L→R ジョニー・ダイアモンド(Gu&Vo)、ナオ(Dr&Vo)、ショーン・ホラーショー(Ba)

L→R ジョニー・ダイアモンド(Gu&Vo)、ナオ(Dr&Vo)、ショーン・ホラーショー(Ba)

【首振りDolls インタビュー】
日本のロックの最先端を担っている

ビジュアルでも『ドラマティカ』の
世界を体感してほしい

ショーン・ホラーショー(Ba)

ショーン・ホラーショー(Ba)

これは素人考えかもしれませんが、「Welcome to Strange Night」のイントロがベースから始めるところとかが顕著ですけど、確かにアレンジ面で個々のキャラクターがより強く出ている印象はありますね。あと一曲、「ミルキーウェイ」について訊いていなかったので、この曲についてもうかがっておきましょう。曲はナオさんと戸城憲夫さんの合作で、まさにZIGGY風グラムロックチューンです。これはどういう経緯で作られたものなんですか?

ナオ
戸城さんと出会った時から“New York Dollsみたいな感じの曲が一番いいから、あれみたいな曲を首振りDollsでやったらどうか?”ってずっと言われてて(笑)。今回のアルバムを作るとなった時に“やろうと思うんですけど”という感じで言ったら、ギターが少し展開する部分のコード進行を戸城さんがつけてくれて、それに俺がメロディーを乗せた感じです。ずっとやりたかったことがやっとできました。

ギターリフといい、コーラスワークといい、グラムロックに忠実な感じですよね。前々作『真夜中の徘徊者~ミッドナイトランブラー』に「月明かりの街の中で」というナンバーがあって、あれもグラムっぽい印象ですが、「ミルキーウェイ」はそれ以上じゃないでしょうか。

ナオ
そうですね。
ジョニー
「月明かりの街の中で」は昔のロックの感じですね。1970年代の好きなバンドがいて、それをオマージュしたんです。

個人的には「月明かりの街の中で」の歌詞はTHE STREET SLIDERSを感じたところです。

ナオ
その指摘は流石ですねぇ(笑)。
ジョニー
HARRYさんの歌詞のいい意味でダサいというか、土臭いところを出したいんですよねぇ。THE STREET SLIDERSめちゃくちゃ好きなんですよ。
ナオ
ジョニーはずっと憧れとうよな? “野良犬”という言葉をやたら使いたがる(笑)。

“野良犬”ってのはTHE STREET SLIDERSっぽいですねぇ(笑)。

ジョニー
でも、そこで“おいら”とか言ってしまうと一気にダサくなっちゃうから難しい(笑)。HARRYさんだから“おいら”が許されてるところはあるから。

そんな話を聞くと、このバンドはちゃんと日本のロック年表の中にしっかりといるバンドであることが分かります。

ナオ
入れさせてください!(笑)
ジョニー
でも、今現在は最先端にいるってことですからね。こういうことをしている時点でもう日本のロックの最先端を担っているという、その自覚は大事だと思ってて。現役でいる以上、自分たちは最先端のロックをやっているんだと思ったら“何をやってもいい”って気楽な気分にはなりますよね。

それでは最後にライヴの話をしたいと思います。3月26日に下北沢251、4月16日に大阪Bigtwin Diner SHOVELでワンマンライヴが決定していて、こちらも注目なのですが、それぞれの前後である4月1日~4日が東京・中野spaceQ、4月15日~18日が大阪・紅鶴で“個展ライヴ”を行なうとうかがいました。あまり聞いたことがない形態のイベントですが。

ジョニー
自分たちも考えたことがなかったし、他でやってるかどうか分からないですけど、ショーンがアイディアを出してくれて。今ってお客さんをいっぱい入れてのライヴができないじゃないですか。でも、アルバムのプロモーションもしたい。ライヴができないんだったら個展で作品の良さを感じていただこうというところで、個展ライヴができないかなと。今回はジャケットのイラストをカネコアツシさんに描いてもらったり、写真を寫眞館GELATINさんに撮ってもらったり、CDのブックレットのデザインをcali≠gariの桜井 青さんにしていただいて、すごい人たちに力を貸していただいたので、個展を開いてもすごい世界を作り上げられると思ったんです。

今はライヴ会場でお客さんは声を出せないし、コール&レスポンスもできないような状態ですから、密を避けて展示物を見てもらうことで『ドラマティカ』の世界に近づいてもらいたいというアイディアなんですね。

ショーン
そうですね。音だけじゃなく、ビジュアルでも『ドラマティカ』の世界を余すことなく体感してほしいです。

その個展もそうですし、そもそもナオさんがおっしゃられたように『ドラマティカ』に多くのアーティストさんが携わっていることもそうなんですけど、今の配信が主流な中、首振りDollsはそこに逆行している…とまでは言っちゃいけないのかもしれないですけど、その辺で強いこだわりを持っているバンドだなという気は強くしますよね。

ナオ
そうですよねぇ。何やってんだろうって感じですよね(笑)。

いやいや、そこを守り抜いてほしいと思います。

ジョニー
でも、これはその世代だからかもしれないけど、やっぱりCDとか手に取れるものが欲しいですね。配信だけでもありがたいんですけど、音源を作るからにはジャケットと中身をね。
ショーン
もはやバンドマンにとってCDを作るって贅沢なことになっているというか。だから、どうせ作るなら妥協なく作らないと買ってくれるお客さんにも失礼だと思う。
ナオ
俺はレコードも作りたい!
ジョニー
レコードを眺めて聴くのが自分の中での聴き方というか、それで育ってきてるんで、そういう感じを作りたいですよね。

取材:帆苅智之

アルバム『ドラマティカ』2021年3月17日発売 DOLL RECORDS
    • DOLLS-1
    • ¥3,000(税込)

ライヴ情報

『『ドラマティカ』発売記念単独ライヴ』
3/26(金) 東京・下北沢251
4/16(金) 大阪・Bigtwin Diner SHOVEL

『nao Birthday live!! DRAMATICAL DOLLS SHOW new album〝ドラマティカ〟release tour final!!』
5/15(土) 東京・花劇場 浅草花やしき内施設

『『ドラマティカ』発売記念初の個展ライヴ』
4/01(木)~4/04(日) 東京・中野spaceQ
(4/3、4/4アコースティックライヴ開催)

4/15(木)~4/18(日) 大阪・紅鶴
(4/17、4/18アコースティックライヴ開催)

漫画家・カネコアツシ
写真家・寫眞館GELATIN

首振りDolls プロフィール

クビフリドールズ:2012年1月結成。爆発的成長を続ける今最も危険な三人組。ドラム&ヴォーカルをフロントとした3ピースバンドであり、ナオの昭和歌謡やガレージをルーツとした楽曲に、ジョニー・ダイアモンド(Gu&Vo)とショーン・ホラーショー(Ba)の初期パンクやハードロックのルーツを融合した独自のサウンドを武器としている。ホラーテイストなメイクとド派手でシアトリカルなパフォーマンスに乗せた捻じ曲がった感情を吐き出すような歌唱はひとつの舞台を見ているようだと好評を博している。首振りDolls オフィシャルHP

アルバム『ドラマティカ』トレーラー

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