「エンターテイメントの火を消したく
ない」寺脇康文、塚地武雅らが美女4
人と共に視聴者参加型即興劇を配信!
 『あなたと作る~etude The 美4』
製作発表

地球ゴージャスの寺脇康文とドランクドラゴンの塚地武雅が、美女4人と共に即興劇を生配信する『あなたと作る~etude The 美4』(エチュード ザ ビフォー)が2020年10月21日(水)、23日(金)、23日(土)の3日間開催される事となった。これに先駆けて9月29日(火)、都内にて製作発表会見が行われ、寺脇、塚地と女性陣を代表して山口乃々華(E-girls)と、早川聖来(乃木坂46)が出席し、舞台の詳細や今の心境を語った。
本公演はコロナ禍で舞台鑑賞を以前のように自由に楽しむ事ができなくなっている中、生の舞台ならではの役者たちとの一体感、時間の共有を楽しんでいただく事を狙った企画の第一弾となる。「エチュード」つまり即興劇を生配信で観ている観客から直接チャット機能を使って出演者の役設定などのお題を受け取り、ミュージカル仕立てで作っていく事となる。
寺脇康文
寺脇はコロナ禍を踏まえ「少人数で配信で、稽古期間も長く取れない中、できる事はと考えたらそれは即興劇だろうと。歌う曲を数曲決めて生でやってみようというオファーをいただいた。そして相棒として塚ちゃん(塚地)にLINEで『こういう企画があるのでやってね!』と年上の力を使ってね……いや、決してパワハラではないです。おっさん二人が美女と共に楽しい世界を作っていけたら」と笑いを誘いつつ、キックオフのきっかけを語った。
塚地は「今、寺脇さんがおっしゃったように『塚ちゃんでやるから!』ともう決まっていたかのようにオファーされました(笑)」と寺脇からのパスをきっちり受け、「本当に面白い試み。役の設定やネタなどをお客様からいただいて作るので、お客様も参加している感が強くなる。エチュードという事でどんな流れになるのか読めないし、参加者もどんな風に踏み込んでくるのかが決まっていないところも楽しんでいただきたい。楽しみですし、不安でもあります」と率直な気持ちを口にした。
山口乃々華
山口はこれまでE-girlsではパフォーマーとしてやってきた。退団後は俳優として映画などで活躍中。「お客さんの前で初めて生歌を歌う事ができるのか、また芝居の経験もあまりなく稽古もないという事で、昨夜は不安で眠れなかったんですが、今日この会見の前に少しリハーサルをしたら、凄く楽しい雰囲気だったので、本番が楽しみになりました。素敵な明るいパワーをお客様に届けられたら」と笑顔を見せた。即興劇の経験はほぼないと語る山口だったが「自信はないですが“ある気持ち”で頑張ります!」と宣言し、早速、寺脇たちに言葉尻をいじられていた。
早川聖来
そして早川は「本日はおわっ」と挨拶の冒頭で甘噛みし、寺脇たちから「いいんだよ!」とフォロー。「コロナ禍の中こんなおもしろい企画を実行してみようとされていることを聴いて凄く感銘を受け、私も参加させていただけることが嬉しいです。少しでも演劇を届けていけたら」とコメントした。実は早川は乃木坂46に加入する前に演劇のワークショップを受けていたと語ると「先輩、宜しくお願いいたします」と、また寺脇らがいじりたおしていた。
早川聖来
山口乃々華
女性陣は山口、早川のほか、元AKB48で現在は活躍の場をハリウッドにも広げている俳優の秋元才加と声優として活躍中の内田真礼が一人ずつ参加し、寺脇・塚地とタッグを組む。この人選について寺脇は「あらゆる分野から特徴のある方をお願いしたいと思って。僕らもその人たちの個性を活かしながら即興劇を作っていきたい」と説明。
山口も触れていたように会見前にエチュードのリハーサルをやってみたら「早速、塚ちゃんが“ウニダンス”を踊り始めて」と笑い出す。「キレッキレでしたよね」「手の指がウニでしたね」などと女子たちに突っ込まれていた。

そして寺脇が何故塚地を相棒に指名したか? という質問が記者から飛ぶと「これまでにも何度か共演させていただいたんですが、昨年はドラマ(カンテレ『死亡フラグが立ちました!』)でがっつり組ませていただき、その時に一緒に何か作っていく相手は岸谷五朗か塚地武雅しかない、と確信したんです」と打ち明けると隣で塚地がもにょもにょと照れ笑い。「笑いがとても真摯。悪ふざけでなく感情にのっとった演じる延長線上の笑い。笑いが綺麗なんです」と塚地の魅力を語ると「笑い“が”って言うと他が汚いという意味に取れるって」と塚地が突っ込み一同大笑いとなった。また今回ミュージカル仕立てという事で塚地の歌声について聴かれた寺脇は「歌声も綺麗。容姿は……いや何でもない」といじっていた。それらの言葉を受けた塚地は「恥ずかしいの一言です。ドラマ撮影中でも寺脇さんの心構えやサービス精神を感じましたし、多彩だし面白い。憧れの先輩です」とリスペクト。
塚地武雅
今回、配信上演ということで観客の直接の反応が見えないという事についての不安をどう乗り越えるか? と聴いたところ、寺脇は「実際にお客さんが入る事でこっちもアドレナリンが出るものですから、高揚していけるかが不安です。でも唯一良いと思うのはスベっている事が分からないこと(笑)。スベってない、笑いは聞こえてきたぞと想像しながらやっていけること」とニッコリ。塚地も「お客さんが投稿した役名や『こういった性格でやってほしい』なども使われるので『お! 私の考えた名前で上演されている!』みたいな興奮も感じられると思います。ちなみに僕の場合はダウンタウンさんのラジオで投稿を読んでもらったのがこの世界に入ったきっかけですから」と思い出話が飛び出していた。
「地球ゴージャスです!」事務所の後輩perfumeの真似をする寺脇さん
最後に寺脇は「とにかくエンターテインメントの火を消したくないという想いからこの企画が始まりました。今できる事をできる範囲でやりたい。辛い事も多い日々ですが、僕らは前向きに一緒に力強く歩いていきたいです」と締めた。
取材・文・撮影=こむらさき

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