AC/DC新曲を解禁そしてニューアルバ
ム詳細も発表

先日、ほぼ全盛期のメンバーで復活を発表したAC/DCは、オリジナル・アルバム『パワーアップ(原題:PWR Up)』を2020年11月13日に世界同時発売することを発表。また、同時に、新曲「ショット・イン・ザ・ダーク(原題:Shot in the dark)」をフル・レングスで解禁し、各種サブスクリプションやYouTubeで公開した。
このアルバムは、前作である2014年発表の『ロック・オア・バスト(原題:Rock Or Bust)』以来6年ぶりとなるもので、メンバーは、リード・ギターのアンガス・ヤング(Angus Young)、サイド・ギターのスティーヴィー・ヤング(Stevie Young)、ボーカルのブライアン・ジョンソン(Brian Johnson)、ベースのクリフ・ウィリアムス(Cliff Williams)、ドラムのフィル・ラッド(Phil Rudd)の5人。
残念ながら、認知症を患い2017年に他界したリズム・ギターのマルコム・ヤング(Malcolm Young)を欠いてはいるが、名盤『バック・イン・ブラック (原題:Back In Black)』などを世に送り出した1980年代のクラシック・ラインナップがほぼ揃った鉄壁の布陣といえる。
今回発表された新曲「ショット・イン・ザ・ダーク」は、イントロのギターのリフから一聴してAC/DCとわかる仕上がりとなっている。

アルバム『パワーアップ』は、マルコム・ヤングが遺したリフやアイディアを元にして完成させた曲も含むとのこと。プロデュースはブレンダン・オブライエンが、ミックスはマイク・フレイザーが担当。この2人は、前2作から引き続いての続投となっている。
前作『ロック・オア・バスト』以降、数々の困難に見舞われバンドの存続すら危ぶまれたAC/DCだが、スケールダウンすることなくまたシーンの最前線へ帰ってきたことを素直に喜びたい。
新作の海外盤のみのデラックス・エディション「パワーアップ・ボックス」(完全生産限定)は、液晶スクリーンつきのボックスで、USBケーブル付のスピーカー内蔵パッケージになっているとのことで、彼ららしい遊び心も健在。
通常盤は紙ジャケット仕様で、日本盤のみBlu-spec CD2での発売となる。
この詳細発表以降、海外のメディアでは盛んにツアーの可能性を憶測する報道がなされているが、また彼らのステージに触れられる日を心待ちにしたい。

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