Editor's Talk Session

Editor's Talk Session

【Editor's Talk Session】
今月のテーマ:
コロナ禍の中、
イベント開催に向けた主催者の想い

対策を各自で取ってくれたら
参加できるものしかないはず

千々和
フェスもライヴも趣味や楽しみの域を超えるものだったんだと、この期間で実感しています。だから、『BAYCAMP』と『下北沢にて』が実施されると聞いた時、私は両イベントに関わってないのでほぼお客さんの気持ちなんですけど、“行く”となったら意識がすごく変わったんです。配信の良さも新たに感じている中ではありますが、やっぱりライヴに行くために頑張りたいなと。
青木
そう思ってくれていてもライヴに行くためには親や周りの許可も必要で、まだまだハードルが高いのが現実なんですよ。直接、お客さんの親から“イベントを中止にしてください!”って電話がかかってきたりするし。それぐらい良くないものというイメージがライヴにある。“みんな満員電車に乗ってるじゃないですか!”って言いたくなるくらいおかしいと思うことがいっぱいあるんです。だから、先ほど千々和さんが言ってくれた“ライヴに行きたい!”という気持ちの先にある行動をみんなが考え、対策を各自で取ってくれたら、参加できるものしかないはずなんですけどね。そこの考えに向かわせることが、本当に大変で。我々がいくら言っても説得力がないんですよ、お客さんじゃないから。雨に備えてカッパを用意するように、万全の対策を取れば大丈夫なはずなんです! そういう雰囲気に持っていかないと、快適なフェスを求められている側の我々が怒られるっていうのも…ねぇ。だから、我々は“やります!”って言い続けるしかない。“最善を尽くすので、一緒に朝日を見ましょう”と。アーティストがライヴができない中、野外イベントに参加することはハードルが高いと思いますが、今のところ全員が楽しみにしていると言ってくれているので、僕らは開催に向かって頑張るしかない。お客さんを盛り上げていただくという意味で、こういう座談会の企画がとても嬉しいです。
石田
コロナ禍の中でイベントをやる側の気持ちはお客さんにあまり伝わらないじゃないですか。だからこそ、そこを語ってもらえたらと思って実施しました。それが伝わればお客さんの意識も変わるかもしれませんよね。
青木
誰かがやらなきゃいけないというのが大切だと思うので、まずはやってみようと思っているイベントに参加しましょうよ!っていう。“死んだらどうする?”と言われても、それは我々も一緒ですから。そこは“ライヴがそんなに悪いところじゃない”という意識から始めないと難しいですよね、ここまでイメージダウンをしちゃうと。誰も助けてくれなかったし、政府が助けてくれないし。
烏丸
ライヴができなくなって数カ月が経過し、もうアーティストたちはステージに立ちたくて仕方ない状況にいますよね。無理と思われていたことを工夫と熱意で乗り越えて、ついにイベントが実現するとなれば、“やっとライヴができる!”“ようやくライヴが観られる!”と双方の想いが会場で爆発して、ものすごいケミカルが起こりまくって歴史的な瞬間が幾度も誕生することでしょう。音楽好きを自認するのであれば、参加しない手はないですよね。
森澤
実際にお客さんを入れてライヴをやると全然違いますね。お客さんを久々に見て感動しましたもん。お客さんも感動しているし。実際にこの間、下北線路街 空き地に150人が入ったんですよ。流動的に出たり入ったりもありましたけど、合計で150人でした。自粛明け一発目だったので、やっぱりお客さんも来たいんだと感じられましたよ。あのパワーはすごかったです。
青木
ライヴは観る側と作るというのが全てですからね。
千々和
今日お話を聞いて、これだけイベントを作る側もアーティストも動いているんだから、次はファンが動く段階に来てると思いました。クラウドファンディングに参加したり、配信を観るというのもひとつの手ですが、もう一歩ファンが動いて、今の状況を動かせれば、先の見え方も変わってくるなって。やっぱり最初はみんな手探りだったし、ライヴに行きたいことを言いにくかったと思うけど、もうその段階はすぎていると思うので。
石田
お客さんもライヴが観たいはずですからね。
青木
そう思いたいですよね。まだ今はそう思えてないので…。
烏丸
とどのつまり、先ほど青木さんが話された“雨が降ったらカッパを着てください”という話に尽きると思うんです。今の状況を自分で判断し、楽しめるのかどうか自分で対応して参加すればいい。環境は精いっぱい作りますから、あとはひとりひとりの自覚と責任が大事です…ということなのかなと。アーティストもそれに賛同してくれているという状況が揃ったわけですから、あとは個々の意識の問題ですね。
青木
それを最後に言いたいな。ライヴ中にダイブをするかどうかはお客さんの問題だから何も言えませんが、多少は盛り上がる瞬間に密が起こるとしても止めることができないからこそ、みんなで感染の予防をすれば大丈夫だと思ってもらいたいですね。
■music UP's
https://www.music-ups.jp
※本記事は7/20発行号にも掲載予定

■BARKS
https://www.barks.jp

■『BAYCAMP 2020』
9/12(土)オールナイト
雨天決行・荒天中止
神奈川・川崎市東扇島東公園特設会場
オフィシャルHP:http://baycamp.net/2020/

■『下北沢にて '20』 オフィシャルHP
12/5(土)
下北沢界隈 ライヴハウス
オフィシャルHP:http://www.shimokita-nite.net/

OKMusic編集部

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