Editor's Talk Session

Editor's Talk Session

【Editor's Talk Session】
今月のテーマ:
ライヴハウスが
新たに見つけたビジネス

配信が普及しても
ライヴハウスの軸はブレない

馬場
下北沢ERAは配信に対してはもとから前向きでした?
久保寺
前向きでした。昨年の3月末の時点でカメラ4台は揃ってました。あと、PA陣は音楽に特化したスタッフが揃っているので、負けず嫌いばっかなんですよ。だから、僕もそうですし、クオリティーを上げたいというところで何が必要なのかを調べたりして。やればやるほど難しいと今でも感じてますね。でも、楽しいんですよ。
千々和
馬場さんは配信ライヴに対して抵抗があったんですか?
馬場
すごい反対派だったんですよ。ずっと社内ミーティングで“やらない!”と言い続けていて。今となってはこの考えは古いと自分でも思うんですけど、やっぱり場所を提供している人間である限りは、場所の価値を作りたいとずっと言い続けていて。結果的に今となってはすごい配信をして良かったと思ってるんですけど、最初はどうしても場所にこだわりたい想いが強かったんですよね。新宿に150人が入る場所を持っていて、そこで生で感じてもらうのが一番だと。もちろん今でもライヴに関しては一番だと思っているんですけどね。そんな気持ちで配信用の機材を揃えないままいたんですけど、6月にとあるアイドルが無観客配信でホールレンタルしてくれて。で、それをずっと座って観ていたら、そのクオリティーの高さに感動したんです! “こんなにいいものを届けられるんだったら、僕らもやりたい”と思って、急いで機材を揃えましたね。
千々和
意外ですね。今、新宿SAMURAIでは3万円で無観客配信ライヴができるという激安のキャンペーンまでやられているので。
久保寺
あれはやり方がうまいと思いましたね。
馬場
保証が入るので、それプラス3万円で配信と照明とPAの人件費が賄えるんです。なので、やっちゃおうと。あれもYouTubeの登録者数を増やすキャンペーンでもあるんですけど。そこへの先行投資とトントンでも営業できればいいというのでやってます。
久保寺
今は何が何でもブッキングを入れるということが重要ですからね。
馬場
そうですね。やっぱりアーティストとの関係性を築くためにも、ここで一緒に配信でもライヴをやれば、その先3カ月後、半年後に一本つながってきますからね。今はそこを大事にしようという気持ちです。
千々和
その『目指せ1000人斬!新宿SAMURAI YouTube登録キャンペーン』で3万円での配信ライヴもあるし、YouTubeでライヴ後のアフタートーク配信や視聴者プレゼントを実施するなど、すごく盛りだくさんですよね。新宿SAMURAIは以前からもユニークな活動をされていたと思うんですけど。
馬場
そうですね。ライヴハウスはどこも同じような気持ちを持ってるところが多いと思いますが、基本的には楽しいことをしたいというのが根本にはあるので、常にそこは研究をしてます。スタッフとの雑談で生まれる企画もすごく多いから、ずっとみんなでしゃべりながら“それいいね”と仮でどんどんと始めている感じですね。
石田
新宿SAMURAIはもともとライヴハウス運営などの経験がない人が集まって作ったライヴハウスじゃないですか。だからこそ柔軟な考え方ができるということはありますか?
馬場
あると思います。ライヴハウスとしても4年9カ月とまだ浅く、他のライヴハウスが持っている歴史がないんですね。その分、自由な発想と、とにかく楽しいことを優先しようという気持ちでやっているのが当初からのコンセプトではあります。みんな未経験だからこそ、ただ楽しいことをしたいと動いている人間が多いから、そこは大きいかもしれませんね。
石田
まさに『クリームソーダ部』とかそうですね(笑)。
馬場
楽しんでやってます(笑)。

OKMusic編集部

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