男たちが全力でぶつかり合う4人芝居
『BIRTH』がついに開幕 ゲネプロレ
ポート&最新キャストコメントが到着

2020年10月10日(土)~10月21日(水)よみうり大手町ホールにて上演される舞台『BIRTH』のゲネプロレポートと出演キャストの熱い意気込みコメントが到着した。
本公演は、シライケイタの傑作戯曲『BIRTH』を千葉哲也が演出を務め、若手実力派俳優が4人芝居にダブルキャスト・トリプルキャストで上演。ダイゴ役を<梅津瑞樹、前山剛久>、ユウジ役を<杉江大志、玉城裕規>、マモル役を<後藤大、佐藤祐吾>、オザワ役を<陳内将、北園涼、章平>が務める。
取調室で遠くを見つめる一人の男、オザワ(陳内将・北園涼・章平)の独白から幕が開く。淡々と、だが流暢に「事件」のことを話す彼の回想で物語が展開していく。
とある裏路地でオザワに近づくユウジ(杉江大志・玉城裕規)は、金が必要だと話す。ある組織から金を盗んだことで組織の追っ手から逃れるために罪を犯し自ら逮捕されていた。出所し金を稼ごうと「道具」を売るオザワに接触し「商売」を始めると話す。それは「オレオレ詐欺」。
かつての仲間ダイゴ(梅津瑞樹・前山剛久)、その友人マモル(後藤大・佐藤祐吾)、そしてオザワと詐欺を始めることになるが―――。
男4人が全力でぶつかる今作。陽気なシーンから一転、粗暴なシーン、張り詰めたようなシーンもあれば、根底に抱く「愛」について考えるシーンもあり、最後の最後まで何が起こるか分からない怒涛の展開が巻き起こり、まるでジェットコースターのような約100分間。
真っ当ではない世界で生きる、4人それぞれの男たちから目が離せない。さらに今回はダブルキャスト、トリプルキャストでの上演にも要注目だ。組み合わせは6パターンあり、同じキャラクターを演じても違った持ち味で毎回楽しめることは間違いないだろう。
また、初日と千秋楽の2日間(計4公演)は、イープラスStreaming+にて生配信およびアーカイブ配信が決定している。男たちが本気でぶつかり合う、心揺さぶる本公演を自宅でも楽しみたい。ぜひ劇場で、そして配信で「愛」を求める男たちの生き様を見届けて欲しい。
【コメント】
ダイゴ役・梅津瑞樹
役が役なのでどのようにアプローチするべきか凄く迷いました。やりとりの新鮮さや、繊細であろうとする感覚を欠いた途端に、全てがぐらついてしまいそうなところが今だに怖いです。
何度も何度も迷いながら作ってきましたが、遂に稽古場を出て皆様にお見せする日となりました。人と人が心を向き合わせて話すその様は一見すると苛烈で、美しくもありますが、その水面下では皆がまるで水鳥のように足をバタバタとさせていたりして、気を抜くと沈んでしまいそうな姿は傍から見ていると滑稽だったりします。
そうしたものを含め、常に付き纏うアンバランスさを楽しんでいただければ。
ダイゴ役・前山剛久
ダイゴという役は、親の愛情というものが分からず、ぽっかり心の中に穴が空いた存在。
しかし、劇中では。ある形で親に偶然出会って、心の中の穴が埋まっていく。
ただ周りには、親の愛が分からない仲間がいて。。悩み続ける役です。
男性俳優4人が本気でぶつかり合う演劇。観た後は家族や大切な人の有り難みなど色々と考えさせられると思うので。フラットな気持ちで感じたままに観てもらえたら、嬉しいです!
ユウジ役・杉江大志
明日初日を迎えます。ここまで、ユウジという役そして「BIRTH」という作品に向き合ってきて、やればやるほどこの4人の登場人物たちが愛くるしいなぁというか…。みんな違って人間くさくて、憎めなくて。良いやつではないけど、悪いやつではないんだよなあと思う、そんな「人間らしい」ところがこの作品の醍醐味だと思っています。
この良さをちゃんと伝えられるように全力で頑張りたいと思います。
ユウジ役・玉城裕規
ユウジ役を演じさせていただきます、玉城裕規です。
このご時世の中、無事に初日を迎えられる事を幸せに思います。
最後まで気を緩める事なく、誠心誠意努めていきます。僕が演じるユウジという人間は、もう少しだけ違う生き方をしていたら、ほんの少しでも愛に気付けていたらなと思いながらも、今はどこか愛らしくさえも感じます。4人の登場人物、それぞれの愛の在り方を感じて頂けたら幸いです。
マモル役・後藤大
ゲネプロを終えて、改めてダイゴとの関係性とかユウジへの思いの変化、オザワとの出来事だとか色々な気付きがありました。そして物語の最後に向けても、ああ、こういうことなんだと思いました。マモルの「愛」について自分の中で落とし込みが出来てとても有意義なゲネプロでした。
明日からの本番に向けてもっともっと向上できるように、ひとつひとつのセリフだとかももう一度確認して挑みたいと思います。
マモル役・佐藤祐吾
僕が演じるマモルにとってダイゴは大切な存在で、特別な絆と愛があります。愛憎にとても敏感で、おせっかいに見えて実は自分が救われてる。そんな始めの印象から稽古を通して様々な解釈が増えてきてました。本番を重ね、新しい発見も出てくるんだろうなと思います。
見所の一つに「ぶつかり合い」そして家族、特に母親という存在がキーワードです。作品を通して人間関係、家族関係を見返す機会になれば幸いです。また今回は組み合わせによってそれぞれ違った魅力があります。そちらもぜひ注目してください。
オザワ役・陳内将
無事「BIRTH」の幕があがる事にまずは一安心しています。オザワをやるにあたり、僕は母に想いを馳せる時間が比較的増えたかなと思います。台本を読み、母に観てもらいたいと素直に思いました。なかなか遠出が難しいご時世ですので、配信があることにとても感謝致します。ですが、同時に機械音痴な母ですので、無事に配信を観るに至れるのかが不安ではあり、そこから派生してオレオレ詐欺に引っかからないで欲しいなぁと切に願うばかりです。笑
皆様の胸に、この作品の持つメッセージ性がしっかり届きますように。
オザワ役・北園涼
自分自身、中にいても外にいても楽しめる、そんな舞台です。観たあとに母親との昔の思い出であったりとか、あの時母親はこう思っていたのかな…と考えました。お子さんがいる方は、大切にしてあげようとより強く感じられると思います。
また、僕たち役者が何を感じているのか一度では分からないところもあると思うので、ぜひ劇場にお越しいただいたり配信で観ていただいて、細かな部分まで楽しんでもらえたらと思います。
オザワ・章平
オザワを演じさせていただきます、章平です。今まさにゲネプロを終えて、戻ってきました。
今回の作品はすごく痛快な芝居になっていると思います。観ている側も演じている側も、とても清々しい気持ちになれるというか…。本当に何も考えずに、目の前で起きていることをそのまま受け取っていただけたらと思います。深く考えずに観て、そしてぜひ楽しんで、劇場や配信で何度もご覧いただけたらとても嬉しいです!ぜひお楽しみに!
『BIRTH』より (c)シライケイタ/BIRTH製作委員会
『BIRTH』 (c)シライケイタ/BIRTH製作委員会
『BIRTH』より (c)シライケイタ/BIRTH製作委員会
『BIRTH』より (c)シライケイタ/BIRTH製作委員会
『BIRTH』より (c)シライケイタ/BIRTH製作委員会

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