PERSONZ、配信でもブレない音楽を届
けるまっすぐな思い 『Showcase TH
E BEST OF PERSONZ 』公式レポート

10月9日(金)大手町三井ホールで開催されたPERSONZの配信ライブのオフィシャルレポートが到着した。

それは見た人の心を覆っている深く重い靄をサッと拭い去ってくれる様な実に爽快なライブだった。10月9日(金)に大手町三井ホールにおいて今年に入って3回目のライブとなる配信ライブを行ったPERSONZ。JILL曰く直球のライブは約1年ぶりということで、バンドも会場に抽選で入場できたオーディエンスも心地よい緊張感に包まれていた。
ガラス張りになったステージ後方からは大手町のオフィスビルの灯りが見え、さながらそれはまるでこの日のライブの為に用意されたステージセットの様に映っていた。
いつものライブとは違って声援を送ることも一緒に歌うことも出来ない客席のオーディエンスにPERSONZの音楽をまっすぐに届けようと全力で手を伸ばすJILL。客席もそれに呼応する様に精一杯の拍手をステージに届けようとする。
そして実際に目には映らないけれども確かに存在するカメラのその奥の在宅オーディエンスに向かっても見えない距離を少しでも縮めようとするかの様に全てのカメラに意識を集中させてライブのリアルな熱量が届く様にパフォーマンスしていた。
ライブ中にTwitterでリアルタイムでリクエストを受け付け、制約のある今だからこそ出来るアイディアを盛り込むことでこのライブを見ている全てのリスナーとの一体感も生まれたのではないだろうか。まさにBEST of BESTと言うべきセットリストで配信ライブに挑んでみせたPERSONZ。この日のパフォーマンスは間違いなく見た人の心を軽やかに弾ませたし、改めてPERSONZという唯一無二のバンドの楽曲の持つ力を再認識させられたのは言うまでもない。
終演後にJILLに話を聞くことができた。
「ステージに立ち、マスクを外して大きく息を吸い、幕が上がった瞬間は感無量。あたたかな拍手に迎えられて私たち自身も、励まされ、まさに心境は“無”でした。どこにも抑制もなく、妙な個人の欲もなく、セルフィッシュな思いは全て消え失せて、同じ思いを持つ人たちの心に希望としてのPERSONZの音楽を届けよう。伝えよう。と、だけ思う心の他には何もありませんでした。」
そのまっすぐな思いは配信という新しい表現の形になっても1ミリもブレること無くしっかりとオーディエンスに届いたと確信できるこの日のライブだった。
撮影=アンザイミキ

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