森見登美彦×上田誠 最新小説『四畳
半タイムマシンブルース』中村佑介が
描くカバーデザインが解禁

森見登美彦の初期代表作のひとつでアニメ版にもファンが多い『四畳半神話大系』。2020年7月29日(金)、その続編となる『四畳半タイムマシンブルース』(角川文庫)が発売される。カバーイラストは、前作に続き、人気イラストレーター・中村佑介。カメラを手にしたヒロイン「明石さん」と時計を中心に、様々な格好をしたキャラクターたちが賑やかに描かれている。
『四畳半神話大系』と言えば、うだつが上がらない腐れ大学生「私」を主人公に進む物語。今回発売される続編『四畳半タイムマシンブルース』は、森見登美彦と劇作家・上田誠(ヨーロッパ企画)、盟友コンビによる異色コラボで、『四畳半神話大系』と、ヨーロッパ企画の舞台『サマータイムマシン・ブルース』を合体させたものだという。
なお、6月30日(火)には、現在ヨーロッパ企画のYouTubeチャンネルにて配信中の『YouTube Live 「ヨーロッパ企画の生配信」 @ヨーロッパ企画公式チャンネル』に、万城目学(『鴨川ホルモー』『プリンセス・トヨトミ』など)と森見登美彦が登場し、『万城目さんと森見さんと上田が近況を報告しあう会』が配信される。こちらもチェックしてみてはいかがだろうか。
森見登美彦コメント
読者の皆様へ、 新作小説『四畳半タイムマシンブルース』をお届けいたします。
森見登美彦の小説『四畳半神話大系』、 劇団ヨーロッパ企画の舞台「サマータイムマシン・ブルース」。
この二者を合体させればどうなるか、 という単純素朴な発想であります。
真夏の四畳半アパート「下鴨幽水荘」を舞台に、『四畳半神話大系』の登場人物たちが、突然あらわれたタイムマシンをなんとか有効活用しようとするのですが……。
『四畳半神話大系』、 じつに十六年ぶりの続篇(?)となります。
コロナの魔風が巷に吹きすさぶ今日この頃、 この古風かつ明朗愉快な小説が、息苦しい自粛生活における一服の清涼剤となれば幸いであります。
『四畳半タイムマシンブルース』について
史上最も迂闊 (うかつ) な時間旅行者 (タイムトラベラー) たちが繰り広げる冒険喜劇 (コメディ) !
炎熱地獄と化した真夏の京都で、 学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなった。 妖怪のごとき悪友・小津が昨夜リモコンを水没させたのだ。 残りの夏をどうやって過ごせというのか? 「私」がひそかに想いを寄せるクールビューティ・明石さんと対策を協議しているとき、 なんともモッサリした風貌の男子学生が現れた。 なんと彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。 そのとき「私」に天才的なひらめきが訪れた。 このタイムマシンで昨日に戻って、 壊れる前のリモコンを持ってくればいい! しかし、 小津たちが昨日の世界を勝手気ままに改変するのを目の当たりにした「私」は、 世界消滅の危機を予感する。

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