L→R アンズ卍100%、小谷茉美子、Koyoka、菊地桃子、メロネサリ

L→R アンズ卍100%、小谷茉美子、Koyoka、菊地桃子、メロネサリ

【8bitBRAIN インタビュー】
さらにマニアックな方たちが
ハチブレにハマってくれるといい

いろいろと発信したりはするけど、
アイドルの音楽として勝負している

なるほど。何かここまで“「Out of order」はマニアックな楽曲に仕上がった”という話にシフトしてきた感じはありますので、補足しますと、確かにコア層に訴え得る内容になった一方、サビメロはすごくキャッチーですので大衆的であることも間違いないですし、マニアックさとポピュラリティーの高さが絶妙にハマった楽曲ではあると言えるでしょうね。

Koyoka
そうですね。このメロディー自体はリアレンジする前から変わっていないんですよ。みんながリアレンジする前から好きだったのは耳に残るキャッチーなメロディーだったんですが、なおかつアレンジされてより攻撃的になったという感じなので、耳に残るサビには自分たちでもずっと確信があるし、それに強い気持ちをさらに乗せれたのが良かったと思います。

サビメロのキャッチーさやポップさはもともとあったもので、それは譲れない部分ではあったんでしょうね。では、アンズさんはどうとらえているでしょうか?

アンズ
まず歌詞が届いた時、“これは誰が言ってるんだろう?”って考えたんですよね。で、誰がこの言葉を言いたいのかを考えた時に“メディア・ディス”なのかなと思ったんです。「Under the weather」の時は“世の中、どうなっちゃってんの?”っていう感じだったんですけど、「Out of order」に関しては根拠のない“これが効きます”とか“これが感染予防になります”とか、メディアが毎日ニュースとかで取り上げてるような報道に対してディスってると。根拠もないのにわざわざ不安を煽ったりだとか、そういうことを感づいていながらも“そうなんだ”と思って買い占めちゃう人がいたりするし(苦笑)。そういうことに対しての怒りを作詞のDELARYOTAさんが書いてくれたのかなって。私自身も“ライヴができない! 何なの!?”とかって部分は「Under the weather」で出せたなと思っていたので、「Out of order」になってまた違う角度の鋭いパンチを出せたというか(笑)。

立ち位置をどうするかを考えたと。で、自分たちはどっちに対して歌うべきなのかということで、このコロナ禍を混乱させているメディアに向けたという。

アンズ
だから、サビで《うるさい!》って言っていると思うんです。入ってくる情報って止められないので、テレビだったりネットだったりが目に入って来るんですけど、それに対して私たちは当りどころがないじゃないですか。目に入っちゃったものに対して、テレビ局にわざわざ抗議するわけでもなく(笑)、誰に当たっていいか分からず、“いい加減にしてよ!”っていうところを突いているのかなって。

そう考えると、かなり社会派な歌詞ということになりますね。

アンズ
“これはどっちか寄りなのかな?”って思われそうな歌詞ですけどね(笑)。

みなさんの音楽の源流はスクリーモであり、それがハードコアパンクやスラッシュメタルから派生したものと考えると、社会派なメッセージを強く含んでいて当たり前なのかもしれませんね。

アンズ
ただ、先ほどもおっしゃっていただいたんですけど、とにかくメロディーがキャッチーなんで、私がハチブレの好きなところって、ディスったり、いろいろと発信したりはするけど、あくまでもアイドルの音楽として勝負しているところで、いい意味でアイドルを抜けきれてないというか、そこがバンドとちょっと差をつけられるところかなと。

アイドルグループらしさはなくしてはならないと。

アンズ
はい。貫きたいところです。アイドルもバンドの人をチームに入れてサウンドを作っている人たちも多いし、ハチブレも作曲を担当しているプロデューサーは元バンドマンではあるんですけど、アイドルらしいことをいっぱい入れてくる印象がずっとあって、今回もそこは捨ててないっていうのをサウンドを聴いて感じました。

分かりました。先ほど少し興味深い発言があったので、そこを一点確認させてほしいと思います。アンズさんが“1stを出してから、このままでいいんだと感じた”とおっしゃっていましたし、菊地さんも“怖いものがなくなって曝け出している”と「Out of order」の歌詞を説明してくださいました。メジャーデビュー後の8bitBRAINに対する周囲の認識や評価が本作につながったと言えると思うのですが、メンバー自身はどう感じていますか?

アンズ
より攻撃的な人たちだと思われたんじゃないかな?(笑)
全員
うんうん(笑)。
アンズ
もともとライヴで対バンの子たちにも怖がられることが多くて。デスヴォイスもあるし、パフォーマンスもアイドルらしくないので、それが如実に出たというか。あと、海外の人からの反応が増えました。コメントを見てると英語が多いんですよね。
菊地
デビューする前までって、ツイートや感想を言ってくださる人たちって名前と顔がほぼ分かってるくらいだったので。

いつもライヴに来てくれる人たち?

菊地
そうです。あと、たまに来る人でも覚えているくらいだったんですけど、メジャーデビューしてからは全然知らない人たち…それこそ海外の方とか地方の方だったりとかが“8bitBRAINっていう、何かいいものを見つけた!”とか、“牛丼を食べてたらめっちゃカッコいい曲が流れてきた!”ってShazamで調べてツイートしてくれてたりとか(笑)、それまでハチブレを知らなかったけど、「Under the weather」を聴いて好きになったと言ってくれる方がすごく増えたので、メジャーデビューして一番変わったところはそこかなと思います。

まさにメジャーデビューしたことを実感するところでしょうね。

菊地
ライヴ以外でも広まるというのはやっぱり嬉しいです。
サリ
この前、番組で芸人の方とご一緒させていただいたんですけど、そういう方々に褒められることもすごく多くなりました。“これは売れるしかないでしょう!”って(笑)。
アンズ
“絶対に売れる”って言われました(笑)。
サリ
こうなったら、芸人さん全員に聴かせたいですね(笑)。
全員
あははは。
サリ
攻撃的なパフォーマンスだったり、アンズのラップとか、マリー(小谷茉美子の愛称)ちゃんのデスヴォとか、怖い印象で見られているんですけど、一歩下がるとメンバー全員とも自信のない発言が結構多くて。“私たち、怖がられ過ぎてないかなぁ?”とか、“この歌詞で大丈夫かなぁ?”とか。なので、そうやって褒められると自信にもつながってすごい嬉しいです。

OKMusic編集部

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