今敏監督の劇場アニメが舞台化

今敏監督の劇場アニメが舞台化

今敏作品の舞台化「東京ゴッドファー
ザーズ」に松岡昌宏ら主演

今敏監督の劇場アニメが舞台化(c)2003 今敏・マッドハウス/東京ゴッドファーザーズ製作委員会 今敏監督の劇場アニメを舞台化する「東京ゴッドファーザーズ」に、松岡昌宏、マキタスポーツ、夏子らが出演することが分かった。
 シリーズ「人を思うちから 其の弐」として、5月6~30日に東京・新国立劇場で上演される同舞台は、年齢も性別も違う3人のホームレスが、捨てられた赤ん坊の親を探すためにクリスマスの東京を駆けまわる奇跡の物語。2003年に公開された原作映画に共感した舞台演出家の藤田俊太郎が、ストーリーはそのままに時代設定を2020年に変更し、演劇でしかできない表現を用いながら今の東京が抱えている問題も描いていくという。
 公演は、6月4~6日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT、6月11~12日に兵庫県立芸術文化センター、6月17~18日に群馬・高崎芸術劇場スタジオシアターでも行われる。
 出演する松岡、演出の藤田のコメント全文は以下のとおり。
【松岡昌宏】
まさか!? 「東京ゴッドファーザーズ」が舞台になる?
そして自分にオファーがきた? 思ったことは2つです。DVDを10数年前に、購入し、本当にこの作品の、ファンである自分にこのお仕事が舞い降りてきた嬉しさ。
もう一つは、おそらく自分の年齢からして、間違いなく、元ドラッククイーンのハナ役だろうなということ(笑)
やりたい放題やらせて頂きます。
新たなキャストの皆さん、スタッフの皆さんとの出会いに、胸を膨らませながら。
こんな時代! お客様には是非スカッとして頂きます!
【藤田俊太郎(演出)】
2020から2021年にかけて、東京はひとつの転機を迎えます。
演出にあたり、アニメーションが公開された2003年と2020年を喜劇と悲劇で繋げたいと思います。演劇は時代を映し出す鏡となり、観客席を照らすと言われます。劇中、コメディは強烈な光となり、同時に東京の闇が見え隠れします。ホームレスの自分探しの物語は、ますます広がる格差や雇用の問題、偏った思想や考えが拡がる時代の中で今を生きる、自分自身の問題として照らし出されるのではないかと思います。私であれば、演出家としていつまで演劇を続けていけるのだろうかと問い続けます。そして劇中の登場人物のように、大声で笑い飛ばしながら自由に力強く演劇をつくっていきたいと思います。
今敏監督とクリエイティヴチームが作り出した数々の作品、また原作のアニメーションに心からのリスペクトを込めた演劇作品「東京ゴッドファーザーズ」。演劇ファンの皆様も、アニメーションのファンの皆様も、たくさんのお客様を劇場でお待ちしております。

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