“サウナー”たちによる究極のサウナ
番組 『サウナーーーズ2』 放送を
前に磯村勇⽃×北村匠海がサウナを語

プライベートでサウナ愛好家の道を歩む俳優の磯村勇⽃が届ける究極のサウナ番組の第2弾『サウナーーーズ2』が、2021年3月よりWOWOWで放送される。第2弾には北村匠海も参戦し、番組を通してサウナー(=サウナ愛好家)を増やすミッションにチャレンジする。
第2弾は目の前に広がる海を眺めながらプライベートサウナとプールを楽しめる「Futtu villa」(千葉県富津市)からスタート。どこかフィンランドの自然を彷彿させる最高のロケーションの中、二人はさらにテントサウナにも挑戦。北村が自ら薪を割り、火をくべて薪サウナを焚き、磯村はこの日のために習得した「ウィスキング」(白樺などの枝葉の束で身体を叩くマッサージ)で親友の北村をおもてなし。サウナをあらゆる角度から楽しみ、北村を「過去イチ!」と言わしめた、ととのいへの境地へ。
そして収録後の二人を直撃し、今回の企画への想いや、それぞれのサウナ愛を聞いた。

ーー収録を終えて、今日1日どうでしたか?
磯村:いや、すごかったです。こういうふうに開放感があって自然と触れ合いながらっていうのはなかなかないですよね。
撮影/水野嘉之
ーー今こんな状況なのでなかなか行きづらいっていうのもありますしね。
磯村:そうなんです。だから人がなるべくいない時間帯に行ったりしていますね。あとはまだあまり知られていない新しくできたサウナを開拓したりしています。
ーーお二人は、どんなタイプのサウナが好きですか?
磯村:混んでいるサウナよりも、やっぱり人が少なくて湿度が高いサウナが好きですね。
北村:僕はカラッとしてるのが好きですね。水風呂でベールまとってからベールが溶け始めるくらいに出るんですけど、その温度差がちょうどいいサウナが好きです。
ーーサウナとの出会いは?
北村:僕は18歳の時に先輩俳優の(仲野)太賀くんにマルシンスパに連れて行ってもらったのが最初です。太賀くんがちゃんとサウナの入り方の工程を教えてくれたので最初から「ととのう」がわかっちゃいました。その時撮影が忙しい時だったので洗われるような感じがありました。
磯村:僕は、サウナを舞台にしたドラマ『サ道』の撮影に入るにあたって「ととのう」の感覚を知らないと演じられないと思い、それを知るために撮影がインする前に行きました。2セット目で「なんとなくこれなんだろうな」っていう気持ちよさが襲ってきて、それが僕の「初ととのい」でしたね。
ーー今日はととのいましたか?
磯村:今日はもう一発目から。
北村:一発目から過去イチくらいととのったかもしれないです。ロケーションも相まって。二人で話してたんですけど、青空で海の音、鳥の声を聞きながらっていうのがすごかったです。
撮影/水野嘉之
ーープールも冷たかったですよね。13、14度くらいですかね。
北村:体感はもっと低かったくらいかも。首から下の感覚がなくなるくらい水風呂入れたんで。いやぁ、すごかった、一発目!
磯村:いやぁ、すごかったね。全部揃った!って感じだったよね。
撮影/水野嘉之
ーー「サウナーーーズ」のシーズン1で、フィナーレでサウナの本場フィンランドに行くのではなくて、いきなり初回がフィンランドでしたよね。
磯村:それがやっぱり「サウナーーーズ」の変態具合ですよね(笑)。まだサウナ歴1年とかで本場フィンランドへ行かせてもらってありがたく思いましたし、そんな素人サウナーでも「フィンランド行こうよ」と言ってくれる企画性の強さというか勢いがありましたね。
ーーフィンランドのサウナを堪能して日本に帰ってきて、何か違いを感じたりしましたか?
磯村:やっぱり一番は水風呂ですね。フィンランドには水風呂というものがないので、湖か海か、あるいはシャワーか、あとは浴びずに外に出るみたいなスタイルですよね。僕的には水風呂に入ってととのい椅子に座るのが好きだなというのは日本に帰ってきて感じましたね。もちろん大自然があれば湖に入ったりでいいんですけど。その辺は日本は水風呂があるので、日本人に合ったサウナスタイルなのかなと思いましたね。
ーーフィンランドのサウナってコミュニケーションの場だなっていうふうにおっしゃってたと思うんですけど、日本ではどうですか?
磯村:日本のサウナでもいつも行ってそこで会う方同士はおしゃべりしていますけど、先輩と後輩が一緒に行ってちょっと堅苦しい話をするというイメージもありますね。フィンランドは会話するのが当たり前で、知らない人同士も話して交流して、人脈を作っていくというのを日本よりも強く感じました。フィンランドって幸せの国って言われていますし犯罪も少ないっていうのは、人が人を助け合って支え合っているのかなって感じました。
北村:今日移動中車の中でも話していたんですけど、日本人は働きすぎなんじゃないかと思う時もあるし、時間にちょっと縛られている気がしています。サウナは何もかも忘れるし、優しくなれるし。まさにPEACEなんですよ。
ーー今日は薪と電気、ふたつのサウナに入られましたけど、どうでした?
北村:今日は自分で薪をくべて火をつけたんですけどやっぱり匂いがいいですよね。サウナにおける香りとかネイチャーを感じるのがすごく好きなんです。今日は特にヴィヒタの葉の香りと薪の香りっていうのに包まれてすごく幸せでした。自分が森になって根を生やした感じでした。
撮影/水野嘉之
ーーウィスキングはどうでした?
北村:ウィスキングは初めての体験だったんですけど、いやぁちょっともうひとつ新しいことを知れた感じです。水風呂で横になったときに、きっと意識飛んでました。耳も使うから、音とか体の感覚とか体の感覚器官が全部持っていかれて無になって、何も感じない領域がありましたね。
