中島ヨシキ・榊原優希【インタビュー
】『僕ら的には理想の落語』主題歌「
妄想亭のテーマ」収録後インタビュー
&第5話先行カットが公開

中島ヨシキ、伊東健人、土田玲央、榊原優希が腐男子噺家を演じるBL✕落語番組『僕ら的には理想の落語』。その主題歌「妄想亭のテーマ」を歌うキャスト陣のインタビューが到着した。今回は万識役の中島ヨシキ、茸丸役の榊原優希インタビューを、収録風景の写真とともに紹介する。和穏役の伊東健人、上利役の土田玲央のインタビューは後日公開予定。
主題歌「妄想亭のテーマ」は、作詞・作曲をヒゲドライバー、編曲を橘亮祐さんが務る、軽快なラップ調のリズムが印象的な楽曲。落語とBLがテーマの番組らしい、巧みな言葉遊びがふんだんに盛り込まれている。
主題歌レコーディング後インタビュー
【インタビュー】中島ヨシキ(万識役)
(c)ぼくらく
――今回歌われた番組主題歌「妄想亭のテーマ」について、第一印象はいかがでしたか?
中島:番組のコンセプト自体、今までにないことをやろうとしている内容ですので、主題歌も今までにない感じの曲にコミカルな歌詞……ヒップホップ系のリリックがマッチしていて、とてもカッコいいなと思いました。聴いていただくと歌詞のイメージが強く感じられると思いますが、よく聴くとオケがすごくカッコイイメロディになっているんです。歌詞とメロディのギャップがすごい(笑)。でも、そこで「あ、この企画と歌はガチなんだな」と思いました。そもそも、最初に番組の企画を聞いたとき、とてもとがった企画だなと思ったんですよ。落語自体は別企画で経験はありますが、そこにBLをプラスする。しかも声優が実写でやる。これはエッジが効いているなと(笑)。収録に先んじて落語の稽古もさせていただいたのですが、本当にガチでした。僕、ガチしか言ってませんが、このガチな感じは、企画として本当に面白いものを作ろうとしている、僕たちも一緒に面白いものを作っていくんだ、という思いを肌で感じることができたので、レコーディングはとても楽しめました。
――レコーディングは順調に進まれていたようですが、ご自身としてはいかがですか?
中島:僕よりも先に土田玲央くん(上利[あがり]役)と榊原優希くん(茸丸[たけまる]役)がレコーディングをしていまして。2人は僕の事務所の後輩でもありますし、作中でも僕が演じる万識(よろしき)の弟弟子という立場なんですが、この2人が元気いっぱい、可愛い感じで歌っていたので、兄弟子らしく、大人っぽくやろうと思って臨みました。あとは最後にレコーディングする伊東(健人)さんが好き勝手やって、出来上がったものを壊していくと思います。きっとすごく熟成された伊東健人が出てくると思うので、全体のまとめはお任せしようかなと思っています(笑)。
――ちなみに土田さんと榊原さんの歌を聴いてみて、いかがでしたか?
中島:あれはふざけてますね……。先輩として繰り返し言いますが、ふざけてます!(笑) 榊原くんに至っては、BLなのに性別が迷子になっていたので「雄みを残しとけ!」と思いました。この可愛らしい声たちと、僕たちの声がどう混ざるのか、すごく楽しみです。
――歌う中で、難しさを感じた部分はありましたか?
中島:韻を踏むと言いますか、音とリズムを覚えるのは大変でした。本当にガチな曲なので、実際に歌ってみるとかなり難しいんです。番組の撮影に向けて、落語の稽古をしていただき、本当にこの企画をやるんだという実感が湧いてきたところで今日のレコーディングがあったので、より世界観に入りこむことはできましたけど、“落語家”というキャラクターを身にまとって、歌の大部分に音程がないラップを歌う。覚えるまではなかなか大変でした。これという正解がないものだと思うので、スタジオで歌ってみて、自分の理解が正しいのかを確認しましたね。でも、落語の稽古を経て、落語もラップも言葉遊びしているところが似ていますし、落語は日本のラップみたいだなと感じましたので、番組にあった主題歌だなと思います。
――お気に入りのフレーズ、印象的なフレーズはありますか?
