【×ジャパリ団 インタビュー】
こんなに激しく
ヘドバンするようなことに
なるとは思わなかった
×ジャパリ団を知らない人は、
本当に人生をいっぱい損してる
続いて、ライヴについて話しましょう。『×・×・×』に付属されている「ジャパリ狂詩曲~×ジャパリ団のテーマ~」「×レゾンデートル」のライヴDVDなどを観ると分かりますが、ダンスをしたり、大きな振付けがあったりして、かなりフィジカルですね。
未来
そう。…結構しんどいです(笑)。でも、頑張ります!
すごく華やかなステージですし、3人の動きのシンクロ率の高さも注目です。
船戸
ありがとうございます!
小泉
3人の動きが合っていないと見栄えが悪いんですよね。なので、ステージングは細かいところまで気にしています。
未来
そういう大変さもあるけど、ライヴはすごく楽しい。いつも、すごく盛り上がるんですよ。ライヴでは来てくれるみんなに、一緒に歌ってほしいところがあるんですよね。「確固不×論」だったら四字熟語のところとか、「ジャパリ狂詩曲 ~×ジャパリ団のテーマ~」だったら《BA BA BAD!》っていうところとか。そういうのをアルバムを聴いて予習して、完璧な状態でライヴに臨んでもらいたいです。ライヴ中にレクチャーしますけど、その場で覚えるよりも、あらかじめ分かっていたほうがよりライヴを楽しんでもらえるので。
小泉
“一緒に”ということでは、ライヴで初披露する曲が多かったんですよ。初めての曲をどうやって聴いてもらおうかという時に、みんなにペンライトで“バッテン”を作ってもらうことにしたんです。そういうのは『けものフレンズ』のライヴだったら言いやすいけど、イベントとかでは私たちのことを全然知らない人もいっぱいいるじゃないですか。それでも、やっていました。×ジャパリ団を初めて観る人たちだと思うけど、“ペンライトを赤以外の色にしてんじゃねぇよ!”みたいな(笑)。でも、そうすることでみなさんに楽しんでもらえると思うし、一体感も生まれるんですよね。
未来
しかも、フレンズ(ファンの呼称)のみなさんは順応性が高いんですよ。一日に昼夜公演をする時なんかは、夜公演ではみんなちゃんとペンライトを2本持って“バッテン”をしてくれるんです。そんなふうにみなさんにも助けられて、いつも素敵な景色を観させてもらっています。
船戸
ライヴは楽しいです、すごく! 本当に楽しくて…ん〜…な、何だろう?
未来
ちょっと、大丈夫?(笑)
小泉
今日、特に語彙力なくない?(笑)
船戸
う、うん(苦笑)。ライヴというと、私たちの曲のお披露目が舞浜のアンフィシアターだったんですね。めっちゃ大きい会場だけど、円形型の客席が赤く染まっていて。で、ふたりが“ペンライトを点けるのだ!”“バッテンしろ!”とか言ってる中、私が“バッテン作ってねぇ♡”みたいに可愛い子ぶって言うんですけど…
小泉
“可愛い子ぶって”って自分で言うんだ(笑)。
船戸
うっ、設定が…可愛く言ったんですね(笑)。そうしたら、みんな点けてくれて“バッテン・バッテーン”ってなってる中で私たちが歌うという。それがすごく気持ち良かったです。私たち、トーク部分はヘッポコなんですよ(笑)。
未来
今、話しててもよく分かると思いますけど(笑)。
船戸
ねぇ(笑)。だけど、曲が始まった瞬間にそれぞれスイッチが入って、シャキーン!てなるんです。“やるぜ!”みたいに気合が入るというか。私は、その瞬間がすごく好きです。
小泉
私も好き! ライヴは自信があるので、もっとたくさんの人に観てほしいですね。
未来
うん。×ジャパリ団を知らない人は、本当に人生をいっぱい損してると思う。
船戸
そうそう。観た瞬間、すぐにハッピーになれますから!
9月22日に品川インターシティホールで開催される初のワンマンライヴも本当に楽しみです。さて、デビュー・アルバムがリリースされて、ワンマンも行なって…ということで、いよいよ×ジャパリ団の活動が本格的に始まります。今後はどんな存在を目指していきますか?
未来
我らの名を世界に轟かせたいです。日本だけで活動しているのはすごくもったいないと思うんですよ。アニメやコスプレが好きな人は世界中にいる…というか、海外の人のほうがアツかったりしますからね。
小泉
実際、私たちはWeibo(中国最大のSNS)とか、海外に向けたFacebookとかを始めているんです。それは×ジャパリ団を全世界に広めるための第一歩だし、そうやって踏み出してしまったからには、もう後戻りはできないので、どんどん世界に向けて発信していきたいです。
船戸
×ジャパリ団を知ったら“団員”にさせる自信はあります! 女の子にも知ってもらいたいですし。
小泉
そうだね。女の子は全力で守りますから。
船戸
うん、全力で守ります!今後に関しては…そうですねっ!
未来&小泉
おっ、急に気合が入った(笑)。
船戸
はいっ! やはり団長(未来)の言葉と同じく、世界に轟かせたい。からの、団員を増やし、×ジャパリ団の名を刻む!
小泉
刻むって、どこに?(笑)
船戸
えっ? …こ、こ、心に!
未来
心って(笑)。目に見えるところに刻ませて(笑)。
船戸
ええーと、ええーっと…そうだ! 私、教科書に載りたいとずっと思っているんです。
未来&小泉
えええっ!?(笑)
船戸
教科書に載るくらいの存在を目指します!(笑)
小泉
教科書は、かなりハードルが高い気が…。でも、今後に関しては私もみーたんと同じです。あと…私たちは本当に仲が良いんですよ。私は女子高だったから分かるけど、女の子って楽しそうに話したりしていても実は仲が悪かったりするんですよ(笑)。でも、私たちは全然そんなことはなくて、めちゃくちゃ仲が良いし、一緒にいても全然苦にならない。だから、これからの活動をすごく楽しみにしています。ただ、3人とも本当にポンコツなので、まずは最初に言った、それぞれに付いているカッコが外れるように頑張りたいと思います(笑)。
取材:村上孝之