ヨーヨー・マ、キャサリン・ストット
との最新アルバムが12月に発売決定

チェリスト=ヨーヨー・マが最新アルバム『ソングス・オブ・コンフォート・アンド・ホープ』を12月にリリースすることを発表した。 2015年に発売した『ソングス・フロム・アーク・オブ・ライフ』に続き、イギリスのピアニスト=キャサリン・ストットとの共演で全21曲を収録している。 全世界2020年12月11日(金)配信スタート、国内盤は12月16日(水)発売予定だ。
ヨーヨー・マは、コロナ禍の3月13日、ボストンの自宅から「ドヴォルザーク:家路(Going Home)」の演奏動画を投稿した。その演奏は瞬く間に拡散し、1800万回視聴された。その後も#SongsofComfort(ソングス・オブ・コンフォート)としてSNSに演奏映像を公開している。かつて経験したことのないパンデミックに直面し、恐怖と孤立感にさいなまれる世界中の人々に、安らぎと希望をもたらす曲を届けるべく企画されたのがこのアルバムだ。
本日アルバムに収録される全21曲も公開となった。「家路」を始め「虹のかなたに」「スカボロー・フェア」や、世界各地で親しまれている伝承曲までバラエティに富んだナンバーが収録されている。なお、ヨーヨー・マが「アメイジング・グレイス」を録音するのはこれが初めて。
このアルバムについてヨーヨー・マとキャスリン・ストットは次のように記している。
「このアルバムに収録した曲はストーリーを伝え、公私両方の出来事を記念し、祝福、追悼、そして人生におけるあらゆるミステリーに声を与えるものです。ポール・ロブソン(ショーボート)やビオレータ・パラの歌のように社会正義の推進者に敬意を表するものもあれば、ウー・トン、フランシス・プーランク、ベンジャミン・ブリテンの曲のように私たちの喜び、想像力、悲しみの放浪者たちに敬意を表するものもあります。それらはフェリックス・メンデルスゾーンがかつて書いたように、”言葉にするには曖昧すぎないどころか、むしろあまりに明確な”感情を表現する作品なのです。」
ヨーヨー・マとキャサリン・ストットの出会いは1978年に遡り、1985年からはレコーディングでも共演。これまでも数多くのアルバムを発表し、その中にはグラミー賞を受賞した『ヨーヨー・マプレイズ・ピアソラ』『オブリガード・ブラジル』(最優秀クラシカル・クロスオーバー・アルバム部門)も含まれる。2人がタッグを組むのは2015年発表『ソングス・フロム・アーク・オブ・ライフ』以来。
ヨーヨー・マは米タイム誌が発表する2020年度版アーティスト部門に選ばれている。スティーヴィー・ワンダーは「優れたアーティスト、そして正真正銘音楽の天才であるだけでなく、ヨーヨー・マ自身が愛と生命力の証明。彼からの贈り物は、人種や地理、政治、階級、ジャンルなど、ありとあらゆる境界線を超越した、温かく寄り添う理解のこもったブランケットに、ラッピングされた音楽なんだ。」と紹介コメントを寄せている。

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