L→R  勇次郎、愛蔵

L→R  勇次郎、愛蔵

【LIP×LIP インタビュー】
“それぞれの中に
可能性があるんだよ”って
前向きなメッセージを
与えてくれている

ちょっとダサいくらいの
良さもあると思っている

12月25日にはLIP×LIPを主人公にした映画が公開され、「LOVE&KISS」はそのオープニング主題歌で、作曲はGomさんが、作詞はGomさんとshitoさんのおふたりでされたとのことですが。

Gom
この映画用に書き下ろした曲なんですけど、“ラブ”や“キス”といったアイドル的なキラキラとした分かりやすい言葉を使いながら、ちょっとした哀愁や切ない部分もある曲です。LIP×LIPの結成秘話を描いた映画のオープニングに流れるものなので、感情の起伏を表現したくて、切なさを取り入れていった感じです。

途中で吐息混じりに台詞っぽく“キス”と言うところがあるので、ファンの女の子はキャー!ってなりますね。

shito
そうなってくれたら嬉しいですね。
Gom
あの“キス”はレコーディングで強めと弱めの2パターンやってもらって、その2回だけですぐ“これだね”っていうテイクが録れたので、やっぱりおふたりはさすがだなって思いました。
shito
《電光石火 せーのでビッグバン》のところはラップまではいかないけど、音程は気にせずにアタック感を重視してもらっています。全体に起伏をつけてほしかったので、サビの頭では明るく笑顔で歌ってもらって、暗くなるところは思いきり切ないニュアンスで歌ってもらいました。
ヤマコ
「LOVE&KISS」は歌詞がちょっとクサいところが好きですね(笑)。《孤独なオオカミは吠える》とかインパクトがあってワイルドに攻めているなって。オラオラじゃないけど、攻めた男性アイドルという感じで。
shito
そういうちょっとダサいくらいの良さもあると思って(笑)。そこも含めて楽しんでいただけたら嬉しいですね。

もう一曲の「この世界の楽しみ方」は作曲がshitoさんで作詞をGomさんとshitoさんのおふたりで手がけていますが、温かいバラードですね。歌詞は夢を追いかけている人に向けたメッセージという印象です。

shito
オープニング主題歌の「LOVE&KISS」の曲調を受けて、エンディング主題歌らしいバラードを書きたいと思いました。オープニング主題歌がアイドルとしての部分を歌っているので、エンディング主題歌はより映画に寄り添ったメッセージソングにしたいなと。設定では大人になったLIP×LIPが子供のLIP×LIPに語りかけているような、昔の自分たちに向けて歌っているものになっています。

HoneyWorksの楽曲には“世界”という言葉がよく出てきますが、「この世界の楽しみ方」もタイトルに“世界”とついていますね。

shito
たぶん“世界”という言葉が好きなんでしょうね(笑)。でも、この曲を作ってから映画制作サイドの方から映画のタイトルも“この世界の楽しみ方”にしたいと言っていただけて、それはすごく嬉しかったです。
Gom
僕たち自身もメッセージソングが好きだし、特にHoneyWorksの場合は一般的な意味での世界よりも、聴く人や観る人それぞれの世界ということを意味していることが多くて。聴いてくれるファンに対しても、この曲のメッセージが届けば嬉しいですね。
ヤマコ
最初の《辛かっただろう 泣きたかっただろう》のワンフレーズだけで、すでにグッときました。聴いた人のそういう経験にやさしく寄り添ってくれる感じで、自分のために歌ってくれているように聴こえる曲だと思いますね。そういう意味では、きっといろんな人に響くんじゃないでしょうか。それこそ“この世界”を広げるのも縮めるのも、聴いた人次第だなって。“それぞれの中に可能性があるんだよ”って、前向きなメッセージをいろんな人に与えてくれている曲だと思います。

ジャケット写真はどういうイメージで?

