SEKAI NO OWARI 「周波数」世界の果てまで想いは届く!

SEKAI NO OWARI 「周波数」世界の果てまで想いは届く!

SEKAI NO OWARI 「周波数」世界の果
てまで想いは届く!

共同生活の中で生まれたSEKAI NO OWARI
2010年にインディーズデビューしたSEKAI NO OWARI(セカオワ)は、Fukase、Nakajin、Saori、DJ LOVEの男女4人から成るバンドです。
自分たちで作り上げたライブハウスを拠点に、共同生活を続ける中で生まれたSEKAI NO OWARI。メンバーは幼稚園からの幼馴染だったり、小学校中学校からの友達だったり。
そんなSEKAI NO OWARIの濃い人間関係に憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。
ここからは、彼らの楽曲の中から「TOKYO FM開局50周年アニバーサリーソング」第3弾の『周波数』の歌詞の意味を考えていきます。
音楽に込められた想いはどこまでも届く
周波数 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/qk20064011
この曲の中では「もう会えない」「二度と話はできない」といった内容の表現があり、この最初のフレーズも、どんな「額縁」なのかが気になりますよね。
最後までその謎は解き明かされないのですが、このフレーズは反語表現になっているので「きっと、額縁の少年にも歌(音楽)が届くだろう」という意味なのでしょう。
「音楽の力」をテーマとして制作されたこの曲で、冒頭から「時空すら超えて、どんな人にでも音楽は届く」という力強いメッセージを感じます。

周波数 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/qk20064011
「大人になっていくに連れてもう会えない人たちが増えていく」。
これを実感している人は多いですよね。
病気や不慮の事故で亡くなってしまったり、価値観の違いなどで憎しみ合っているわけではないけれど、お互い別々の道を歩むことになったり。
そんなときに、目に見えないものを信じることができて、「姿形が目の前になくても大切に想う気持ちが届いたらいいな」と思うこともあるのではないでしょうか。
この「想い」がセカオワにとっては「歌」なのでしょう。
だから、「どんな人にでも音楽は届く」というセカオワのメッセージは温かく心に響いてきます。
周波数が合えば、きっとまた会える
周波数 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/qk20064011
「もう会えない」人とも「待ち合わせ」する。
心の周波数が合えば、きっとまた会えるのでしょうね。
「魅惑の深海魚」に姿を変えてでも会いに来てくれる。そしてこちらはクロールで泳いで迎えに行く。
深海魚に会うためには、深く海に潜るという試練がありますが、想いがあればどこにでも行けるのでしょう。
これはセカオワらしいファンタジーに満ちたたとえ話で、もう会えない人とも周波数(想いの熱さ)が合えば心の世界でまた会えるのだと思います。
セカオワのメンバーは、幼いころは友達として過ごし、大人になってからは一緒にライブハウスを作って寝食を共にし、バンドメンバーとして苦楽を共にしてきました。
そんな仲の良いセカオワの楽曲だからこそ、余計に「どこまでも想いは届く」「周波数が合えば、きっとまた会える」というメッセージが深く心に刺さるのでしょうね。
相手への信頼と希望に満ちた歌詞。
間奏の飛び跳ねるような音色のピアノも明るいエネルギーに満ちていて、歌詞と呼応しています。
ぜひ、聴いてみてくださいね

TEXT 三田綾子

アーティスト

UtaTen

歌詞検索・音楽情報メディアUtaTen

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着