大泉洋、吉田大八監督にボヤき連発
「全然オーケーが出ない。どんどんパ
ニクる」
本作は、作家の塩田武士氏が、大泉を主人公に当て書きした小説の映画化。雑誌編集長の速水(大泉)が、廃刊の危機に立ち向かうべく奔走する姿を描く。
映画にちなみ、「崖っぷちを乗り越えたエピソード」を尋ねられた大泉は「この映画の撮影が常に崖っぷちでした。皆さんは監督の(演出を)『緻密な設計図』とおっしゃっていますが、要は全然オーケーが出ないんです」と嘆きながら振り返った。
続けて、「(テークは)最低でも3回ですかね。5回、6回、全然10回ぐらいいく。それを長ぜりふでやられるとどんどん焦ってくる。そこにまた浩市さんとか、妖怪レベルの怖い人がいるとどんどんパニクるんです」とボヤきを連発した。
これについて松岡が「『今のはちょっと大泉さんぽいのでNG』というのもありましたよね」と問い掛けると、大泉は「この原作小説、私に当て書きしてるんですよ。それなのに『今のは大泉さんぽいからもう1回』って、何がいけないんだよ!」と不満を爆発させて笑いを誘った。
一方、松岡は、吉田監督の『桐島、部活やめるってよ』に出演したことを契機に、「仕事に恵まれるようになった。まさに8年前、監督に崖っぷちを救い上げていただきました」と感謝の言葉を述べた。
すると、大泉は「君は随分、監督におべっかを使うんだな。俺なんかさっきあれだけ言ったから二度と仕事が来ないぞ!」としながらも、最後は「全部冗談ですからね。大好きですよ」と監督にすり寄った。
映画は3月26日から公開。
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