TVアニメ最終回後を描いたオリジナル
ストーリーとは『富豪刑事 Balance:
UNLIMITED The STAGE』が開幕へ 舞
台写真&ゲネプロレポートが到着

2020年10月2日(金)~11日(日)品川プリンスホテル クラブeXにて上演される『富豪刑事 Balance:UNLIMITED The STAGE』。本日初日を迎えるにあたり、ゲネプロが行われ、オフィシャルより舞台写真とレポートが到着したので紹介する。
筒井康隆作・伝説のミリオンセラー「富豪刑事」(新潮文庫刊)と、その設定を現代に移し替え大胆にリブートしたTVアニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』。これらを原作とし、舞台化したのが本公演だ。TVアニメ最終回後のオリジナルストーリーを展開し、円形の劇場を目まぐるしく駆け抜ける迫力のアクションと映像表現を融合させた演出で、シリアスなシーンや、つい笑いのこぼれるようなやり取りを盛り込みつつ、息を呑むようなスピーディかつ心躍るステージとなっている。
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
オフィシャルレポート
客席に流れていた明るい楽曲が緊迫感のあるものへと変化した後、ピアノが奏でるクラシックに入れ替わった。そこに電話の音が重なり、暗闇の中で無機質に鳴り響く。
ステージの後方から、静かに現れたスーツ姿の男――神戸大助(糸川耀士郎)が受話器を取ろうとした瞬間、その横から加藤 春(菊池修司)が掻っ攫って、ニヤリと笑う。
ふたりの“刑事”が見つめ合った次の瞬間から、怒涛のオープニングがスタートした。
舞台上に次々とキャラクターたちが現れ、軽快な楽曲に合わせてポーズを決めていく。スーツ姿の男たちが繰り広げるアクションに女性たちのしなやかな身のこなし、ステージ中央で大助たちが拳銃を構えるスタイリッシュさに早速痺れた。
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
本作は、TVアニメ最終回後を描くオリジナルストーリー。
事件は謎の新物質“アドリウム”の闇取引に関する「タレコミ電話」から始まる。
取引現場と目されたパーティーに潜入した警視庁・現代犯罪対策本部準備室(通称・現対本部)の面々は相変わらずのマイペースさだ。
亀井新之助(松島勇之介)、清水幸宏(すわいつ郎)、湯本鉄平(真壁勇樹)、佐伯まほろ(森田涼花)の4人によるツッコミ不在ともいえる会話は、緊張感の高まる事件の中で、ホッとできる一コマでもある。
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
捜査の最中に大助が使用するアイテムの数々は、舞台後方のスクリーンと映像がリンクしたりといったハイテク感が演出されており、流石は神戸鈴江(立道梨緒奈)が開発したガジェットといったところ。
劇場空間を目一杯使った演出は臨場感たっぷりで、観客はすっかり“事件現場”の目撃者の気分になるだろう。舞台装置は透明のアクリルボードと、後方に設置された左右の階段、5つの扉のみというシンプルな作りだが、役者たちが繰り広げるアクションと心理描写を引き立てている。
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
パーティーで加藤は、警察学校時代の相棒・守山秋文(山本一慶)と再会。一方、大助はパーティーの主催者である宮城友輔(瀬戸祐介)と接触する。
互いに懸念を残しながらも、いよいよ取引現場を抑えようとする加藤たち。だが突如として現れた黒ずくめの襲撃犯に襲われ、“アドリウム”に関するデータを所持していた容疑者は死亡。取引相手は逃亡し、加藤を庇った守山も負傷してしまう。
引き続き取引相手を追いかけ、襲撃犯を突き止めようとする大助たちだが、事態は思わぬ方向に。なんと内通者の疑いをかけられた加藤が、警視庁「捜査一課」の星野 涼(坪倉康晴)らに拘束されてしまったのだ。
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
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本当の“内通者”は一体誰なのか? 現場に居合わせた守山、現対本部とは別のルートから事件を追う室井 敏(堂本翔平)、加藤と守山の警察学校時代の教官である坂守信雄(窪寺 昭)も登場して、疑いの目がそれぞれに向けられる……。
TVアニメのシリーズ構成・脚本を担当した岸本卓による書き下ろしのため、キャラクターの言動に全くブレがない。そこに生身の役者たちが身のこなしと細やかな感情の変化を加えて、物語を立体化している。
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
糸川耀士郎が演じる大助のクールな物腰と、菊池修司が演じる加藤の一直線な熱さ。ふたりの魅力が舞台を牽引しており、そこに舞台オリジナルである守山役の山本や坂守役の窪寺が持つ人間味が、大助と加藤というキャラクターにさらなる厚みを与えている。宮城役の瀬戸、室井役の堂本の役割にも注目だ。
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
アニメファンにとっては耳馴染みのあるテーマ曲は、劇場空間で聴くとより華やかでゴージャス。この高揚感を是非とも味わって欲しい。勿論、足を運ぶのが難しい方は配信でも。共に事件の解決を見届けていただきたい。
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥 (c)神戸財閥ステージプロジェクト
なお、本作の千秋楽公演のライブ配信、Blu-ray&DVDの発売も決定した。ライブ配信は 2020年10月11日(日)18:00~より行われ、初見より24時間見放題なアンコール配信もあるので、自宅から本公演を何度も楽しもう。

アーティスト

SPICE

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