AKi

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AKi、
アンプラグト編成とレア曲で魅せた
配信ライブ2デイズの
レポートが到着

シドのベーシスト明希のソロプロジェクトである、AKiの無観客配信ライブが12月17日(木)、12月18日(金)の2日間に渡って開催された。

17日開催の『AKi 2020 「Live Stream #04 -Unplugged:Vol.Holy Night-」』はアコースティック編成でのアンプラグド、18日開催の『AKi 2020「Live Stream #05 -Rare Tracks-」』はバンド編成でのレア楽曲を網羅したライブと、編成も内容も異なる2DAYSライブという初の試みに挑んだAKi。

2020年はコロナ禍で生のライブが実現出来ない中、ワンマンに対バンイベントと趣向を凝らした配信ライブでファンを楽しませてきたが、アンプラグドにレア曲ライブと、クリスマスを直前にした希少なライブの贈り物にファンは大興奮。両日ともに多くのファンが配信ライブを視聴し、熱いメッセージでコメント欄が溢れた。

初日の『AKi 2020 「Live Stream #04 -Unplugged:Vol.Holy Night-」』はステージでなく、フロアを使用してのアンプラグド・ライブ。薄暗い照明の下、テントの立てられたキャンプ場風のセットが画面に映り、静かに登場したAKiとバンドメンバー。

輪を描くように配置されたそれぞれのポジションに付くと、互いの目を見て呼吸を合わせて「Wait for You」で静かに力強くライブが始まる。サックスの音色が幻想的に響き、イントロから原曲と異なる印象で始まったこの曲。アウトドアな雰囲気にピッタリな、ネイティブ柄のジャケットを着てベースを奏でるAKiの優しく温かい歌声が会場を包む。

続く「tonight.」では焚き火の映像が映される中、パーカッションの心地よい響きとアコギの乾いたサウンドに映える伸びやかな歌声を聴かせ、温かみある空間を作り上げたAKi。「みなさんこんばんは、AKiです」と、普段のライブではあまり見せない穏やかな笑顔を浮かべる。

メンバー紹介から、ピアノの美しい音色で始まった曲は「Path of Light」。河村隆一のイベント(ニコフェス)出演時にアコースティックで演奏し、「このライブをやろうと思ったキッカケになった」と語った「SCREAM」、「(この編成で演奏して)この曲を作って良かったと思った」と語った「Collapsing」と続けて披露すると、AKiが「こんな新鮮なライブは久しぶりです、本当に楽しい!」と満面の笑みを見せる。

MCでは「バンド以上の熱さが渦巻いているのをすごく感じます。ここにはいないけど、みんなの熱意も感じてます」とライブの手応えを語ったAKi。しっとりしたアレンジでムーディーに演奏した「Skyfall」、躍動感のある演奏でドラマチックに届けた「Day 1」と続くと、

早くも後半戦。まるで新しい命が宿ったように、構成とアレンジが変わることで全く違った表情を見せる楽曲たちに「どの曲も自分の思い描いて作った曲の全てを越えてくる。この曲ってこんなにエモく入ってくる曲だっけ? と、どの曲にも感じてます」と感想を述べる。ファンからも「最高です」「美しい」「想像以上でした」と興奮や感動のコメントが寄せられる中、ポップで軽快なアレンジで披露された「Life is...」は、AKiやメンバーの表情やサウンドから、演奏することの楽しさや喜びがしっかり伝わってきた。

「こういう状況下でも音楽で培った絆は消えないんだなと教えてくれたのは、ファンの人たちでした」と、みんなへの想いを込めて届けた「My Love」を感情込めて歌い上げると、ファンから「ありがとう」のコメントが届き、互いの絆を再確認。「最後は手拍子なんかもしちゃって、楽しんでください」と披露した本編ラスト「Diminish」は、ツリーチャイムのキラキラした音色で始まるクリスマスを連想させるアレンジで、多幸感溢れるエンディングを演出した。アンコールではギターの加藤貴之と二人で登場し、アコギのみのシンプルな演奏で「pray」を気持ちいっぱいに歌い上げたAKi。再びメンバーを呼び込んで披露した「The Inside War」では、宴の終わりを惜しむような丁寧で力強い歌と演奏を見せる。演奏後にベースに軽くキスをすると、満足そうな表情を見せたAKi。名残惜しそうに、いつまでも笑顔で手を振り続ける姿が印象的だった。

