「SAO アリシゼーション WoU」松岡禎丞&茅野愛衣インタビュー!

「SAO アリシゼーション WoU」松岡禎丞&茅野愛衣インタビュー!

松岡禎丞&茅野愛衣「SAO アリシゼー
ション WoU」最終章に込み上げる思い
と寄せ合う信頼

「SAO アリシゼーション WoU」松岡禎丞茅野愛衣インタビュー!(c) 2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project 「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」がついに最終章(2ndクール)に突入する。大きな別れの果てにキリトが心を失い、戦いの中核を担うことになったアリス――これまでの過酷な道のりを、両キャラクターを演じる松岡禎丞(キリト役)と茅野愛衣(アリス役)はどのように見てきたのか。キャラクターに対して抱く思い、《アリシゼーション》編の最終決戦を迎えた心境を聞いた。また、本シリーズのみならず共演の機会が多い2人。多数の現場をともにするなかで見えた「お互いの最強だと思うところ」を問うと、作中のキリトとアリス同様、“戦友”ともいうべき深い信頼がうかがえた。(取材・文/編集部)
【ネタバレトークも掲載!】19話が放送されたことをうけ、同エピソードの一部ネタバレトークを8月23日に追加掲載! 同エピソードでは、キリトの “大きな変化”が描かれたが、なんと取材当日が収録日だった!! アフレコ直後の松岡が、自身が直面した演技の変化を教えてくれた。※ネタバレトークは4ページに掲載
キリトが心を失い、「SAO」の現場に何が起きたのか
松岡の挑戦と茅野が感じた寂しさ
――「WoU」1stクールからの流れを踏まえて、最終章を迎えた心境はいかがですか?
松岡 《アリシゼーション》編としては最後のクールになるので、長い道のりをみんなで歩んできて、やっとここにたどりついたという思いがあります。ここまでいろいろな展開がありましたが、僕としては、この最終章でやっと暴れられるなという心境でもあります。
――キリトが心を失うという衝撃の展開がありましたが、それによって生じた演技面での変化を教えてください。
松岡 演技をする方向性という意味でいうと、今まで「心の中がからっぽの人間」を演じたことがなかったので、すごく難しい挑戦でした。相手の行動や言動に反応してしまうと、「心がある」ことになってしまうので、「心の中が空っぽだけど、心のどこかが覚えている」「“体が覚えている記憶”が反応して『あ……』と言葉が出る」というような状態なので。最初に演じた時は、「まだちょっと意識あるね」と言われました(笑)。
茅野 アスナと再会するシーンとか、すごく難しかったって言ってたよね。
――「WoU」1stクールでは、そんな状態のキリトに代わってアリスが物語の中核となっていきましたが、茅野さんとしてはキリト不在の状況下でどのような心境だったのでしょうか。
茅野 キリトの心が空っぽになってからは、とにかく寂しくて。松岡くんはいないし、アスナ役のはるちゃん(戸松遥)もいないし、ユージオもいない……「これ、本当に『ソードアート・オンライン』の現場なの?」「こんなに切ないアフレコ現場ある?」というほどに寂しかったです。《アリシゼーション》編の最初のクールは、キリトとユージオがいて、そこにアリスがいるというのが当たり前だったので。松岡くんも、ユージオが死んだ後は空っぽみたいな状態になっていました。
(c) 2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project松岡 立ち直れなくなりました(笑)。
茅野 私は、前のクールがはじまってからその寂しさを感じました。キリトが言葉を発さなくなったら、松岡くんまで現場にいない時があったので「3人で幼なじみでやってきたのに、なぜ私はここに1人でいるんだろう」みたいな感覚になっていました。
――ストーリーに比例して、現場の環境も大きく変わっていったのですね。
茅野 「ソードアート・オンライン」は、これまで松岡くんとはるちゃんが作り上げてきた道筋があるので、私としては「あれ……2人ともいない!?」みたいな感覚でした。主人公が不在という不思議な空間でした。でも前のクールの最終回には、松岡くんが顔を出してくれたんです。
松岡 (1stクールは)最終回すら(アフレコに)出なかったですからね(笑)。
茅野 (アフレコ不参加の回があるクールは)初めてだったんだよね?
松岡 それまでは皆勤賞でした。
茅野 私も次回予告をアリスがやるようになった時に、「いよいよキリトがいない」と感じました。
(c) 2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project松岡 次回予告といえば、ユージオが死んだ回(「ソードアート・オンライン アリシゼーション」最終回)の予告は、ユージオが「僕の英雄」と次回のタイトルを言ったんです。それまでは、どんな回でも(次回予告は)ずっとキリトが言っていたのが変わったので、「多分、次のエピソードからは茅野さんが予告を担当するな」と思いました(笑)。
茅野 その時から予感してたんだ(笑)。でも、確かに予告だけしゃべっちゃうとアレだもんね。
松岡 違和感しかない(笑)。
――リアルワールドからアスナが来たことによって、アフレコ現場の雰囲気も変わったのではないですか?
(c) 2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project茅野 アスナが来てくれた時は心底ほっとしましたし、バトンタッチできました。そういった意味では“つながってる感”がすごくあります。そして今、最終章のアフレコでは「やっと『ソードアート・オンライン』の現場にきた」という感じがしています。やっぱりキリトとアスナが一緒にいるのが、私のなかでの「ソードアート・オンライン」なので。
――松岡さんとしては、キリトに代わってアリスが戦っているという状況をどのように見ていたのでしょうか?
松岡 ご苦労おかけします……と(笑)。
茅野 急に丁寧になった(笑)。

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