舞台演出家・米山和仁、映画監督・中
島良による短編ドラマ『F列23番の男
』の配信が決定 佐藤信長、山田ジェ
ームス武らが出演

2020年8月14日(金)20時より、LINELIVE、YouTubeにて『F列23番の男』(全5話)が配信されることが決定した。
本作品は、ミュージカル『ヘタリア』シリーズをはじめ、ミュージカルからコメディまで様々な舞台作品をプロデュースしてきた「4cu」制作による短編ドラマ企画。ロケ地は、実際に公演中止となってしまい使用されることのなくなった劇場。その劇場のステージ上ではなく、「客席側」を舞台に、舞台演出家・米山和仁(劇団ホチキス)と映画監督・中島良という、異なるジャンルのクリエイターによる共同演出の手法によって、演劇演出&映像演出がミックスした、一風変わったこれまでにないドラマ作品となっている。
『F列23番の男』撮影風景 (c)4cu/F列23番の男 
なお、撮影時の感染防止対策の徹底から、最少人数での撮影とし、一人芝居を中心に「劇場の椅子が語り部」という新感覚ストーリーだ。
出演キャストには佐藤信長、山田ジェームス武、石賀和輝、遊馬晃祐、鷲尾修斗が、そして語り部の「椅子」を磯貝龍乎が演じ、魅力的な物語を綴る。

