ボイメンの弟分“BOYS AND MEN 研究
生”が“BMK”に改名 1月にシングル
「モンスターフライト」でメジャーデ
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東海エリアを中心に全国に向けて活動中の男性ユニット・BOYS AND MENの弟分グループ・BOYS AND MEN 研究生が、BMK(Big Monster Kite)に改名し、2021年1月13日にビクターエンタテインメントよりリリースするシングル「モンスターフライト」でメジャーデビューすることが発表となった。
これらの情報は、BMシアターにて行われた『BMKメジャーデビュー発表記者会見』にて発表されたもの。司会にBOYS AND MEN水野勝、本田剛文を迎え、記者会見の様子をYouTube Liveにて同時配信という形で行われた。
以下、オフィシャルレポートをお届けする。
2013年の始動以来、インディーズにもかかわらず、2度のゴールドディスク認定を受け、2018年には和田アキ子氏のデビュー50周年プロジェクトとしてコラボシングル「愛を頑張って」を発表。日本レコード大賞の企画賞を受賞するなど、さまざまな話題を振りまいてきたBOYS AND MEN 研究生、略してBMK。本来は2020年夏のメジャーデビューが予定されていながら、昨今のコロナ禍から延期となり、ついに迎えたこの日。司会を務める先輩のBOYS AND MENの本田に呼び込まれたメンバー5人は、メンバーカラーの運動着&自転車に乗って登壇するという、驚きのスタイルで現れた。この衣装と自転車は『研究生ラスト1ヵ月プロジェクト』として9月の1ヵ月間、名古屋市内にある700社を超えるすべての神社をメンバー全員で廻った『開運祈願!究極の神頼みツアー』で使用されたもの。この祈願廻りは“世の中を取り巻く不安の一日も早い終息、そして皆様の安全を願い、デビューに向けて参拝するもの”で、リーダーの米谷恭輔いわく「一番遠い神社は、自転車で片道25キロを2時間かけて走った」と、かなりハードなものだったようだ。また、SNS上でファンからの願いごとを募集したところ5000件以上の投稿があり、やはり“大変な状況が早く元に戻りますように”“世の中が元気になりますように”といった願いが多かったとのこと。「その気持ちを皆さんの分も乗せて、二倍にしてお祈りさせていただきました!」と報告しつつ、「歌がもっと上手くなりますように」(米谷)、「ずっと健康でいられますように」(松岡拳紀介)といった個々人の願いも、もちろん祈願したという。
本田剛文、BMK、水野勝
また、同じく『研究生ラスト1ヵ月プロジェクト』として、この9月にはすべてコンセプトの異なる10本のライブを配信する『研究生最後の10本勝負!!』も実施。朝8時半からのライブなど、テーマやセットリストもすべてメンバーでプロデュースし、中原聡太も「配信ならではのことができて良かった」と笑顔を見せた。昨日9月30日に行われた10本目の「【其の十】BOYS AND MEN 研究生 卒業式」についても、「気付けば6、7年BOYS AND MENを研究してきたので、ついに終わってしまうのかという寂しさもあったけれど、メジャーデビューに向けての新たなスタートラインに立つことができるという喜びの方が大きかったので、前向きな気持ちで1日頑張れた」と米谷が宣言。それに対し、司会の水野が「BOYS AND MENを研究して何か学びましたか?」と問うと、佐藤匠が「とりあえず大きい声を出せとか……」と答えたのに対し、同じく司会の本田が「6年もかけて研究する内容ではなかった」と笑わせて、後輩の緊張を和ませるのも微笑ましい。
そして【BOYS AND MEN研究生(略称BMK)】から【BMK(Big Monster Kite)】への改名がスクリーンに発表されると、「これは……騙された、俺ら?」「ドッキリですか?」と戸惑う先輩方と同じく、視聴するファンからは“そのままじゃん!”というツッコミもある一方で、“これからもBMKだ!”という喜びの声で溢れた。ここで「同じBMKでも中身が変わった。これは“Big Monster Kite”の略で、Kiteは凧という意味。凧のようにどんな逆風にも負けず上昇していき、逆境に負けない “怪物級のグループ”になってやるぞ!という想いが込められているんです」とメンバーが説明すれば、水野も「困難があればあるほど燃え上がってほしい」とエールを送った。
