Editor's Talk Session

Editor's Talk Session

【Editor's Talk Session】
今月のテーマ:
コロナ禍の中、
イベント開催に向けた主催者の想い

実際にお客さんの顔を見て
“やろう!”と思えた

千々和
今年の『下北沢にて』の開催予定は、今のところ12月でしたっけ?
森澤
そうですね。『BAYCAMP』が9月に開催してくれたら、うちもやれる希望が増します! 『下北沢にて』はライヴハウスの中なので、そこの感染対策をしっかりすると言ってもできることは限られますが、なんとかやろうとは思っています。今は下北沢にある小さなライヴハウスでも人数制限をして、まずはライヴをやってみたり、小さなサーキットをやって“大丈夫だった”というのを実践してみようという話が出ていますね。
千々和
近松以外の下北沢のライヴハウスの人たちも同じ気持ちで動いているんですか?
森澤
みんな同じ気持ちで、同じ方向を向いてると思います。こんなに同じ方向を向いていることなんて普段はないけど(笑)。みんなで連絡を取り合っていますね。
青木
この間、座談会をやってましたよね?
森澤
やりました。あれば若手世代の意見交換をする場になっていて、僕も含め30~40代の若手が今のところ一番踏ん張りどころの世代なので、そこで頑張って持ちこたえようっていう空気になりましたね。各ライヴハウスで配信も始めてますし。
千々和
個人的に『BAYCAMP』と『下北沢にて』は何度も遊びに行っている大好きなイベントなので、“やろう!”と決めて発信してくださっていることが嬉しいという単純な気持ちもあるのですが、そもそもコロナ禍の中でもやろうと決めたきっかけは何だったんですか?
森澤
ここ最近、お客さんの前でイベントをやるようになったことで、やっぱり実際にお客さんの顔を見ると一段と“やろう!”という気持ちが強まりましたね。そこが結構大きかったし、改めて“やろう!”と思えたのは、結局はそこが理由かなと。
青木
『BAYCAMP』は一回もやる以外のことを思ったことがないので、きっかけと言われるとちょっと分からないんです(笑)。開催は9月だから夏フェスということでもないし、2月の時点では緩和されていくと思っていたから、一度も中止にしようと思ったことがないんです。関わっている人が全員、やらないと思ったことが一回もないから、もはや頭がおかしいと言われるんですけどね(笑)。
森澤
あははは。いや、最高ですよ!
青木
3月~5月と延期になるイベントが多かったから、この間も業界の人に“まだやろうとしているのは、『BAYCAMP』とクリエイティブマンの『SUPERSONIC』だけだ”と言われましたよ。でも、“やる!”と決めないと絶対にできないですよね。普通はいろんな人のことを考えてできないそうですが、イベントがなくなっても誰も補償してくれないじゃないですか。保険もないから、やるやらないの決定権は誰にもないという。『BAYCAMP』はオールナイトイベントだから最終的にやれるのか疑問ではあるんですけど(笑)。まず、日本では選ばれた場所でしかオールナイトイベントというものができないんですよ。我々は10周年やり続けていて、そもそも未だにやらせてもらえてるのが嬉しい話だし。今年は今までと違うピンチがあるんですけど、嘘か本当か参加してくれる人たちがそこそこいるからやるしかないという。あとは、フェスレベルのたくさんの人が集まるとなると脅威ですが、ライヴを生で体験できる機会がない中で、いわゆるライヴハウス規模のバンドが40組くらい出るイベントだから、それが一堂に会するのを味わえたら関東の人は嬉しいんじゃないかと思うんですよ。関東はまだライヴが観れないから、それを提供できる場にいれるというのは喜びでもあります。あと、『BAYCAMP』のいいところは仕込みに時間がかからないんですよ。大きいイベントだと1カ月とかかかるんですけど、3日で設営ができちゃうんです。だから、できるっていうのもあるんですよね。
千々和
いろんなフェスが延期になっている中、『BAYCAMP』の出演者第一弾が発表された時の嬉しさったらなかったですよ。そういう気持ちもSNSでもっと発信すべきですね。
青木
でもね、発信するのも難しいみたいですよ。“お前、行くのか!?”みたいな話になるみたいで。今後も出演アーティストを発表していくので、どうなっていくのかなという感じですけどね。ひとつ嬉しいのは、アーティストを解禁すると“『BAYCAMP』はまだやる気あるんだ!”ということに気づいてくれるんです(笑)。いいバランスで発表していかなくちゃいけないから、チケットをどこまで売るかもまだ決められていないんですけど、今のところはキャパの半分だから…半分だとすでに赤字が決まっているんですよ。なので、これをどうフォローしていくのか考えないと。“今年こそ儲けてやるぞ!”って思ってたのに、“また赤字かよ!”と(笑)。それをクラウドファンディングなのか、結果的に配信なのか分かりませんが、別のものでフォローしなきゃいけないのが問題ですよね。
千々和
出演者も今までより減っていますか?
青木
もともと4つあるステージからすでに1ステージカットされるので、アーティスト15組がカットになるんです。そうすると若手のアーティスト出れなくなる。ゲートの近くのステージなどはトイレがあったりするから、ソーシャルディスタンスを取らなくちゃいけないし…いろいろ難しいんですけど、バンドを減らすっていうのが一番つらいですね。

OKMusic編集部

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