中島:「ベーコンレタス」じゃないですか(笑)。キャラクターソングで「ベーコン」という歌詞が出てくる歌を歌ったことがないですし、「ベーコン」って言ったら「レタス」ってコールアンドレスポンスが返ってくる経験も初めてでした。しかも「ベーコン」、「レタス」ときたら「トマト」のはずが、「ベーコンレタス」で「整う」んですよ? 何が、って話ですよ(笑)。全体的に言い回しがおしゃれなのに、いきなりこのフレーズが出てきますから、目も耳も歌詞にいってしまいますね。「整いました」という歌詞すらもいやらしく聞こえてきますし。改めて端々にいろいろなものを感じるなと思いました。
――では最後に、番組や楽曲を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
中島:まずはこの番組を知ってくださって、そして楽曲を聴こうという意思を持ってくださって、ありがとうございます。この楽曲がCD化され、フルを聴きたいと思って購入される方は大変コアな方だと思います。番組のファンになってくださった方なのか、それとも僕たち個人個人を応援してくださっている方なのかはわかりませんが、ここまでたどり着いたということは、何も怖くないと思います(笑)。僕、伊東さん、土田くん、榊原くんは同じ事務所ですが、じつはこの4人で歌うのは初なので、ちょっとしたレア感を感じていただける曲になっていると思います。もしこの曲を皆さんの前で歌うことがあるとしたら、その時は皆さんも一緒に歌ってもらいたいなと思いますので、ぜひ覚えてください。「ベーコン」「レタス」のようにコールアンドレスポンスが一緒にできたら、それはそれは不思議な空間になると思いますので(笑)。「妄想亭のテーマ」はとても意欲的な曲なので、1曲で終わるのはもったいないなと思います。ぜひ番組共々応援いただいて、また披露したり、新曲を出したりする機会があったらいいなと思います。よろしくお願いします。
【インタビュー】榊原優希(茸丸役)
(c)ぼくらく
――今回歌われた番組主題歌「妄想亭のテーマ」について、第一印象はいかがでしたか?
榊原:楽しい曲だなと思いました。曲調がすごくオシャレな感じなんです。和も感じられますし、ラップが入ってカッコよくまとめられていますし、歌詞はBLですし(笑)。にぎやかで、でもしっかりと落語らしさのある楽曲だと思いました。落語もいろいろなタイプのお話がたくさんあると思うのですが、同じようにこのテーマ曲もいろいろな面が感じられて、すごくいいなと思います。
――レコーディングはいかがでしたか?
榊原:歌っていてすごく楽しかったです! ラップのパート、普通に歌っているパート、番組本編のようなセリフかけあいのパートと、いろいろな歌い方ができたので。茸丸(たけまる)くんなら、このくらいぶっ飛んだことをするんじゃないかな? と想像しながら試すのが楽しくて、ノリノリで歌ってしまいました。歌いながら、ちょっと踊ったりしてました(笑)。
――特にご自身で茸丸らしさを一番強調して出した部分などはありましたか?
榊原:土田玲央さんが演じる上利(あがり)くんと掛け合うパートがあるんですけど、テンポよく掛け合うことで、どんどんテンションが高まっていく感じで歌わせていただいたんです。ここは上利くんと茸丸くんが話しているとこんな感じに盛り上がることもあるのかな? と想像しながら歌いましたし、先にレコーディングをしていた土田さんの歌声を参考に聞かせていただきながら、僕がレコーディングの時点で感じている茸丸くんらしさを一番出した部分でもあります。
――お気に入りのフレーズはありますか?
榊原:歌の冒頭にある「ふぅ・・・んじゃそろそろ始めますか」ですね。仮歌を聴いたときからすごくオシャレな入り方だなと思っていまして。かつ、さりげなく妄想亭らしい歌詞でもあるなと(笑)。これを万識(よろしき)役の中島ヨシキさんが歌うと想像したら、もう楽しみで楽しみで仕方ないです! 歌を聴いていただくと、歌詞の端々にさまざまな解釈の余地があるので、それを探すのも楽しいと思います。
――こんな風に歌いたいというイメージはかなり固まっていたのでしょうか?
榊原:どういう風に歌おうというよりも、「茸丸くんってどんな子だろう」というのをかなり想像しながらのレコーディングでした。仮歌はとてもカッコよくて大好きなのですが、「でも茸丸くんだったら、きっとこう歌うだろうな」と。カッコよさは出しつつ、茸丸くんらしさも出しつつ、どのくらいの塩梅がいいのかなと思いながら調整していきました。とはいえ、「妄想亭のテーマ」は僕を含め4人で歌っておりますので、先輩方の声もすごく素敵に響くんだろうなと思います。3人が落ち着いた雰囲気で歌う中、妄想亭の暴走機関車こと茸丸くんはいい感じに暴走していると思いますので、ご期待ください(笑)。
――では最後に、番組や楽曲を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
榊原:ものすごく楽しく歌わせていただきました!し、その雰囲気がきっと伝わるんじゃないかなと思っております。ぜひ一緒に盛り上がってください。一緒に妄想しましょう(笑)。
(c)ぼくらく
『僕ら的には理想の落語』主題歌CD『妄想亭のテーマ』は、2021年3月26日(金)発売。
第5話場面カット&オフショットが到着
(c)ぼくらく
[#5] 夢の女
出演:妄想亭 万識(中島ヨシキ)・妄想亭 和穏(伊東健人)・結城陽都(吉田大輝)・間島誠司(綾切拓也)
カフェで仕事をしている常連客の誠司のもとに、注文されたコーヒーを持っていく店員の陽都。誠司はそれをそっけなく受け取りつつ、陽都が去っていく姿を凝視していて......。その視線に、誠司が秘めている“闇”を感じ取る和穏。妄想を膨らませつつ、たまには思いっきり好みな噺がやりたいと万識に語る和穏は、落語の演題『肝潰し』のことを思い出し――。
(c)ぼくらく
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▼オフショット
第5話オフショット (c)ぼくらく
第5話オフショット (c)ぼくらく
第5話オフショット (c)ぼくらく
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