朝倉さや、ニューシングル「新・東京
」発売「帰りたくても帰れない、こん
な時代だからこそ」

今年4月1日に発売したメジャーデビューアルバム『古今唄集~Future Trax BEST~』が、このコロナ禍の状況の中でも好調な売り上げを見せている朝倉さや。そんな中、9月17日にFM NACK5の自身のラジオレギュラー生番組の放送で新曲のリリースを発表した。

7年前に発表したインディーズデビュー曲「東京」を今の時代の空気を織り込みながらイチから再構築して、自身の今の気持ちを濃密に詰め込んだ作品で、デビュー曲とは全く違うアプローチで制作されたその曲は、まるで新しく開通した新幹線の新駅のように「新・東京」と命名された。元々の「東京」の歌詞は、上京して独りで暮らし始めた主人公が現実を受け入れるため必死で生きながら、ふと見上げた空は故郷と繋がっていることに気づき、独りぼっちじゃないと感じるというストーリー。デビューを夢見て上京した朝倉の姿を描いた自画像だ。

今回の「新・東京」はそれと同じ歌詞を歌いながら、単なる朝倉の自画像に納まらず、昨今のコロナ禍で簡単には故郷に帰れない、もしくは逆に会いに行けないディスタンスな時代を生きる人々の気持ちが投影されているように感じられる。その心のディスタンスをSNSやZOOMなどのデジタルコミュニケーションツールではなく、飾りを削ぎ落とした生身の人間の声で繋ごうとしているのがこの楽曲だ。ピアノと声だけ。だからこそ伝わる暖かさがここにある。アレンジとピアノ演奏は日本を代表するピアニスト倉田信雄氏が担当。富良野塾の舞台の音楽監督、森山直太朗の『さくら(独唱)』での演奏、さだまさしのツアーの音楽監督としても広く知られている。

カップリングには、朝倉が敬愛する吉幾三の1984年の大ヒット「俺ら東京さ行ぐだ」のカバー。日本語ラップの元祖とも言われるその曲を、アメリカボストン在住のYUKI KANESAKA(monolog/U-KEY/バークリー音楽大学助教授)が再構築。欧米のヒットチャートに次々と作品を送り込むサウンドプロデューサーYUKIにより、朝倉さやの輝くように明るいキャラクターを前面に押し出しながらも、最先端のダンスチューンに仕上げている。

【朝倉さやコメント】 「東京」は私が生まれて初めて作った曲です。全てはこの曲から始まり、沢山の人に出会い、色々な経験をさせていただきました。そして今「新・東京」として皆さんにお届けできる事が本当に嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。山形の広い青空、上京してからの様々な日々が思い起こされるような倉田信雄さんのアレンジ、ピアノ演奏がとても暖かく、溢れてくる想いを素直に歌に乗せる事ができました。故郷に帰りたくても帰れない、こんな時代だからこそ聴いて欲しい曲です。 カップリングの「俺ら東京さ行ぐだ」は同じ東北なまりがなんとも言えない心地よさとカッコ良さで「俺らこんな村嫌だ」と言いながら故郷愛が詰まりに詰まっている感じがしてとっても大好きです。東北と吉幾三さんをリスペクトし、YUKI KANESAKAさんのサウンドを楽しみながら歌わせていただきました。 大切に歌っていきたい二曲です。是非楽しみにしててけろな♪

朝倉さや ニューシングル『新・東京』

2020年10月28日(水)発売
UPCY-5092 / 1,350円(税込)
[ 収録楽曲 ]
1. 新・東京
2. 俺ら東京さ行ぐだ
3. 新・東京(Instrumental)
4. 俺ら東京さ行ぐだ(Instrumental)

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