岡田浩暉、“元祖ミュージシャン俳優
”ブレイク後の葛藤「周りのスタッフ
の対応も...」

 俳優としても活躍する、音楽ユニット・To Be Continued岡田浩暉が、21日深夜放送のテレビ東京系『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』に出演。“元祖ミュージシャン俳優”として活躍後、葛藤を抱えた自身を振り返った。

 1991年にデビューしたTo Be Continuedのボーカルとして活動していた岡田。「相当な力の入れようで、音楽番組はだいたい出てました」と所属事務所からの猛プッシュを受けていたようだ。

 だが、テレビ朝日系の人気音楽番組『ミュージックステーション』にも10回以上出演したものの、3年にわたり鳴かず飛ばずの状態。「そろそろ危ないと。次のシングルがジャッジされると思う、という感じだった」と土俵際に立っていたという。

 そうしたタイミングで「TBSでミュージシャンを俳優として発掘しようという動きがあった」と岡田。「福山(雅治)さん、高橋克典さんもそうですよね、その中で僕が一番最初に声がかかったと思う」と話し、岡田は今でこそ多いミュージシャン俳優のはしりに。

 オーディションで合格し、初出演したのがTBS系ドラマ『もしも願いが叶うなら』。中山美穂が主演した人気ドラマで、岡田が演じたのはダウンタウンの浜田雅功の弟役。そのドラマのために作った楽曲が視聴者の要望もありCD化され、To Be Continued最大のヒット曲となる「君だけを見ていた」だった。

 その後、岡田は『愛していると言ってくれ』(TBS)、『カバチタレ!』(フジテレビ)など数々の人気ドラマに出演。バブル時代の豪快な打ち上げの様子も明かしたが、その一方で、To Be Continuedはヒット曲に恵まれず1999年に無期限の活動休止を余儀なくされ、俳優としてもメインどころの仕事がなくなっていった。

 「一回、行ってから下るときついんですよね」と当時を振り返る岡田。収入面が下がるのはもちろん、「周りのスタッフの対応も、遠くのほうで『あっ、いたな』と声かけようと思ったら…いなくなるみたいな」と周囲の変化を感じた様子。「バンドが休止になってから大変でした」と葛藤を抱えたことを明かした。

 それでも、最近では『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)、『下町ロケット』(TBS)などの話題作にも出演している岡田。To Be Continuedが今年で30周年を迎え「役者としてもすこし落ち着いてもきているので、その時の曲を一緒に共有できたらなって、今年、再始動」と活動再開を報告し、嬉しそうな笑顔を見せていた。

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