舞台『おかしな二人』出演の花總まり
にインタビュー!「このカンパニーで
“おかしな二人”は誰?」の答えとは
!?

2020年10月8日(木)より東京・日比谷シアタークリエにて舞台『おかしな二人』が上演される。本作は、ブロードウェイ随一の喜劇作家ニール・サイモンの代表的コメディ『おかしな二人』(1965)が原点。大地真央と花總まりが初タッグを組んで本作に挑むという事でも話題となっている。

大地演じるオリーブの家に転がり込んできた、つい最近夫から離婚を切り出されたばかりのフローレンス役を演じる花總に話を伺った。ほぼ初というコメディ作品に挑戦することについて花總はどのように考えているのだろうか?
――まずはコメディに初挑戦するという事で今の心境から教えてください。
凄く楽しいですが、難しさも同じくらい感じています。私はこれまでミュージカルへの出演が多かったのですが、ストレートプレイである本作の膨大な台詞量に立ち向かう大変さ、また台詞が持つおもしろさを的確に観客に伝えるという最低条件を乗り越えないとならないと感じています。凄くシンプルなんですが、その難しさを感じています。なにせ台詞をこれだけ喋る事に慣れていないんです。
――そうなると、ストレートプレイにも多数出演されている先輩の大地さんから学ぶことも多いのではないですか?
そうですね。今演じる上での壁~単純に慣れていなかったり、滑舌や間の取り方などに連日難しさを体感していますので、大地さんが演じられているお姿を拝見する事で勉強しています。大地さんは間の取り方やテンポ感などを的確にハメていかれていますし、自然にお芝居をされているんですが、芝居の中で伝えたい事が明瞭に伝わるのでさすがだなあと思っています。
花總まり
――大地さん初め、共演者の方々は皆さん凄腕の役者さんばかりですね。特にコメディセンスに長けた方々との稽古中、誰かの芝居で思わず吹き出したりする事も少なくないのでは?
そうなんです!本当に皆さん面白いので、結構笑ってしまいます。皆さんそれぞれの持ち味を活かして演じていらっしゃいますので、皆思わず吹き出してしまっています。
――タイトルに絡めてキャストの中で「おかしな二人」を挙げるとしたらどなたを選びますか?
皆さんおかしいのですが、役的には渡辺大輔さんと芋洗坂係長さんのスペイン人ブラザーズのお二人が特殊なキャラを今作っているところです!
そういえばこの前、しずちゃん(山崎静代/南海キャンディーズ)と、芋さん(芋洗坂係長)がおかしなやり取りをしていて。稽古場では芋さんが私の真後ろの席で、しずちゃんが斜め後ろの席なので、3人でいろいろ喋っていたんです。そうしたらしずちゃんが芋さんに「何かアドバイスをお願いします~」って口にして(笑)。そうしたら芋さんは「今のままで十分面白いですよ」って返していて。そのやり取りがとても面白かったです(笑)。
――改めて花總さんがコメディを演じる上で大切にしたいと思う事は何ですか?
自分では何がコメディなのか、これはコメディ作品なのか、笑わせる事がコメディなのかと考えてしまいます。一言で「コメディ」と言いますが、きっともっと深い世界なんでしょうね。今回の作品には作者が何を伝えたいのかを演じる側として見逃してはいけないんだろうと思うんです。そうでないと単純に笑いを取るだけのものになってしまうので、その事を忘れてはいけないと。そこが難しくもあり大変でもありますが、きっと面白いところなんでしょうね。
花總まり
――今回コロナ禍の中で、稽古場でも感染対策を行い、公演でも1列目を空けたり、検温を行うなど徹底した感染対策をされての上演となります。花總さんとしてこの上演をどのように感じていらっしゃいますか?
やはり私は、舞台は生が一番だと思っていますし、そこにお客様がいらっしゃるからこそ伝わるという事が生の舞台の良さだと思っています。今回コメディという楽しい作品なので、自分たちがある程度のところまで作っていって残りの部分をお客様と一緒に一つの作品を作っていきたいなと考えていますので、是非お客様にも生の舞台に参加していただきたいです。コロナ禍という窮屈な生活が続いていますが、楽しんで参加する気持ちで劇場に来ていただけたらいいですね。
――この舞台の最後には、スペシャルカーテンコールを用意されていると聞いています。
今から振付を作るところなんですが、私が思うに楽しく芝居を終われるのがいいですね!今回カンパニーメンバーも少人数です。芝居はアットホームで明るく前向きに終わるので、カーテンコールもぜひ楽しんでいただきたいです!
取材・文=こむらさき 撮影=福岡諒祠

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