真心ブラザーズ、東名阪ツアーファイ
ナル・日本青年館ホール公演『Cheer
up!006』のオフィシャルレポートが
到着
2021年1月31日(日)、東京・日本青年館ホールにて、真心ブラザーズがライブ『Cheer up! 006』を行った。この公演は、新型コロナウイルス禍以降で真心ブラザーズが行った東名阪ツアーのファイナル。客席は一席飛ばしでキャパの半分、入場時に手の消毒と検温、歓声NG、規制退場等の、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底した上での開催。Streaming+で、生配信も行われた。
長年ライブでプレイされてきた、真心ブラザーズのスタンダード中のスタンダード、「拝啓、ジョン・レノン」で、ライブはスタート。2曲目は、2020年10月14日にリリースされたばかりのニュー・アルバム『Cheer』から「かっこいいだろ」が歌われる。曲終わりで湧き上がる大きな拍手に、YO-KING、「うれしいね。声援を拍手で補おうというその態度が、桜井の胸を打ってます」。
以降、「妄想力」「緑に水」「サンセットハンター」など、『Cheer』の10曲のうち8曲が披露された。5曲目の「サンセットハンター」では、桜井、ギターを膝に置き、ペダルスチール・プレイを聴かせる。
9曲目は「アルバムではYO-KINGが歌っていますけど」と、桜井が「光る人」(『FLOW ON THE CLOUD』2017年)でリード・ボーカルを取る。12曲目「人間はもう終わりだ!」で、経年劣化どころかどんどんすごくなるボーカルを存分に聴かせたYO-KING、歌い終えて「今日もいい声してたわあ、俺」と自画自賛。
桜井は、「今年も大変そうですが、なんとかお付き合いください」と、ここで改めて新年の挨拶をした。
真心ブラザーズ
「パッチワーク」に続いて「炎」が始まると、ステージ後方の、『Cheer』のジャケットのチア子さん(タナカカツキ画)のバックドロップが上がり、お立ち台の上に「炎」のMVに出演したキッズ・ダンサー、実紗・莉音・海優の3人が登場。ステージを縦横無尽に移動しながら、MV以上にキレキレのダンスを見せる。YO-KING、3人がそばに来るたびに、一緒に踊ろうとするも、たちどころに付いていけなくなり、歌いながら照れ笑い。
年一回、中野サンプラザで、MB’ sと共に10人編成で行うのが恒例になっているこのライブ、今回は昨年の振替公演なので、昨年のままの『はしゃぎすぎてる春の大人さ2020』というタイトルである。当初は1日2公演で開催する予定だったが、二度目の緊急事態宣言を受け、19:30開演で組まれていた2回目のステージは見合わせ、1回だけの公演になった。
「このタイトルを付けた頃には、まさかこんな世の中になるとは……のんきな時代に生きてたんだな」と、桜井。それをYO-KINGが、「でも、はしゃぐのは自由だから、いいんじゃないですか?」と受ける。
そして、最後に演奏されたのは、2006年のアルバム『FINE』から、「Rolling」だった。1F席も2F席も、身体を揺らしたり、腕を振り上げたり、ハンドクラップをしたり、思い思いのアクションで、ステージにエネルギーを投げ返した。
なお、このライブのStreaming+の配信は、2021年2月6日(土)23:59まで、アーカイブでの視聴が可能。
文=兵庫慎司 撮影=shibata eri
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