マイペースに2020年振り返り~Hikar
u//の自由綴文 6頁目~

こんにちは、Hikaru//です。
最近は専ら制作など、皆さんに届ける準備に明け暮れる毎日です。忙しくないときほどリラックスタイムは大事だと思うのですが、皆さんはしっかりリラックスタイムしてますか? 皆さんのリラックスタイムの過ごし方、気になる!
さて今回は、2020年を振り返ってみようと思います。
端的に言うと2020年はH-el-ical//としてスタートの年だったかなと思います。ちょっとずつH-el-ical//というものの形が見えてきた気がしていて。
メジャーでは「Altern-ate-」「disclose」の2枚のシングルをリリースできて、会場と通販限定発売のミニアルバムも2枚制作したので、一年を通じてずっと制作をしている感じでした。H-el-ical//として活動するようになってから、いただいたものを歌で表現するというだけではなく、どういう曲にどう歌詞をつけて、どう歌うかということを考える工程が増えています。それに関して「大変じゃないですか?」というお言葉をいただくこともあるのですが、今はそれを楽しんでいます。
撮影=Hikaru//
自分が踏み入れたことの無い未知の領域に足を踏み入れて、自分がやってみたいことや、自分の中で湧いてきた言葉を歌詞にできたりすることがとても楽しいんです。アニメ作品の主題歌でもあるシングル曲に関しては、作品をリスペクトして、そこから感じたものを自分なりに歌詞に落とし込んで制作していますが。
その他に制作した楽曲に関しては、詩先で制作した曲が多かったので、自分の中で決めたテーマに沿って浮かんできた言葉を歌詞にしていて。そういう意味では自由に制作させていただいた一年だったと思います。
「じゃあ苦しいことはなかったの?」と聞かれてもあまり思い浮かばないのですが、一年を通して15曲近く作詞をしていると、自分の持っているボキャブラリーの少なさに苦労したというのはあります。自分が多用してしまう、好きな言葉というのがわかってくるんですよね(笑)。言葉のストックをもっと増やしたいです。
歌詞を書くことでわかってきたのは、自分が皆さんに伝えたいことは、意外に一つなのかもしれないということです。世界観が違ったとしても、Hikaru//から生まれてくる思いの芯は変わらない。ならそれをどう伝えれば表現として広がるのか? というのは、2021年以降の課題の一つだと思っています。
では、歌い手としてのHikaru//はどうかというと、自分が年齢を重ねてきて、年相応の表現・歌い方を見つけていかないといけない、ということを感じています。同じ言葉を歌うにしても、20代と30代で歌うときに発せられる、言葉の含む色のようなものが何か違うように思えるんです。
人生経験してきたぶん、一つの言葉に対する思い出が増えていくし、Hikaru//より人生を長く歩まれている皆さんにも、同年代の皆さんにも、若い皆さんにも曲を聴いてもらえているのなら、自分の言葉の色を歌の中で最大限出すことで、伝わるものがあるんじゃないかなと。
改めてシングルの話に戻りますが、2020年はNBCユニバーサルさんから、5月にTVアニメ『グレイプニル』主題歌「Altern-ate-」をリリースさせていただき、ソロシンガーとしてメジャーデビューすることもできました。
『グレイプニル』の一話が放送され「Altern-ate-」がテレビから流れてきたときは凄く感動しました。ここだけの話ですが、思っていたより身体が震えてしまって(笑)。ソロの威力っていうものを、改めて知ったというか……。
Kalafinaのときももちろん感動したんですが、それともちょっと違う感動というか。全編自分の声しかしない楽曲が映像と一緒にテレビに流れる。最初は画面をまともに見ることができませんでした。緊張が勝ってしまって(笑)。テロップにH-el-ical//の文字を見たときは、涙が出そうだったのを今でも覚えています。
2020年で辛かったことといえば、新型コロナウイルス感染症対策のため、4月5日に開催予定だった『H-el-ical// Acoustic LlVE 2020~elements~』が中止になったことでしょうか。そのリベンジともなった、年の瀬12月29日に開催した『H-el-ical// acoustic LIVE 2020 「咲 -SHOW-」』は本当に開催できてよかったと思っています。足を運んでくださった皆さん、気持ちを飛ばしてくださった皆さん、本当にありがとうございます!
撮影=アンザイミキ
約13ヶ月ぶりのライブの感想は、一言で言えば「燃え尽きた……」になってしまうのですが(笑)。昼公演のMCで「夜公演に余力残すこと考えず、全力でやります」って言って全力で歌ったら、本当にヘロヘロになってしまい(笑)。「夜公演までに復活しなきゃ!」と思って精一杯復活して、夜公演も全神経、全体力を使ってステージに立たせてもらいました。
正直、あんなにたくさんの皆さんが会場に足を運んでくださると思ってなかったんです。公演が始まったとき震えていたんですけど、緊張だけではなくそのことで感動して震えていたというのもあります(笑)。一曲目が終わって客席が明るくなったときに、皆さんの顔が見えて、泣きそうになってしまいました。「今日はここにいる皆さんと会話ができるんだ」と純粋に感じることができたというか。
この状況下に足を運んでいただいたことが今でも信じられないくらいです。ファーストライブは、ソロとしてどういう感じなんだろう? と好奇心を持って参加していただいた方もいるかと思うんですが、今回は開催する側も、参加する皆さんもより決断が必要な状況だったと思うんです。だからこその幸せも噛みしめることもできました。終わったあと関係者の皆さんに「凄く楽しそうだったね」とお声をいただいたのですが、「こんなに想いの詰まった時間を楽しまなかったら損でしょ?」という気持ちだったんです。
実際皆さんがマスク越しでも楽しいという空気を伝えてくれたから、自分も楽しく過ごすことができたんだと思います。そういう意味でもしっかりと “会話” できたんじゃないかなと思っています。とてもとても特別な時間でした。改めて本当にありがとうございます。
2021年はもっとやれることを探していこうと思っています。自分の考えだけだと視野が狭くなるし、スタッフ側から提案されたものも挑戦していきたいですね。まずH-el-ical//として、もっとたくさんの人に知ってもらわないといけないと強く感じるので、その努力や工夫は惜しまない一年にしたいです。
SPICEさんにもこのコラム上でレポートなどをさせていただき、凄く勉強になる部分も多いです。自分が体験したイベントの魅力的な部分を、どう文章にしたら皆が楽しく読んでくれるかな? と考えながら書くことが、難しくもあり、楽しい部分なのですが、Hikaru//のTwitterなどに「興味を持ちました!」とレスポンスもいただけたりして。皆さんと今までと違う “会話” もすることができています。
さらに、自分が何を感じたかを文章にすることによって、自分を見つめ直す機会を貰っている気もしています。思っているだけより、文章にする方がより自分との対話になるというか。これからも沢山の機会のなかで、悩みつつも楽しいを発信していければと思います。もちろん締切は守りつつ! ですが(笑)。
今回の自由写真は、
撮影=Hikaru//
自分のリラックスタイムの一つはバスタイム。
最近のお供のキャンドルとお水。
では、また次回まで。

文=Hikaru// 写真=Hikaru//、アンザイミキ(ライブ撮影)

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