Editor's Talk Session

Editor's Talk Session

【Editor's Talk Session】
今月のテーマ:コロナ禍を
背景にしたライヴハウスの発展

“配信でここまでできるんだ!”
って意地を見せたい

千々和
篠塚さんは先日、高音質の音声のみのライヴ配信をされていましたよね。
篠塚
そうですね。映像はなしにして、音声だけで弾き語りの配信ライヴを定期的にやってます。配信ライヴ自体はコロナ禍のかなり初期から率先して始めたんですけど、僕は実際に好きな人に会う約束があることで“そこまでは生きてみようかな”って思えたりするので、自粛期間が落ち着いた頃に一旦やめました。やっぱり人数制限や対策をしっかりして、実際に会ってライヴをしようと。そうメンバーとも話し合っていたタイミングで、どんどん感染者の数が増えてきたので、配信のほうが安心できる人がいるなら安心できるまでは定期的にやり続けようと思って。でも、“音楽の中身や本質は音楽そのもの”だと僕は思うから、配信技術にはあまり力を入れる気になれなくて。もともと映るのも得意じゃないし、写真も苦手だしってのもありますけどね。“もう、音だけで伝わらないなら俺の配信なんか死んでいい”って感覚でやってます。
二位
でも、俺はそれじゃダメだから“命懸けの配信をしようぜ!”って言ってるんですよ。
篠塚
そうそう。今ちょうど二位さんに誘われてるんです。“ライヴハウスからの配信でここまでできるんだ!”っていう意地を見せたいから、“本気の配信ライヴをQueと一緒にやらないか?”って。
二位
俺がライヴハウスを始めた頃の感覚で言うと、そもそもPAも照明も今の10分の1もなかったんですよ。照明も会場の壁に付いてる電気のスイッチを点けたり消したりしてやってるライヴハウスもありましたから。
篠塚
ありましたね。地元のライヴハウスも電気のスイッチをパチパチして照明にしたりして、どこも手作りでしたもん。
二位
その時に“大きい会場の素敵な照明はどうやったらライヴハウスで再現できるんだ?”って思ったことで、今の照明設備に辿り着いていると思うんです。それで考えれば、今の配信ライヴがまさにその感覚に近いんじゃないかと。この状況の中で取り組むことでだんだん良くなっていくと思うんですよね。
石田
コロナ禍の中、どんな意識でいるかが大事だってことですよね。誰もが不安なわけだけど、流されるままだと何も変わらない。現状を把握して、先を見据えて行動しないと。
岩田
生のライヴが再開した時、活かせるスキルになりますよね。
二位
そうなんですよ。配信をやりだしたことで、今までなんとなく作業をしていたことが明確になっていくんです。照明の当て方とか、音の大きさとか、チューニングのずれとかも。そういうものが如実に分かるんで…鍛えられますよね(笑)。
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OKMusic編集部

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