BMK
さらに2021年1月13日にビクターエンタテインメントよりシングル「モンスターフライト」でメジャーデビューすることを発表し、米谷は「もともと夏ごろに発表する予定だったので、ファンの皆さんをお待たせしたぶん、一気に皆さんに元気を届けていけるように、マジで“怪物級”の“逆風”に負けない大きなグループになっていきたい」と決意表明。デビュー曲についても「どんな困難にも負けずに乗り越えていくぞ!という僕たちの強い意志を歌った超ド根性ソングです!」と松岡が熱弁したが、コロナ禍という逆風に負けず今日を迎えた彼らにはとって、まさしくピッタリのデビュー曲と言えるだろう。
BMK
三隅一輝も「お待たせしたぶん、皆さんにたくさん返していかないといけないと思うんで」と真摯に語り、3ヶ月先にリリースする楽曲を、なんと、この場で初歌唱することに。まずは2013年のオーディション開始から現在に至るまでのBMKの軌跡を収めたビデオが上映され、2017年にメジャーデビューへの選抜に洩れてしまった悔しさ、2018年に「愛を頑張って」で果たした和田アキ子氏とのコラボシングル、今年2月のセンチュリーホール単独公演でのデビュー発表など、どんな状況でも決して諦めることのなかった5人の7年間が映し出される。そして、きらびやかな学ランにBMKの文字をあしらった新衣装に着替えた5人が現れると、「モンスターフライト」を初パフォーマンス。勢い満点のコールから厚みのある艶やかなボーカルに乗せ、さまざまな艱難辛苦を乗り越えてきた彼らだからこその逞しさ、力強さを全面に押し出したリリック&ステージングで、視聴者の目を瞬く間に奪ってゆく。“もう 2 度と譲れねぇんだよ”とキメた中原は、曲が終わると「メチャクチャ緊張しましたね!」と吐き出したが、本田は「かなり熱い楽曲に仕上がってましたね」と称賛。曲のパワーと同じく、インパクトのある振り付けはラッキィ池田氏が手掛けたとのことで、凧をイメージして身体を揺らすサビの“凧ダンス”についても「ぜひ覚えて、次に披露する際は一緒に踊っていただけたら」と、三隅が頭を下げた。
BMK
最後は、それぞれの想いを手書きでペイントした凧を使って、今後の抱負をそれぞれ発表。三隅は「夢や挑戦を諦めてしまう人が多い状況だからこそ、僕たちがどこまでも高く跳んでいくことで夢や勇気を与えたい」と“飛翔”の文字を。中原は「グループのコンセプト通り逆風さえも乗りこなして、5人で力を合わせてどんな高い壁でも乗り越えたい」と“逆風を制す!”と掲げた。毎週月曜日にスマイル動画をUPしている松岡は「一人でも多くの人を笑顔にしたい」と“笑顔”をデザインした凧を広げ、米谷は“全国ツアー”と具体的な目標を提示。「各地から愛を頂いているので、恩返し精神で回りたいです。特におじいちゃん、おばあちゃんが住んでる石川県には行きたい!」と意気込みを示す。佐藤は“多幸感振りまくグループへ!”と、凧に引っ掛けたヒネリのあるワードを挙げ、「自粛期間中に一番必要なのはポジティブになれる多幸感。僕たちはKite=凧がコンセプトなので、そんなイメージを振りまけるような、世界一の多幸感を振りまけるグループを目指します!」と高らかに宣言してみせた。さらに「最近、多幸感を感じたことは?」と水野に問われると、自身もBOYS AND MENファンであるということで、「BOYS AND MENの皆さんのライブツアーを観させていただいたのが最高の多幸感でした!」と満面の笑みに。そうして彼が味わった多幸感を来年1月、今度はBMKの5人が全国に、そして世界に振りまいてくれることを期待したい。

撮影=宮田政也

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