【あらすじ】
ドラマの舞台は劇場。語り部は、「F列23番」の椅子。
これまで、その劇場で上演されてきた幾多の舞台公演、そしてそこに座る観客のすべてを観てきた椅子が語る、とある5人の観客たちの物語。
生きる時代も境遇もなにひとつ交わらない男たちの、椅子だけが知っている奇跡の繋がりとは……。
脚本・演出 米山和仁 コメント
米山和仁
およそ2ヶ月の自粛期間。時間がたくさんでき「これはいろいろインプットしたり、アウトプットできるぞ!」と思っていたのですが、私はやはり、締め切りがないと書く気が起きない人間らしく、この『F列23番の男』のおかげで、充実した2ヶ月を過ごせました。ありがとうございます。
『F列23番の男』に出演している座席の位置は、だいたい舞台でのリハーサル時、演出が座る位置でもあります。つまり、演出家の様々な想いが染み付いています。だからこんなストーリーが思いついたのかもしません。
この作品をご覧になられ、「また劇場に行きたいな」という気持ちになっていただけたら幸いです。
映像監督 中島良 コメント
中島良
コロナ禍の中で仕事が次々と中止となり、映画という表現の場も奪われ、「もしかしたら、これから先もなくなるんじゃないか」という不安から伏せっていたのですが、作品を作るという目的が生まれて徐々に回復していきました。
携わることで救われたと思います。
人が集まる場所には、その場所の記憶がある。今作では劇場の椅子が、面白おかしい思い出を語ります。
僕は作品を完成させ1話から最後まで見終わった後、「今後コロナ禍が続けば、人が集まることが、どんどん減って、文化の中から場所の記憶も失っていくかもしれない」と切ない気持ちになりました。
今作は舞台演出家の米山和仁さんとのコラボレーションによって、この時期にしか作れない唯一無二の輝きが生まれたと思います。
コロナ禍の悪夢のような現実の前で、「どのような表現をすべきか」舞台や映画を含む芸術文化が持続可能な経済活動になるよう僕たちはこれからも発信を続けたいと思います。
ぜひ、作品を見て話題にしてもらえると幸いです。
佐藤信長 コメント
佐藤信長
ーー今回の企画について
本来ならば、舞台『レイルウェイ』~Take Off~ が上演されている期間でした。
コロナの影響で公演が中止となってしまい、それを逆手にとって、
それならばいつも出来ないようなことを劇場を使ってやってみよう!みたいな企画が、レイルウェイっぽいというか、4cuさんぽくて、お話を伺った時、率直に面白そう!と思いました。
ーー作品を演じてみて
今回、草月ホールを丸々使って、ステージではなく客席といういつもと逆の場所でお芝居をさせていただきました。台本の中にある景色を妄想しながら、そして隣にいる彼女にも気を使いながら、演じている最中もあんなことやこんなことを考えました。
僕自身映像の作品に出た経験が少ないので、舞台の稽古のような時間はもちろんなく、1発で正解を出す、
という点に苦労しました。何度かNGも出してしまったのですが、演出の米山さんにアドバイスをいただきながら、なんとかやり遂げました。とても勉強になった時間でした。
ーーお客様へ
いつも応援していただきありがとうございます。まだまだコロナが収束せずに、予断を許さない状況ではありますが、演劇界が少しずつ再始動しています。
僕自身、入念に対策を行い、先日舞台を千穐楽まで駆け抜けることができました。以前のように絶対来てください!とは言えませんが、少しずつでもいいので戻ってきてくださるのを楽しみに、観に来てくださるのを楽しみに待っております。
山田ジェームス武 コメント
山田ジェームス武
ーー今回の企画について
皆さんこんにちは。ジェームスです!
コロナの影響で自粛が続き、皆さん何か喪失感だったりストレスだったりを感じていませんか?
僕もその1人です。何をするにしても前向きになれず好きな事から離れていくのが辛くて。
でも、僕たちが今まで皆さんに作品を届ける事ができていたのは他ならぬ応援してくれていた皆さんのおかげです。
だから、その恩返しとして、今の環境で出来ることを全力で楽しく演じました。
そんな素敵な作品作りをしている今回のチームに感謝していますし、さらにそんな作品に関わらせていただけている事に光栄です。
こうやって限りのある中での作品かもしれませんが全力で演じて少しでも見てくれる皆さん、応援してくれる皆さんが元気になれるようにこれからもコロナに負けず前向きに頑張っていきます。一緒に乗り切りましょう!
ーー作品を演じてみて
とにかく楽しかったです。脚本も読んでいて面白かったし何より皆さんでまた作品作りをできた事がとにかく楽しかった。僕はコメディを演じる事があまり多くないのでとても良い経験になったし今後も挑戦して行きたいと思います! 変顔だらけのジェームスをご堪能ください(笑)。
ーーお客様へ
先ほども言いましたが今、皆さんも大変だと思います。
身を守る為、家族を守る為、周りを守る為、自粛する方もいればこの状況下でも仕事をしなければいけなかったり毎日神経がすり減るような思いだとは思いますが気を強く持って共に頑張りましょう。
僕たちも少しでも皆さんに元気が届けられるように精一杯尽力いたします! 早い終息を願って今を精一杯頑張りましょ!
石賀和輝 コメント
石賀和輝
ーー今回の企画について
今回この様な状況の中、一つの作品を作る事が出来て本当に嬉しく思います。
作品を作れるという事が当たり前ではないということを強く感じました。
ーー作品を演じてみて
企画に関して、映像✕演劇が僕の中では初めて触れるものだったので、とても新鮮で楽しんでお芝居させていただきました。
ーーお客様へ
ご覧くださいましてありがとうございます。もしかすると僕の演じた役の様な方がいらっしゃるかもしれませんね! 笑 楽しんで頂けたら嬉しいです!
遊馬晃祐 コメント
遊馬晃祐
ーー今回の企画について
このご時世の中でお芝居ができる環境を作って頂き感謝しています。企画もステージ上ではなく、客席がメインとゆう面白い斬新な発想で楽しく撮影できました!
ーー作品を演じてみて
1人芝居で長回しをしたことがなかったのですごく緊張しました。それと心霊現象など僕は苦手なのでそこはすごくリアルに演じれてるかなと思います。不器用な僕ですが頑張ってるのでそこも楽しんでください(笑)。
ーーお客様へ
コロナウィルスの影響で厳しい状況は続きますが、俳優として皆さんに少しでもエネルギーを渡せるようにみんなで作りました。是非ご視聴よろしくお願いします!
鷲尾修斗 コメント
鷲尾修斗
ーー今回の企画について
コロナの影響で、色々な物事が苦しい状況になってしまっている中、この企画を聞いてすごく面白いと思いましたし、素敵な取り組みだと思いました。
ーー作品を演じてみて
普段は舞台上から見ている客席に座っての物語だったので、すごく新鮮でした。舞台上の物語だけでなく、客席1つにもいろいろな物語があるかもしれないと思ったら、一席一席が今までよりも大切に見えてきます。
ーーお客様へ
今回素敵な企画に参加させていただきました。
みなさんにも馴染みのある客席の物語を、楽しんでいただけたらと思います。
磯貝龍乎 コメント
磯貝龍乎
ーー今回の企画について
毎回ほんとありがとうございます。コロナで公演予定だった作品が延期になり、劇場をつかいいかに面白く、なおかつ安全に。そんなみんなの思いと、大人の事情が詰まった作品です。とっても素敵です。
ーー作品を演じてみて
今回はじめての声だけ出演でした。これを機に声の仕事を頂けないかなぁと思っています。
いや、思ってるだけですよ?僕なんかがそんな声優になろうなんてそんなおこがましい事……思ってませんよ……。でも磯貝どんどん伸びますよぉ??
ーーお客様へ
今回は劇場の『椅子』のお話です。普段お客様は椅子に座りステージを見ますが今回は、お客様が座る椅子に観点を当ててます。すなわち!お客様が各話の主人公なのです!! おもしろくも、ちょっとほっこりする。そんな作品です。是非お楽しみください。
『F列23番の男』SPOT映像

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