L→R NAOKI(Gu)、TAISEI(Vo)、MATCHAN(Dr)、KEN(Ba)

L→R NAOKI(Gu)、TAISEI(Vo)、MATCHAN(Dr)、KEN(Ba)

【SA インタビュー】
これまでとサウンドが
違うところをまず見せたかった

“どう生きたいの、君は?”って
自問自答をすごくした

今回はコーラスも印象的で。きれいなハーモニーとかではなく、声が一丸感となって迫ってくるような箇所が随所にあります。

TAISEI
うんうん。コーラスは自分以外の3人でやってるんだけど、うまいよね?(笑)
全員
あははは。
KEN
うまいんじゃなくて、うまいの上(笑)。気合いじゃないけれども、やっぱりアッパーじゃないといけないわけですよ、どんな状況でも。あと、明るくなきゃいけない。それが出来上がったビートに乗っかると、自然にできちゃったんですよね。ヌルッと入ってるんじゃなくて、頭からパーン!と入ってるんですよ。
TAISEI
そこなんだよ! パーンなんだよ!
KEN
さっき言ってたThe Beatlesもそうだけど、一個一個の音のテンションがすごいんですよ。あれです、ロックは(笑)。

いいですね!(笑) では、ドラマーにもうかがいます。アルバム中盤からドラミングのバリエーションが本当に増えて、アルバムが進むに従って“おっ、今度はこんなパターンか!?”と気づかされるし、一曲中でも結構変化してきますよね?

MATCHAN
アイディアはみなさんからもらったりしたんですけど、合うんですよ。TAISEIさんやNAOKIさんが“こういう曲にしようよ”って言うリズム感が。おかずにしても、何となく“これかな?”というのがハマって。僕も“これでいいなら、これはどうかな?”ってどんどん展開していくことがコミュニケーションの中でいっぱいあったし、やってて楽しいんですよね、ほんとに。
TAISEI
MATCHANは欲しいと思ってたものをくれるのよ。“ここはああして、こうして”ではない音楽作りというか、出てきたものに対して“いいね、いいね”が積み重なったものが一番いいわけでさ。

はい。ただ、リズムもサウンドもバリエーションが増えたのは間違いないですけど、何と言うか、SAらしさは損なわれていない。例えば、「FLY FLY FLY」。これはオルガンから始まっていて、聴く人が聴けばThe Beatles中期を意識したサウンドであることは明白であるわけですが、とは言っても、そこからベタなサイケデリックロックにはならずに、ブラストのアップチューンに展開していくところは聴き逃せないポイントではないかと思っています。

TAISEI
そこは意識してやってるかもしれない。

「1 to 10」もそうで、確かにブラックミュージック要素はありますが、基本はロックンロールですし。

TAISEI
そうだね。幹がしっかりしてれば、エッセンスがサイケデリックであったり、ブルースであったりしてもブレないんだよね。“サイケデリックみたいなことをやろう”ってサイケデリックを作ったら、それはSAではないと思ってるし。アプローチはサイケデリックだったり、それこそQueen的だったり、The Beatles的なコーラスだったりしても、俺は実験的なことが好きでね。“これとこれをここに入れたら面白くなるんじゃないの?”っていう。そこでSAというバンドであり、SAがやる音楽の面白さが出せているんじゃないかと思うね。

The BeatlesもQueenもブラックミュージックも、今まで触れてきた音楽にオマージュは捧げるけれども、それをそっくりコピーするわけではないと言うことですね?

TAISEI
そうそう。それをやるとね…俺、これはよく言ってるんだけど、Sex Pistols みたいなバンドがいいという話があったら、“だったらSex Pistolsを聴くよ”という話になる。保守的になっちゃうのが嫌というのか。

ロックやパンクは革新的であるべきだと?

TAISEI
うん。そういう意味では、The Clashのやっていたことは素晴らしかったと思うよね。

今TAISEIさんがThe Clashの名前を挙げたからって言うわけではないですけど、『CALL UP MY COMRADES』を聴いて、個人的にはThe Clashの『London Calling』を思い出したんですよ。それは音が似てるとかそういうことではなくて、そのチャレンジ精神が近いかなと。

TAISEI
『London Calling』というアルバムは自分が作品を作る上で常に頭にありますね。あと、The Beatlesの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』もそうだし。まぁ、革新と言うほど偉そうな話ではないんだけど、何か“Something New”なことをしたいというね。…でも、『London Calling』に似ているというのは恐れ多いな(苦笑)。

いやいや、サウンドを継承するのではなく、そこにあるスピリッツを受け継いでいくことが真のロックではないかと思ったところもありますよ。

TAISEI
まぁ、“SAでこんなことをやったらどうなるかな?”ということは常々考えてるよ。“これをやってみてもSAになるだろう”とかね。

サイケだからと言って雰囲気ものにならず、ちゃんとライヴで弾けるようなロックチューンになってしまうというか。

TAISEI
うん。サイケだからって“虹色の空が~”とか“マーブル模様の~”とか歌ったらバカだから(笑)。そんな中で“手前ら、行くぞ!”って歌えるものがSAだと思うからね。

OKMusic編集部

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