世界の「STAY HOME MUSICAL」動画ま
とめ、第二弾! 元気が出るハッピー
ソングを集めてみた
『アニー』日本初演から35年を迎える2020年公演の子役キャストたちが歌い継ぐ「トゥモロー」。4月25日に新国立劇場 中劇場にて開幕予定だった東京公演は、残念ながら全公演中止となった。それでもなお、動画の中で子役たちが見せてくれる溢れんばかりの笑顔には勇気づけられる。曲の間奏中に披露されるダンスキッズによる華麗なダンスにもご注目!
1997年にブロードウェイで幕を開け、世界中で今も愛され続けるミュージカル『アニー』の作曲者であるチャールズ・ストラウス本人が登場! 名曲「Tomorrow」を自宅のピアノで弾き語りする様子を公開した。
ストラウスは今年でなんと92歳(!)になるという。時折笑みを浮かべながら楽しそうにパフォーマンスする彼を見ていると、音楽はいくつになっても楽しめる素晴らしいものなのだとしみじみ感じる。
2009年〜2017年にアニーを演じた歴代キャスト11名による「トゥモロー」。歴代キャストたちの元気な姿と、明日への希望を感じる歌詞に励まされる。動画後半には視聴者自身が歌って楽しめるように歌詞が表示され、カラオケピアノ伴奏が流れるようになっている。動画を見るだけでなく、「トゥモロー」を実際に歌ってみるのもいいかもしれない。
『アニー』2020年公演のオーケストラメンバーがそれぞれ自宅から演奏する「Hard Knock Life」は、今回公演が中止になってしまった子役たちを励ますために贈ったささやかなプレゼントだという。
『ユタと不思議な仲間たち』は、同名小説を元に浅利慶太がミュージカル化した作品。東北の農村を舞台に、東京から転校してきた少年ユタと、座敷わらしたちの心の交流を描く。
劇団四季の創設者、浅利慶太が設立した浅利演出事務所からも「友だちはいいもんだ」を歌い継ぐ動画が公開されている。冒頭、事務所代表の野村玲子から感謝のメッセージが述べられた後、『ユタと不思議な仲間たち』の2019年上演時のキャストたちから歌が贈られる。
スウェーデンのポップグループABBAの名曲で紡がれたミュージカル『マンマ・ミーア』から、タイトル曲をウエストエンドのキャストが披露。ユーモアたっぷりな愛すべきキャスト陣が、全力のパフォーマンスで魅せてくれる。画面から飛び出る勢いのテンションで、見ているこちらもテンションが上がること間違いない一曲だ。
1999年にロンドンのウエストエンドで初演を迎えた『マンマ・ミーア』。そのオリジナルキャスト陣が21年の時を経て「Thank You For The Music」を合唱するという奇跡のような動画だ。おそらく過去の公演時のものであろう写真も複数公開されている。
さらに、各キャストからの熱いメッセージや、「Thank You For The Music」の替え歌「Thank You To Our Heros」が披露されるという粋な計らいも。
2020年秋に開幕予定の『ヘアスプレー』ロンドン公演で、トレイシーを演じる予定のLizzie Beaがオープニング曲の「Good Morning Baltimore」をひと足お先に披露してくれた。日本でも2020年6月に渡辺直美主演で初上演される予定だったが、既に上演中止が発表されている。
アメリカ合衆国建国の父の一人、アレクサンダー・ハミルトンの生涯を描いたミュージカル『ハミルトン』。2015年にオフ・ブロードウェイで初演され、2016年の第70回トニー賞で数々の賞に輝いた。全編がクールなヒップホップ音楽で彩られているのが特徴だ。
アメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの波乱万丈な半生を描いたミュージカル『ビューティフル』から、世界中のキャストやバンドメンバーが集結して「YOU'VE GOT A FRIEND」を披露した。動画の中では、キャロル・キング本人も登場しているから驚きだ。日本からは2017年の「ビューティフル」初演に出演し、2020年11月の再演にも出演予定の平原綾香(キャロル・キング役)が参加している。テレワークだからこそできたと言える、貴重な世界キャストの共演だ。
2019年にウエストエンドのシアターロイヤルヘイマーケットで初演された『OnlyFoolsAndHorses』は、イギリスの同名テレビ番組を元に制作されたミュージカル作品だ。原作となったコメディ番組は1980年代にイギリスで放映され、今もなお繰り返し再放送されるほど人気な国民的番組の一つだという。コミカルであたたかみのある曲で、気分転換してみてはいかが?
ミュージカル『ボディガード』2020年日本版キャストの新妻聖子が、女性ダンサーやバンドメンバーとのコラボで「QUEEN OF THE NIGHT」を披露。『ボディガード』日本キャスト版は2020年3月〜4月に大阪・東京で上演予定だったが、大阪で5回上演した後、東京含む残りの全公演が中止となった。
続いてはミュージカル映画からの動画をご紹介。2017年にヒュー・ジャックマン主演で大ヒットした『グレイテスト・ショーマン』より、「From Now On」をThe Welsh of the West Endがカバーした(The Welsh of the West Endは第一弾の記事で紹介した「Seasons of Love」もカバーしている)。曲の中盤から終盤にかけての盛り上がりは実に爽快だ。曲中に出てくる「And we will come back home Home, again! 」の歌詞は、まさに「STAY HOME MUSICAL」にぴったり。
こちらもミュージカル映画からのご紹介。アメリカの高校を舞台にした『ハイスクール・ミュージカル』のオリジナルキャストが12年ぶりに集い、同作の中でも人気のナンバー「We're All In This Together」を披露した。この動画は元々はアメリカのテレビ番組「The Disney Family Singalong」内で公開されたもの。主人公トロイ役のザック・エフロンはWi-Fiトラブルのためパフォーマンスに参加することはできなかったそうだが、彼からファンにメッセージを伝える場面が挿入されている。
ミュージカル『ウェイトレス』のブロードウェイカンパニーが歌う「Live Your Life」。実はこの曲は『ウェイトレス』の曲ではない。新型コロナウイルス感染による合併症のため右足を切断し、治療を続けている俳優ニック・コルデロのシングル曲だ。2014年の第68回トニー賞で『ブロードウェイと銃弾』のチーチ役でノミネートされた彼は、見事なタップダンスを披露して脚光を浴びていた。今もなおコロナウイルスと戦う彼とその家族を支援するために、過去にコルデロが出演していた『ウェイトレス』のカンパニーが集まったのだ。カンパニーの一人ひとりの想いが、画面越しに伝わってくる。
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