と陰というか、人間の二面性が露わになった主人公を演じるような感覚でしたね。ありがたいことに衣装も、その世界観が見えやすいものになっていたので。
ユーキ
3日目のソロパフォーマンスはカメラ割りの編集にもこだわったんですよ。例えばカイは水をバン!と跳ね上げた時にめちゃくちゃいい角度があったんで、それと差し替えたり。リョウガも映像のCGをレベルアップさせたり、レーザーのシーンも斜めのアングルを入れて操っている感を出したり、寄りと引きのバランスも見ながら、よりカッコ良く映っているようにしたので、配信の時の映像とは全然違うと思います!

ダンサー陣のソロに続いては、タカシさんの映像から全員センター曲の「My Answer」が…って、タクヤさん、何を笑ってるんですか?

タクヤ
いや、あの映像すごくさわやかなんだけど、シュールすぎてクスッときちゃう。
リョウガ
河川敷みたいなところにタカシが寝てる!って。
タカシ
まぁ、これからの超特急に対しての決意を心に秘めつつ、自分たちの答え…“My Answer”は自分たちで見つけていくんだと青空を見上げるっていう。
ユーキ
“空見てみ”ってことですよ!
タカシ
そう。“空見てみ in 河川敷”。
リョウガ
ここで回収するの? 何年振りだよ!

昔、SNSでタカシさんのキャッチフレーズみたいに使われていた言葉ですよね(笑)。本編ラストで初披露された「Hero」、アンコールの「Asayake」という締め括りもポジティブで、非常に8号車に寄り添ったものだと感じました。

ユーキ
「Hero」はすごくいい曲だし、締め括りにぴったりなんですよ。曲を聴いた時にパフォーマンスも目に浮かんだので、披露する予定ではなかったところを組み込みました。「Asayake」は曲自体が今の時代にぴったりだし、“前を向いていこう!”というポジティブな意味合いからもラストは必然でしたね。

贔屓目抜きでも進化の見えた3本だったので、6月の東西アリーナツアー『Hoopla!』が本当に楽しみです。待望の有観客ライヴで、タイトルの意味は“騒げ!”だそうですが、その心は?

ユーキ
とにかくこのご時世で溜まったストレスを全て発散するライヴにできたらなと。今まで溜まりに溜まった気持ちを、僕らと8号車でお互いにぶつけ合って爆発させるようなライヴになるんじゃないかな?
タクヤ
8号車全員、失神させます! で、警備員の方々に運んでもらって…
カイ
結局、無観客になるよ!(笑) まぁ、それくらいの勢いで臨みます。

取材:清水素子

Blu-ray『BULLET TRAIN ONLINE SPECIAL LIVE 「Superstar」』2021年3月24日発売 SDR
    • ZXRB-3071〜4
    • ¥17,820(税込)
    • ※完全受注限定生産商品
    • ※WIZY限定販売

ライヴ情報

『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2021 SPRING 「Hoopla!」』
6/04(金) 神奈川・ぴあアリーナMM
6/05(土) 神奈川・ぴあアリーナMM
6/06(日) 神奈川・ぴあアリーナMM
6/10(木) 兵庫・神戸ワールド記念ホール
6/12(土) 兵庫・神戸ワールド記念ホール
6/13(日) 兵庫・神戸ワールド記念ホール

超特急 プロフィール

チョウトッキュウ:2011年12月25日に結成、翌12年6月10日にシングル「TRAIN」でCDデビュー。今話題のメインダンサー&バックヴォーカルグループ。2011年12月25日結成。12年6月にシングル「TRAIN」でインディーズデビュー。17年4月26日にリリースしたCDデビュー5周年記念シングル「超ネバギバDANCE」は初のオリコンウィークリーチャート1位、ビルボードチャートHOT100総合1位を獲得! 18年12月には念願のさいたまスーパーアリーナでのワンマンライヴを成功させ、19年12月〜20年1月にはグループ史上最大規模のアリーナツアーを、20年12月にはグループ史上最大スケールのオンラインライヴを、そして21年6月には神奈川・ぴあアリーナMMにて3日間にわたる有観客ライヴを成功させた。22年 結成10年を迎え、約3年振りとなる全国ホールツアー 『BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022 Progress』を決行。そして、同ツアー初日の4月23日に、8号車と一緒に想像を超えた未来へ行くため、新メンバーオーディション『超特急募』を開催することをLiveのMCにて発表し、同年8月8日の「8号車の日」に追加の新メンバー4名を発表し、9名の新体制となる。“君との笑顔が終着駅”、さらなる進化を遂げた彼らがどんな11年目の未来を進んでいくのか目が離せない!超特急 オフィシャルHP

「BULLET TRAIN ONLINE
SPECIAL LIVE 2020『Superstar』」
12.25ダイジェスト

「BULLET TRAIN ONLINE
SPECIAL LIVE 2020『Superstar』」
12.26ダイジェスト

「BULLET TRAIN ONLINE
SPECIAL LIVE 2020『Superstar』」
12.27ダイジェスト

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着