【川畑 要 インタビュー】
音楽の力でみんなに
元気になってもらいたい
初めてのソロでの生配信ライヴなので
自分の中では初ライヴ的な気持ちで臨む
そして、1月の配信ライヴですが、以前から構想はあったんですか?
これは独立して1カ月ぐらい経った頃に考えたことなので、結構最近ですね。ここもスピード展開でした。最初は有観客か配信かで迷ったんですけど、新型コロナの感染者数がまた増えてきていたので、今回は生配信だけにしようと。
ライヴのタイトルが“Never Been Better”で。“これまでになく良い”“最高だ”という意味だけに、意気込みや想いがうかがえます。
カッコつけるのは苦手なので、“今の俺の状態はどうだ?”って考えて、“絶好調だ!”と思ったので、その気持ちをタイトルにしました。しかも、この日はバースデーですし。
タイトルからも“絶対に楽しいライヴになるだろうな”と観る側のテンションも上がります。
そう言ってもらえると嬉しいです! 音楽の力でみんなに元気になってもらいたいですから。
となれば、セットリストも気になるところですが。
過去の曲や最新の曲も混ぜながら、YouTubeでいろんな曲をカバーしているのでカバーコーナーも作ろうかと思っています。期待しててください!
今やっていることがこのライヴに集約される感じですね。
はい。いろいろやり始めていて、点が線になる感じにしたかったので、まずはこのライヴに集約させようかと。もちろん初めてのソロでの生配信ライヴなので、やったあとで“あそこはああすれば良かった”というところも出てくると思いますけど、まずはやってみないと始まらないですからね。
これまでたくさんライヴをしてきているので、初ライヴではないですけど…
いや、自分の中では初ライヴ的な気持ちで臨みます。さっき話した“やってみないと分からない”という考えはデビュー前から変わってなくて…例えば、20年前にオーディションに行ったからデビューする夢が叶ったわけで。“行こうと思ってた”だけでは叶うはずがなくて、行ったからこそ掴んで、学んで、ここまで来られた。だから、今も“どうかな?”って迷った時にはオーディションの時の気持ちを思い返すようにしています。
ちなみに、ライヴタイトルで他に候補があったりしましたか?
いくつかありました。僕はアパレルもやっているんですけど、そこで今年の方向性とかを考えていると前向きな言葉が頭に浮かんでくるんです。今のよろしくない時代の中でも前進していきたいと思ったら、自然とそういう言葉が出てくるというか。その時に“音楽もそうじゃん!”と思って。前向きでハッピーな言葉の中でいろいろ迷いましたけど、すぐに“これだ!”と思って決めました。
体調も絶好調みたいですね。
はい。今、身体も作っているところです。YouTubeで12月下旬に発表したんですけど、『ONE’S UP』というプロジェクトをスタートしまして、12月だけで5キロぐらい体重を落としました。ライヴで発表しようと思っている新曲がダンスナンバーなんですよ。ソロをスタートさせた時から、ずっとダンスナンバーを出していて、踊って歌ってきているんですけど、今回は久しぶりのダンスナンバーになるので、当時のように体重を落としたいと思って。しかも、筋肉を残しつつ減量しているので、以前のような華奢な感じじゃない身体になっていますね。
心身ともに絶好調だと。
そうですね(笑)。なので、今回の配信ライヴでは8年やってきたソロ活動の経験を生かして、“川畑要のソロはこうです!”というのを観てもらえるような、歌って、踊って、楽しんでっていう部分をうまく表現できたらいいなと思っています。カバーもあるので、YouTubeから入ってきた人も楽しんでもらえると思いますし、そういう人たちにこそオリジナル曲にはこういうのがあるっていうのを知ってもらいたいなって。あとは、タイトル通り、絶好調で楽しんでもらえたら嬉しいです(笑)。
この配信ライヴをきっかけに、2021年もいろいろ楽しいことを見せてくれそうですね。
やりたいことがいっぱいありますからね。止まらないです(笑)。ソロのほうはいい感じにスタートが切れそうなので、CHEMISTRYの20周年も成功させないといけないと思っています。ソロと両立させるというのが、CHEMISTRYを再始動した時からの目標だったので、ちゃんと両立できていることを見せられる一年にしたいと思っています。
取材:田中隆信