2日目『AKi 2020 「Live Stream #05 -Rare Tracks-」』は、青白い照明に照らされたバンドセットが映り、AKiとメンバーがステージに登場。黒スーツ姿とばっちり施されたAKiのメイクにファンがザワつく中、アコギサウンドに乗せたAKiの力強い歌声から、ヘヴィなバンドサウンドが闇を裂くように響き、「In Vain」でライブが始まる。さらに間髪入れずに始まった「pulse」の疾走感がライブを加速させ、AKiの煽りで始まった「LIVE TO DARE」がライブの攻撃性を増す。

前日の穏やかな表情とは裏腹に鋭い視線でベースを弾くAKiの姿や、アンプラグドとは真逆のベクトルの盛り上がりを生むライブに、AKiの表現者としての振り幅や多面性が見えるようで、そのステージにはいつも以上の深みや奥行きを感じる。「昨日とはうって変わって攻め攻めのセトリで、見ての通りヴィジュアル系で行ってみたいと思います。さぁ、Rare Tracks始めようか!」とAKiが煽り、始まった曲は「Life is...」。前日はアコースティック編成で披露したこの曲だが、どっしりしたビートと演奏のドライブ感が楽曲に全く違った印象を与えてくれるから不思議。

激しく妖しく艶っぽく魅せた「Missing」、鋭く重厚なサウンドにコメント欄にたくさんの拳が上がった「Fahrenheit」と続き、「久しぶりの曲たちが轟音でうねりを上げてるわけですが。次は本当に久しぶりな曲だと思います」と演奏されたのは1stアルバム『ARISE』収録の「LOOP」。深青の照明にミラーボールの光が射し、アコギと深いリバーブがかかったギターサウンドが鳴った瞬間、ライブの空気が一変。AKiの美しい歌声と切ないファルセットが生み出す幻想的な世界を、深海をイメージした映像演出が彩るこの曲に視る者が酔いしれる。

すると「LOOP」の余韻が残るライブの空気を再び一変させるべく、鳴り響いたのはAKiの激しいスラップベース。披露した曲はドラムのMOTOKATSUとAKiのリズム隊だけによるインスト曲「Fx$k the WORLD!」。Rare Tracksならではの予想も出来ない展開に、ファンの歓喜の声でコメント欄が埋め尽くされる。「見たことないんじゃない、こんな展開?」といたずらな笑顔でファンに語りかけたAKi。仲の良さが見えるメンバー紹介を経て始まった後半戦は「Sing it Loud」、「Brave New World」とライブ定番曲が続き、前日のアンプラグドでも演奏された「The Inside War」を披露。無観客配信ライブも5回目となり、配信での楽しみ方や盛り上がりもよく理解したファンがコメントでコーラスや掛け声を合わせ、生のライブさながらの盛り上がりや繋がりを見せる。

視聴者の熱気もしっかり受け止めたAKiは「まだまだ熱くなろうぜ!」とネクタイと胸元のボタンを外し、「ラスト行けるか!?」と始まった曲は本編ラスト「Silly」攻めの姿勢で挑んだライブを締めくくるに相応しい、渾身の歌と演奏で魅せたこの曲はステージの熱気を最高潮まで高め、激しく美しいクライマックスを生んだ。

「Collapsing」で始まったアンコールでは、「最初にライブやった日から、5年経ってるんだよね」とメンバーとの思い出話に花を咲かせたAKi。アンコールラストは「狂奏夏」でタオル回しを煽り、画面の前で掛け声を上げるファンと声を合わせると「来年は絶対会おうね」と約束を交わして終演。「本当にありがとう、超楽しかったです」ファンへの感謝を贈ったAKiは、ステージ上のパテーションに“Merry X’mas”とファンへのメッセージを書き、「メリークリスマス!」と言葉を残してステージを後にした。

この2DAYSライブで2020年のライブ納めをしたAKi。2021年は2月にバースデーライブの開催を予定。さらに2020年、延期になってしまった『AKi Tour 2020 『Collapsed Land』』の振替公演が6月よりスタートすることが決定している。

詳細はAKiのオフィシャルHPをチェックしよう。

<セットリスト>
『AKi 2020 「Live Stream #04 -Unplugged:Vol.Holy Night-」』
12月17日(木)
01.Wait for You
02.tonight.
03.Path of Light
04.SCREAM
05.Collapsing
06.Skyfall
07.Day 1
08.Life is...
09.My Love
10.Diminish
En01. pray
En02. The Inside War

『AKi 2020 「Live Stream #05 -Rare Tracks-」』
12月18日(金)
01.In Vain
02.pulse
03.LIVE TO DARE
04.Life is...
05.Missing
06.Fahrenheit
07.LOOP
08.Fx$k the WORLD!
09.Sing it Loud
10.Brave New World
11.Silly
En01. Collapsing
En02. 狂奏夏
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OKMusic編集部

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