「ごんぎつね」に新たな解釈を加えてアニメ化

「ごんぎつね」に新たな解釈を加えてアニメ化

児童文学「ごんぎつね」原作のストッ
プモーション短編アニメ、6月5日から
全国で拡大上映

「ごんぎつね」に新たな解釈を加えてアニメ化(c)TAIYO KIKAKU Co., Ltd. / EXPJ, Ltd 名作児童文学「ごんぎつね」が原作のストップモーション短編アニメ「劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX」が、6月5日から全国で拡大上映されることが決まった。
 本作は、プラネタリウム上映作品「ノーマン・ザ・スノーマン」シリーズなどで高い評価を得ている人形アニメーション作家・八代健志が、小学校の教科書でおなじみの新美南吉氏の児童文学「ごんぎつね」に新たな解釈を加えてアニメ化した劇場用短編作品。アップリンク吉祥寺で2月28日から1週間限定上映されると、上映期間の全上映回で満席を記録し、3月26日まで上映が延長された。全国での拡大上映が決まり、八代監督は「このたび営業を再開した劇場で、本作を上映していただけることをとてもうれしく思っています。新しい生活様式の中で足を運んでいただいた皆さんに、楽しんでいただき、そして何らかの糧になればと思っています」とコメントを寄せている。
 物語は、いたずら好きの子狐ごん(CV:田中誠人)が、心優しい青年・兵十(CV:入野自由)が病気の母のために捕まえたウナギを逃がしてしまい、償いをしようとする姿を描く。ストップモーションアニメ化するにあたり、ごんと兵十の関係を際立たせ、ごんの姿は“ごん視点の場面”では二足歩行、“人間視点の場面”では四足歩行の獣に描き分けている。制作期間は、人形と美術制作に1年、撮影に10カ月を要した。
 「劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX」は、6月5日からアップリンク渋谷とアップリンク吉祥寺で公開された後、全国で順次公開。 拡大上映のスケジュール詳細は公式サイト(http://gon-cinema.jp/)で発表されている。

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