ヤマコ
ファッションをどうするかという会議をして決めました。ちょっとチャラめでオシャレという感じで、キザな雰囲気を入れつつ可愛らしさも入れて、背景も夜っぽくしています。

ファンの子は衣装にも注目していますよね。

ヤマコ
そうですね。例えば勇次郎は蝶ネクタイとかちょっと可愛いめのアイテムを身に着けていて、逆に愛蔵はブーツを履いていたりしてクールめな部分があって、そういうところにもふたりの個性が出ていると思います。みんな結構ファッションチェックをしてくれるので、“今回の衣装はどうだろう?”っていう反応にドキドキしますし、スタイリストも兼任している気持ちです。ただ、すごく難しいんですよ。リアルで流行っている私服ファッションをイラストにするとダサく見えてしまうことがあるし、逆にリアルで着たら“これはどうだろう?”と思うようなものイラストにすると映えることもあって。リアルの流行は意識しつつも、あくまでもイラストになった時に良いと思えるものを採用していくという感じです。

HoneyWorksのみなさんは今回の映画の原作や全体の監修なども務められているとのことですが、最後にLIP×LIPは今後どんなアイドルユニットになっていきそうか教えてください。

Gom
まずは人間的な部分で成長しないといけないですね。
ヤマコ
高校生なので子供っぽい部分がまだまだあるので。
shito
アーティスト的には上には上がいるので、他の人に負けないように成長していってほしいなと思います。

でも、それはみなさんのさじ加減なのでは?

Gom
それは分かりませんよ(笑)。特にアーティストという面では、実際にアーティストとして売り出しているので、今後どうなっていくのかも分かりませんし。
ヤマコ
ファンの応援や反応によって、アイドルの活動は左右されていくものですからね。
Gom
それに原作は僕たちですけど、映画になったものを観て僕たち自身の感情が動かされる部分もありますから。映画から新しいストーリーのイメージも生まれていますし、これからそれをどんどんかたちにしていけたらいいなと思います。
shito
HoneyWorksの手を離れて独り立ちをしている面もあって、バーチャルとはいえ活動自体はリアルなので、LIP×LIPのファンの人と一緒に頑張りたいと思います。もちろん僕たちは大スターにしたいと思ってプロデュースしていますけど。リアルにライブをやる時は客席を埋めなきゃいけないというシビアな面もありますから。

LIP×LIPのアーティストとしての目標で、どういう会場でライブをやりたいとかありますか?

Gom
そこはあえて名言しません。今後のストーリーにもかかわってくるところなので(笑)。

取材:榑林史章

シングル「LOVE&KISS/この世界の楽しみ方」2020年12月23日発売 MusicRay’n
    • 【Type AIZO(初回⽣産限定盤)】(CD+DVD)
    • SMCL 690〜1
    • ¥1,500(税抜)
    • 【Type YUJIRO(初回⽣産限定盤)】(CD+DVD)
    • SMCL 692〜3
    • ¥1,500(税抜)

『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』

2020年12月25日(金)よりロードショー
公式サイト:https://honeyworks-anime.jp/

LIP×LIP プロフィール

リップリップ:HoneyWorksがプロデュースする、勇次郎(CV:内山昂輝)と愛蔵(CV:島﨑信長)によるアイドルユニット。2016年12月公開のアニメ映画『好きになるその瞬間を。〜告白実行委員会〜』挿入歌「ロメオ」でスクリーンデビューし、17年12月発表の両A面シングル「ノンファンタジー/必要不可欠」でメジャーデビュー。そして、19年1月には1stアルバム『どっちのkissか、選べよ。』を発売。さらに20年12月には勇次郎と愛蔵が出会いLIP×LIPを結成するまでの物語を描いたアニメパート『この世界の楽しみ方〜Secret Story Film〜』と、成長したLIP×LIPが披露するバーチャルライブパートを一緒に楽しめる映画『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』公開。LIPxLIP オフィシャルTwitter

HoneyWorks プロフィール

ハニーワークス:通称“ハニワ”。ニコニコ動画、YouTubeなど動画投稿サイトで活動する関連動画総再生回数7億回を超えるクリエイターユニット。音楽性は“キュンキュン系”“青春系”と呼ばれるポジティブ系ロックが主体。2014年1月にメジャーデビュー・ボーカロイドベストアルバム『ずっと前から好きでした。』をリリース。同年5月には『ウタカツ!オーディション』でグランプリに輝いたCHiCOとのユニット、CHiCO with HoneyWorksの始動を発表。その後、『アオハライド』『まじっく快斗』『銀魂』『恋は雨上がりのように』など大人気テレビアニメのテーマソングを担当。また、ジャニーズWEST、戸松 遥、麻倉もも、Geroなどへの楽曲提供も行ない活動の幅を広げている。HoneyWorks オフィシャルHP

「LOVE&KISS/この世界の楽しみ方」
クロスフェード

映画『HoneyWorks 10th Anniversary
“LIP×LIP FILM×LIVE”』
第2弾本予告

OKMusic編集部

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