未知数を感じる、Misaki Hinataのセ
ンス

次々と新しい才能を打ち出してくる、Yackle主催レーベルの00motion Records。次なるアーティストは、2004年生まれの現役高校生、Misaki Hinataだ。

SNSの投稿も少なく、アーティスト写真もイラストということで、多くのことが謎に包まれている彼。昨年末に楽曲制作を始めたということだが、その実力はすでに目を見張るほどである。
歌詞に注ぎこまれる感性は高校生らしく瑞々しいのだが、ライムとしてチョイスされる単語のセンスが抜群。変に難しい言葉を使わなくとも、スッと馴染むリリックを作りあげてしまう。また、それを届ける声質も優しくて甘く、思わず心奪われてしまうことだろう。かと思えば、ファストラップではかっちり決めてしまうのだから、未知なる可能性を感じずにはいられない。

先日配信が開始された「Shake U Train」は、大学生ビートメイカーFeline Teckの共作。自然と口ずさんでしなうキャッチーなメロディーは、一度聴いたら耳に残ることだろう。彼らがどのように次なるアプローチを繰り出してくるのか期待したい。