畠中 祐

畠中 祐

【畠中 祐 インタビュー】
ひとりひとりに届けるような
曲にしたいと思った

『ウルトラマンZ』のウルトラマンゼット役、アニメ『甲鉄城のカバネリ』の生駒役などで人気急上昇中の声優・畠中 祐が、4thシングル「HISTORY」をリリースした。昨年の1stワンマンライヴ『TASUKU HATANAKA 1st LIVE -FIGHTER-』をはじめ、さまざまな経験を糧に制作された今作には自身の作詞曲も収録。歌うことへの想いと意味が詰め込まれた作品について訊いた。

ライヴの光景を浮かべながら
ひとりひとりに向けて歌った

「HISTORY」はこれまでのシングル表題曲とは雰囲気が違い、温かみのあるEDMナンバーですね。

ちょうど1年前に初のワンマンライヴを行なったのですが、目の前でお客さんの表情を観ながら歌う経験をして、心の底から歌うことが楽しいと思ったんです。フェスやイベントで歌うことも楽しかったけど、“やってやるぞ!”とか“爪痕を残してやる!”と気合いも入っていたので、どこかガツガツした感じだったんですね。もちろんワンマンでもそういう気持ちはあったけど、お客さんが本当に喜んでくれていたり、感動してくれたり、僕の声や表情で一喜一憂しながらペンライトを振ってくれて、“僕の音楽でこんなに楽しんでくれるのか!?”と思って、あの光景を観た時に“楽しい”という気持ちの原点に立ち返れました。でも、それは目の前にいるみなさんとの空間や気持ちの共有がなければ成り立たないもので。だから、“これからもあなたと一緒に進んで行きたいし、頑張っていきたい。よろしくね!”と。その気持ちを大勢に向けるというよりも、ひとりひとりに届けるような曲にしたいと思いました。

初ワンマンは最初から楽しかったですか?

ライヴが始まる直前までは不安しかなかったです。もともと自分にすごく自信を持っている人間じゃないし、いいものが届けられるか不安で。なので、自分で言うのはあれですけど、ものすごく練習しました。それでも不安は解消されず…。

実際にステージの幕が上がって、お客さんの顔を観た時の気持ちはどうでしたか?

その瞬間、不安だった気持ちが全て吹っ飛びました。ライヴは本当に楽しくて。お客さんは味方なんですよね。“みなさんに本当に納得してもらえるのか?”と評価ばかりを気にしていたから、敵とまでは言わなくても、いつの間にか壁に感じていたんだと思います。正直言って、細かい失敗はいっぱいあったんですけど、それも含めて生のライヴの良さとして受け止めてくれました。バンドメンバーやダンサーのみなさんの存在もすごく心強かったです。

それで、この人たちと歴史を作っていきたい…と。そんな「HISTORY」のレコーディングの時は、やはりステージから観た客席の光景を頭に浮かべていました?

はい。その光景を浮かべながら、そこにいるひとりひとりに向けて歌う意識でした。“あの時、あの人と目が合ったな”とか、来てくれたひとりひとりの表情を思い浮かべながら歌いました。実際、ライヴの時は客席全体がすごくよく観えてたんですよ。もし次にどこかで会ったら、きっと“あっ! ライヴに来てくれた人だ”って分かると思います(笑)。

この曲のMVですが、おじいちゃんおばあちゃん、子供も出てきたのが印象的でした。

僕は自分の好きな音楽を男女の性別や世代に関係なく、みなさんと共有できることの喜びや楽しさを感じているので、そういう僕の気持ちが表れている映像になりましたね。

インスタント写真が出てきますが、それも温かみがあり、曲の雰囲気とも合っていますね。

確かにそうですね。MVの最後に一冊のアルバムを作るんですけど、デジタルで撮ってデータを保管するのではなくて、撮った写真を一枚一枚見ながら貼っていったんです。アナログな手作業でしたけど、どんどん心が込められていくような気持ちになって、物として残るのは素敵なことだと改めて思いました。

畠中さん自身のヒストリーについてもうかがいたいのですが、どんな子供でしたか?

小学生の時はいつも歌っていました。特に風呂場で歌うのが好きで、反響する自分の声を聴きながら“もっとここを伸びやかに歌いたいな”と思ったりして。

よく歌っていた曲は?

DREAMS COME TRUEさんの「何度でも」や、当時流行っていたドラマ『ごくせん』の主題歌でD-51さんの「NO MORE CRY」、サスケさんの「青いベンチ」などですね。木造の家だったので外にまで響いていたみたいで、近所からリクエストが来たこともありました。

苦情じゃなくて?

近所迷惑を遠回しに伝えていたのかもしれないけど(笑)、そこで人に聴いてもらうことの喜びも知ったので、今思えば僕の音楽活動の原点はお風呂場かもしれないです!
畠中 祐
シングル「HISTORY」【初回限定盤】(CD+Blu-ray)
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OKMusic編集部

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