Editor's Talk Session

Editor's Talk Session

【Editor's Talk Session】
今月のテーマ:
ライヴハウスが
新たに見つけたビジネス

お客さんをパンパンに入れた
ライヴを早く観たい

岩田
アイドルやバンドもライヴハウスを選ぶ時に配信ができるかどうかや、クオリティーを気にするようになっていると思いますが、配信は武器になってきていますか?
馬場
先ほど久保寺さんもおっしゃってましたけど、配信は残り続けるものだと思うので、来場と配信のハイブリッドでどっちでもできるほうが絶対に強いと思いますね。YouTubeでライヴ映像を流したことがきっかけになって、“めちゃくちゃいいですね!”と連絡をもらって無観客ライヴをやってくれたこともあったので、実際にかたちになってきている気がします。
久保寺
アイドルもバンドも配信は場所を選ぶひとつの要素になってくるので、できないと“このライヴハウス、今回は使うのをやめよう”と言われる可能性はあると思います。どんな機材がが揃ってるかも結構尋ねられるようになっていて、カメラの機種などをリスト化して営業資料にしています。
馬場
自分ももともとバンドマンだったから思うのですが、例えばライヴハウスを選ぶ基準って“あそこは楽屋が少し狭い”や“立地的に駅から遠い”とかいろいろあると思うんですけど、その中に配信設備の有無が普通に入っていると思います。
久保寺
あと、この規模のライヴハウスだからこそ、カメラの撮影やチャレンジすることにもインディー感があっていいんですよね。ある程度プロの方が入ると配信が止まったらクレームが出ると思いますが、ライヴハウスの人間にとっては今がそのミスを減らしていくための訓練期間でもあるかなと。空いてる時に新宿SAMURAIが行なっている3万円キャンペーンとかを使って回数を増やしていくのはスタッフのスキルアップにもつながるし、今後のビジネスのクオリティーアップにもつながると思います。
石田
ある意味、ライヴハウスの変革期でもありますね。このコロナ禍で何を得たかが、今後の発展に大きくかかわってくるというか。
千々和
久保寺さんも馬場さんも、今までのご経験の中でバンドマンとしての視点がありますし、マネジメントやレーベルなど音楽業界の中でもさまざまな立場にいたこともあると思いますが、改めてライヴハウスはどういう場所であるべきだと思いますか?
馬場
僕は店長としては2年経ってないくらいでまだ経験が浅いんですけど、最初からずっと考えているのは、来た人を楽しませる場所を提供するということです。自分がバンドマンだった時は、出演するライヴハウスの雰囲気だったり、スタッフさんの人間性を一番見ていたので、立場が変わってもそこは重きを置いています。現場へ来るお客さんとは直接バーを通してコミュニケーションをとったり、配信の時にはSNSを通して少しでも新宿SAMURAIのことを知ってもらえるように努力したり。映像のクオリティーや音の良し悪しだけでなく、人間まで愛してもらえるようなライヴハウスにしていきたいと思っています。
久保寺
下北沢ERAは昔から変わらず、これから音楽を始める人にも夢がある場所でいたいと思っていますね。下北沢ERAはフックが効いてると言いますか、インストバンドも未だにたくさんやってるのは下北沢ERAくらいじゃないかな? たまたま僕がポストロックの経験があったから話しができるというのもあると思いますが、自分たちが面白いと思っているもの…それはアイドルも同じなんですけど、個性があるとか、自分たちがこの個性を磨きたい思うアーティストと一緒に成長していきたいと思って下北沢ERAで働いています。あとは、来やすい環境を作るということですね。下北沢ERAは4階にあって階段でしか登れないので、みなさんの遊び場として“行くのがしんどいと思われないためにはどうしたらいいかな?”とかいろいろと考えてやっています。1FでBAR営業したり(笑)。ただただ楽しい雰囲気を作ってあげたいと思って努力してますし、“どんなジャンルでもいいから下北沢ERAへ出演したかったら遠慮せず相談に来てくれ”と言い続けているので、これからもその点は変わらずにやっていきたいと思ってます。コロナ禍がなかったら考えなかったことはたくさんありますが、やっぱりお客さんを200人パンパンに入れたライヴを早く観たい願望が強いですね。みんなあの雰囲気と感動を求めてライヴハウスに来てるんじゃないかと思うし、早く戻したい一心です。
■下北沢ERA
東京都世田谷区北沢2-34-5 プリマヴェール下北沢4F
http://s-era.jp/

■新宿SAMURAI
東京都新宿区歌舞伎町2-42-16 第2大滝ビルB1
https://live-samurai.jp/

OKMusic編集部

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