磯村:顔の表情がロボットみたいになってたよ(笑)。意識なかったんだね、あの時!
北村:空気を味わう感覚っていうのもあったし、温度というよりは空気を体全体で感じました。でもハニーソルトだけは……(笑)!
撮影/水野嘉之
ーー何があったんですか!?
北村:ヴィヒタでバンバンやってもらって、最後に体にオレンジを塗られ、そのあとハニーソルトを塗りたくられたんです。でもあれ……きっと間違ってる感じがしてました(笑)
磯村:もうハニーソルトからは、完全に僕の我流です!
北村:オレンジはまだわかったんですよ、匂いもよかったし。でもハニーソルトを塗りたくられた時だけは「何かが違う」って思いました。(笑)
磯村:感じた?
北村:感じたよ!だって最初の腕のあたりでもうハニーソルト全部ないんですよ!だから腰のあたりから、もうただいっそん(磯村)の手が僕に触ってるだけ!(笑)
磯村:あったかい手で擦り合わせたらハニーが全部溶けちゃったの。バレてるって思ってたけど堂々とやりました!仕方ない!
北村:そのあといっそんがやってくれたウィスキングを視覚でおぼえていたので、その通りにやってみたけど、自分でもサウナで頭が冴えすぎていてすごい再現力でウィスキングできたんですけど、ハニーソルトだけは違うなって思いましたね。(笑)
撮影/水野嘉之
磯村:僕もやってもらってわかったけど、あれ、違うわ(笑)
ーーシーズン2はどうなっていくんでしょうか?
磯村:ウィスキングっていう初めてのことも教えてもらったので、サウナをより奥深く理解していきたいなと思います。いいサウナを巡って楽しんでいるだけではなくて、自分自身がサウナスキルを学んでいって匠海とか、来てくれるであろうゲストの方たちに自分でおもてなしできる武器を身につけていくとともに、やはりこんなご時世になってしまったのでもう一度サウナのあり方っていうのを探しながら、サウナ仲間を増やしていきたいというのが一番にありますね。まだまだサウナについて知らないことがいっぱいあると思うんですよ。だってテントをサウナにしようって発想が……おかしいじゃないですか!(笑)だからなんかあると思うんです、これサウナにできるんじゃない?ってもの。それを見つけていきたいですね。
撮影/水野嘉之
北村:おもてなしはいっそんの人間性的にもとっても合ってていいなって思います。サウナを発信していくのは微力ながら僕もやりたいですね。やっぱり水風呂のハードルっていうのがありますし、苦手っていう人が多いですもんね。無事にバンドメンバーは全員サウナ好きになりましたけどね!
ーー特に女性は水風呂嫌がると思うんですが、どうしたらいいと思いますか?
北村:僕、初めて水風呂入った時に焦ったんですよ。心拍数がめちゃくちゃ上がって、心臓の音も聞こえるし、自分の吐く息も冷たくなってくるし。あらかじめそういう不安要素を口に出せばいいと思うんです。
磯村:サウナーになるための施設をつくればいいんじゃない?養成施設!水風呂を15度16度17度18度っておいて、自分に合う段階の水温を見つけてもらってそこから徐々に慣らしていくっていう。
北村:それいいね。サウナってその人によって入る時間も違えば、ととのう感覚も違うというか、「あ、これだ」っていうのがあると思うんです。あと、自然はいいかも。特に女性は銭湯サウナとかより、自然の中のサウナとか。いいロケーションでサウナを味わうとサウナってこんないいんだって思えるだろうし。
ーー最後になりますけど、サウナってお二人にとってなんでしょう?
北村:僕はよくサウナとスパイスカレーについて話すんですけど、サウナに関しては宇宙とかガイア理論に近いですね。ウィスキングに関してはもう完全に音楽でした。リズムも音も全部。
磯村:宇宙の表現は僕もわかる。でもこれはサウナを知っている人じゃないと引かれちゃうかもね。もうちょっとわかりやすくいうと、本来の人間に正してくれるっていう感じですかね。
撮影/水野嘉之
ーー北村さんは、DISH//で「SAUNA SONG」という曲も出してますよね。
北村:そうなんです。ラッキリ(Lucky Kilimanjaro)の熊木くんと曲の話していて、原案を二人で考えているときに、今伝えたいこと何?って話になって。ちょっとネガティブな部分があるこの世の中を少しでもポジティブに変えたいよねってなったんです。じゃあみんなととのえばいいよね、って話から、サウナの曲にしようとできあがった曲です。
ーー番組で伝えたいところ、見所は?
磯村:こうしてシーズン2ができたのもサウナが好きな皆さんのおかげだと思っています。それはすごく感謝してますし、WOWOWさんもこうやってサウナの番組続けさせてくれているっていうのはありがたいですね。まだまだサウナ歴は短いので一緒に成長していきたいです。僕らがこうしてサウナに入ったら連鎖すると思うんです。それを見て「行きたいな」とか「ちょっとしあわせになったな」と思ってくれたらサウナーーーズの意味があるのかなって思います。
北村:僕が最近感じているのは、過去にサウナのブームがあって、またリバイバルしているのはうれしくて、僕らは宇宙のような広い世界を見ているのかもしれないけど、この番組を見てくれる方々にはエンターテインメントとして見ていただいて興味を持っていただけたらすごくうれしいし、フィンランドみたいに、サウナがあるライフスタイルを持つ人がたくさんいる世の中になってくれたらと思います。
取材/岩田リョウコ 撮影/水野嘉之

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