「グリーン&ブラックス」#44 放送
前に『プロデューサーズ』の稽古場写
真公開、井上芳雄&石川禅、柿澤勇人
よりコメントも

WOWOWオリジナルミュージカルコメディ福田雄一✕井上芳雄「グリーン&ブラックス」(以下、「グリブラ」)。珠玉のミュージカルナンバーが堪能できるミュージックショーや、おなじみのミュージカルコメディドラマなど、見どころ満載でお届けしている本番組。
2020年11月25日(水)放送の#44では、現在東急シアターオーブで公演中のミュージカル『プロデューサーズ』の稽古場取材の模様が先月に続いて放送される。
ミュージカル『プロデューサーズ』の稽古場写真

ミュージカル『プロデューサーズ』の稽古場写真
本作品は演出を福田雄一が、マックス役を井上芳雄が務めており、グリブラファンには見逃せない公演。番組では、福田、井上をはじめ、本作品に出演する吉沢亮、大野拓朗、木下晴香、吉野圭吾、木村達成、春風ひとみ、佐藤二朗らキャストたちの熱気あふれる稽古場での様子を伝える。
ミュージカル『プロデューサーズ』の稽古場写真
ミュージカル『プロデューサーズ』の稽古場写真
また、開幕を翌日に控えた11月8日(日)に行われた公開ゲネプロの模様も紹介。福田監督と井上の意気込みなど開幕直前のコメントも放送する。
ミュージカル『プロデューサーズ』の稽古場写真
ミュージカル『プロデューサーズ』の稽古場写真
また、ミュージックショーのパートではお互いをリスペクトしあう井上芳雄✕石川禅がミュージカル『レ・ミゼラブル』より過去数々の名場面が誕生してきた「カフェ・ソング」を披露。
井上芳雄

石川禅
(左から)井上芳雄、石川禅
さらに柿澤勇人が自身もビクター・フランケンシュタインを演じたミュージカル『フランケンシュタイン』より「後悔」を披露。そして、井上✕石川、柿澤からのコメントも到着した。
柿澤勇人

井上芳雄✕石川禅 対談コメント
(左から)井上芳雄、石川禅
石川:「カフェ・ソング」は自分のコンサートでよく歌わせていただいてますね。もう400回は越えたかもしれない。ヨッシー(井上芳雄)のリクエストということで、大変ありがたく。
井上:恐れ多いです。でもやっぱり本当に演じていた方と歌えることは嬉しいです。こうした場で歌わせてもらうことで、僕のレミゼ欲を満たそうという勝手な思いが(笑)。
石川:レミゼ欲? やってみたいという欲がある?
井上:一回「やった」って言いたいんですよね。あの世界に一回入りたい。何の役でもいいので。
石川:リーアム・ニーソンがジャン・バルジャンを演じた映画『レ・ミゼラブル』(1998年)で、ハンス・マシソンという人がマリウスを演じていて、その人の「カフェ・ソング」を観た時に本当に後頭部をぶっ叩かれたような衝撃を受けたんです。ハンス・マシソンが見せたのは、若さが美しくきらめいているマリウスだったんです。マリウスの役割は、若さが美しいこと。若さが美しいんだ、っていうことが出せてなければ、この役には意味がないんだとわかった時に、感情を込めた歌唱はこうです! みたいにテクニックが見える歌い方をしていたのを、いっさい捨てたんです。
井上:へええ〜〜! 僕はとにかく、劇中で歌いたいな……っていつも思いますね。歌いようはいくらでもあって、しかも若者の歌で経験を積めばいいという話でもなく……、すごく特異な歌だなあと思いました。
石川:なかなかドラマチックなのでね、感情を込めてしまうんですよ。
井上:もう究極のシチュエーションですよ。
石川:そう、だけど結局その究極の、すべてを失った時の人の心というものに気づかなかったのね。でもそれが面白いんですよ。「カフェ・ソング」って若い時にはなかなか完成させられないナンバーなんです。
井上:でもそれが舞台のいいところですよね。歌として歌うぶんには、何歳でもいいわけですから。
石川:そうですよ。56歳の「カフェ・ソング」です(笑)。なかなか見られないものですので、ぜひご覧いただければと思います。ありがたいことに芳雄くんと歌わせていただきました。
井上:こちらこそありがとうございました。もちろん正解はないと思うんですけど、今、禅さんが到達されている「カフェ・ソング」を映像に残せたことはすごいことだなと。一緒に歌わせていただいて、本当に光栄でした。
柿澤勇人 コメント
柿澤勇人
グリブラのミュージックショー収録は久しぶりでした。『フランケンシュタイン』は、僕にとって今年やれた唯一のミュージカルでしたし、その中でもこの「後悔」は本当にたくさん歌ってきた曲だったので、こうして映像に残せてよかったなと思います。今年予定していたミュージカルは全部なくなってしまったけど、これからもまた面白いミュージカルをやっていきたいなと思いますし、すぐには元どおりにならなくても、いろんな可能性を探って、舞台、演劇の灯を消さないように頑張らなきゃなと思いますね。
『フランケンシュタイン』のナンバーは素敵な曲が多いのですが、すごく難しいんですよ。僕にとっては「歌をもっと頑張らなきゃ」と思わせてくれた作品です。「後悔」は僕の役、ビクター・フランケンシュタインが最後に歌う曲で、一番好きな曲。歌やミュージカルの力をもう一度信じたい……、そんな思いを込めて歌ったので、楽しみにしてくださっている方々に届けられたら嬉しいです。

作品の魅力をたっぷり伝える『プロデューサーズ』特集、そして珠玉のミュージックショーと盛りだくさんな内容を楽しみにしよう。

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