劇団時間制作、舞台『迷子』が開幕 
岡本玲、桑野晃輔、青柳尊哉ら出演で
、ある事件によって交差する3つの家
族の想いを描く

2020年11月21日(土)東京芸術劇場シアターウエストにて、作・演出・主宰を谷碧仁が務める劇団時間制作による舞台『迷子』が開幕し、22日(日)に両チームの初日を迎えた。舞台写真が到着したので紹介する。
劇団時間制作は、毎公演口コミで広がり当日券に長蛇の列となる団体。第二十二回本公演となる本作には、岡本玲、桑野晃輔、青柳尊哉、竹石悟朗の若手実力者をはじめ、田野聖子、石井康太、武藤晃子、西川智宏という実力者俳優など様々な分野の役者が並ぶ。
時間制作の見どころは舞台セット。細部までこだわり、そこに人が本当に住んでいるかのようなセットを毎回くみ上げている。観劇の際は客席に入り、まず舞台セットに目を向けどのような生活をしている人たちなのか想像してみてはどうだろうか。
また今回は火災によって失った家族、失わなかった家族それぞれの立場で繰り広げられる正義vs正義。立場によって違う正義。自分だったらどうするかとふと考えてしまう作品になっている。
主宰:谷碧仁 コメント
谷碧仁です。
ついに初日が空きました。
この時期に、上演するかどうかを迷っていた時から考えるととても長い時間を費やして来ました。
多くの規制などに縛られ、それでも感染者は確実に出さないという使命感、その中でやれる事はなんなのかを考えて進んむと、今日になりました。
まだまだ気は抜けません。もちろんこれからずっと。
その中でも、質の高いモノを千秋楽まで求め続けようと思います。
【あらすじ】
家族同士で行った旅行先で火災が起きた。
あれから時間は経っているはずだが、昨日のように思える。
芦沢家は次女を失った。
葛生家は両親を失った。
加藤家は…全員無事であった。
全員被害者であるが、立場が違う者同士が共に民宿を訴えた。
交差する3つの家族の想い、
司法修習生と担当弁護士による正義の違い。
そして次第に見えてくる「あの日の火災について」。
正義 VS 正義
答えのない問題に向き合った圧倒的な現代劇。

本公演は11月29日(日)まで上演。また、28日(土)にはAキャスト、Bキャストともに生配信が決定したので、自宅でも楽しもう。

アーティスト

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

新着