新ロイヤル大衆舎による『緊急事態軽
演劇八夜』 出演者コメントが到着&
人数限定の劇場観劇チケットも販売
もちろん必要な感染対策は十分行った上での上演です。
何れにしても全く新しい形の幕開けとなっておりますが、どんな形であれ初日の前は慌ただしいものです。今回は読み語りというスタイルです。時間はかかりましたが段々と面白味が見えて来たように思います。台本は手分けしてまとめました。だから演出と言っても理解を深め、芯を捉えるディスカッションの中心にいるだけです。
とにかく毎夜全く異なる作品群。1作品でも覗いてみていただけたら幸いです。
で、昔の吉本新喜劇を沢山取り寄せて観ました。で、愕然としました。パーソナリティとギャグ、あと動き優先の脚本やから読み語りに全く向かないわけです。そもそも吉本新喜劇を朗読スタイルでやろなんて思わないですけどね。あっちゃーと思いましたが、この第五夜『都会の風』を観てなんか尻尾みたいなんつかめたんですよ。
配信ということで、演劇を見慣れてない方も観ていただけるかも知れない。そういう方にとっては吉本新喜劇というのはとっつきやすい演目かも知れませんし。
ま、とにかく、吉本新喜劇を我々がどう料理して朗読スタイルで提示するのか? 観て確認していただければ嬉しいです。
ええ感じのんが。見せたかったなぁ。
ま、でも、『緊急事態軽演劇八夜』はチラシこそないものの、オープニング映像やタイトルテロップ等でその無念を発散させていただきました。因みにタイトル等の毛筆は福田転球さんに書いてもらいました。そんなんは出来たりするんです、あの人。
ワーニャ伯父さんと我々ロイヤルは同世代。駄目な奴だが愛おしくなるワーニャ伯父さん。コロナと闘う毎日と何だか遠くないこの作品。不安な日々。明日に怯えながらもその先はきっと良くなっているであろう世界に向けて。案外、今、ワーニャ伯父さんは響きます!
覚えていますか? お·も·て·な·し。おもてなし。合掌
なんとシェイクスピアまでご紹介。十七人の登場人物を4人で無理くり読み語ります。しかもこの作品は「可愛い唄」が多いです。四人のおっさんの可愛さも是非ご覧いただいきたいです。唄は全部、山内圭哉くんが作曲しました。それも見所だと思います。
とにかく、私は忙しい作品になってしまいました。これも20役以上ある登場人物を4人で読み語ります。ある意味今回の「緊急事態軽演劇」に1番ぴったりの作品かもしれません。浅草の軽演劇が全盛の頃の劇団のお話なんです。いつの時代も窮地に追い込まれた時こそ「人間性」が出るものですよね。どの登場人物も素敵なんですよ。これが。最終日に相応しい作品だと思います。どうぞご覧ください。
本公演のチケットは発売中(劇場観劇チケットも)。また、公演は11日(木)の第一夜から17日(水)の第七夜まで。最終日となる18日(木)の第八夜は配信のみとなり、七夜までの購入者は無料で観劇できる一夜となっている(各夜1回でも通し券でも八夜への参加は可能)。なお、配信終了後、6月30日(火)までアーカイブ視聴も可能だ。
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