NMB48「NAMBATTLE~戦わなNMBちゃう
やろっ!~」1位は「きゅんmart」

3月2日(火)、大阪・オリックス劇場で「NAMBATTLE 〜戦わなNMBちゃうやろっ!〜」の決勝大会が行われた。来場者数は1,100人。本イベントは音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを遵守して開催された。1月から「劇場公演」「配信イベント」「ファン投票」の3つのバトルでしのぎを削ってきた6グループ。決勝大会は「NAMBATTLE〜舞〜」「NAMBATTLE〜愛〜」「NAMBATTLE〜挑〜」の3つのバトルで競い、今まで獲得したナンバッジと今回獲得するナンバッジいの合計で最終結果が決定する。

「Overture」と共にオープニング映像が映し出され、MCのミサイルマン(岩部彰と西代洋)、アシスタントの山本彩加が登場。決勝大会の内容を山本が説明した後、NMB48のメンバーを呼び込むとLeopAje(レオパージュ)、みっくすじゅーす、W1N-C(ウインク)、きゅんmart、ちょうぜつかわE、FRONTIERの順でステージに現れた。

まずは歌唱バトル「NAMBATTLE〜舞〜」。グループごとにパフォーマンスを行い、4名の審査員が採点。その順位に応じた数のナンバッジを獲得できる。審査を担当するのはakane氏(振付師)、SEIGO氏(コンサート演出)、スミス氏(映像演出家)、平賀哲雄氏(音楽ライター)。

1番手はみっくすじゅーす。センターの梅山恋和の“ニャーオ!”の声で始まる「妄想ガールフレンド」、2曲目の「わるきー」では歌唱中に実際に“みっくすじゅーす”を作り、アイドルらしい“可愛さ”をしっかりアピール。2番目のきゅんmartは白い仮面をつけて「嘘つきマシーン」をクール、かつミステリアスに演出。2曲目の「スクラップ&ビルド」ではハンドクラップでファンと一体感を作り上げた。3番目のW1N-Cは「ウッホウッホホ」で王冠をみんなで奪い合う“優勝”を意識した演出で盛りあげ、「不毛の土地を満開に」ではかっこよさも見せた。4番目のFRONTIERは、センター上西怜による「しがみついた青春」と“卒業式”の寸劇から始まる「虹の作り方」の2曲。セーラー服という衣装と相まって、青春のキラキラ感がステージに溢れていた。5番目のLeopAjeは激しいダンスナンバーの「Teacher Teacher」と「Don’t look back!」。曲間にSTOMPを取り入れた熱いパフォーマンス力で観客を魅了。ラストのちょうぜつかわEは笑顔いっぱいで「#好きなんだ」を披露。チアのポンポンを持っての「大声ダイヤモンド」では“LOVE”を作り、「大好き!」と叫び、元気さでファンを楽しませた。審査員は採点のため、退席して別室へ。

換気タイムの休憩を挟んで次のバトル「NAMBATTLE〜愛〜」へ。NMB48に関わる内容のクイズバトル。1問正解につき2ナンバッジを獲得。正解数に応じて各グループにナンバッジが付与される。「ファーストシングルのタイトルは?」「衣装をシングルのリリース順に並び替えろ」「(山本彩加が)NMB48の活動の中で一番嬉しかったのは?」と言った問題に加え、同時に3曲のサビを流し、その曲名を当てるという問題も出題された。漢字のミスがあったりしたものの正解率が高く、LeopAjeとみっくすじゅーすが6ナンバッジ、他の4グループは8ナンバッジを獲得。

次の「NAMBATTLE〜挑〜」は、「絆」「勝負強さ」「忍耐」「リベンジ」の4つのジャンルから選び、与えられたミッションをクリアできればその難易度に応じたナンバッジが獲得できるチャレンジ企画。各グループが挑戦できるのは1回のみ。W1N-Cが“ビリビリグッズに反応しない”をクリアして12ナンバッジを、きゅんmartも“ビリビリ手繋ぎ”をクリアして20ナンバッジを獲得。ちょうぜつかわEの眞鍋杏樹が縄跳びの二重跳びのリベンジに挑み、いろんなアクシデントを乗り越えて「配信イベント」での112回の記録を更新して10ナンバッジを獲得した時には会場中から温かい拍手が起こった。

ここで「NAMBATTLE〜舞〜」の採点が終わり結果が発表された。1位はきゅんmart。審査員2名が満点をつけ、合計380点(akane氏100点/SEIGO氏100点/スミス氏95点/平賀氏85点)で15ナンバッジを獲得。以下、2位はW1N-Cで、合計339点(akane氏94点/SEIGO氏70点/スミス氏80点/平賀氏95点)で10ナンバッジ獲得。3位がFRONTIER、合計333点(akane氏98点/SEIGO氏70点/スミス氏85点/平賀氏80点)で8ナンバッジ獲得。4位は326点でLeopAje(akane氏96点/SEIGO氏70点/スミス氏80点/平賀氏80点)とみっくすじゅーす(akane氏92点/SEIGO氏70点/スミス氏89点/平賀氏75点)が6ナンバッジを獲得。6位のちょうぜつかわEは合計315点(akane氏90点/SEIGO氏70点/スミス氏75点/平賀氏80点)で2ナンバッジを獲得した。

続いて金子剛劇場支配人から「ファン投票」5クール目の結果発表が伝えられた。1位がW1N-C(6,037票)で15ナンバッジを獲得。2位がきゅんmart(5,157票)で10ナンバッジ、3位がFRONTIER(3,603票/獲得票数3,135票にメンバーが少ない分の加算票450票を合わせた数)で8ナンバッジ、4位がみっくすじゅーす(3,032票)で6ナンバッジ、5位がLeopAje(2,512票)で4ナンバッジ、6位のちょうぜつかわE(2,105票)で2ナンバッジを獲得。

そして全てのバトルを集計した最終順位の発表へ。見事1位に輝いたのは108ナンバッジを獲得したきゅんmart。2位はわずか3ナンバッジ差でW1N-C(105ナンバッジ)。以下3位がFRONTIER(55ナンバッジ)、4位がみっくすじゅーす(53ナンバッジ)、5位がちょうぜつかわE(47ナンバッジ)、6位がLeopAje(45ナンバッジ)という順位となった。優勝したきゅんmartには優勝トロフィーが授与されたほか、次回作品への新曲とMV、NMB48劇場での新公演の権利も与えられた。

「きゅんmart」メンバーコメント

塩月希依音:最後までファンの皆さんが応援してくださったので1位を取ることができたと思っています。

隅野和奏:7期生でダンス未経験で最初から怖くて…。先輩方のおかげなんですけど1位が取れてうれしいです。

加藤夕夏:皆さんに楽しんでもらおうと思って取り組んできたので、1位を取れてうれしいです。

本郷柚巴:2位で立ち止まっていたので、最後に逆転優勝できてよかったです!

渋谷凪咲:このNMB48のメンバーと戦ったからこそ今の私たちがあるので、NMB最高だな!って思います。

原かれん:途中、足のケガをしてしまって何もできずに悔しかったんですけど、優勝させていただいて、この8人でまた公演ができることが幸せです。

佐月愛果:不安しかなかったんですけど、先輩が助けて下さって、ファンの皆さんが応援してくれて。何か一つ欠けててもこの結果がなかったと思うので胸いっぱいです。

小嶋花梨:ナンバトルを通してNMB48が強くなったと思うし、ファンの方にNMB48の魅力により気づいてもらえてたらうれしいなと思います。

NAMBATTLE特設サイト⇒http://nmb48.com/nambattle/
©NMB48

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佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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