【AKINO arai×AKINO from bless4
インタビュー】
やりたいことがやれたし、
“成功してる!”と思った
自然と“ふたりで歌う”という
気持ちになっていった
カップリング曲の「Étoile de prière」は歌とピアノだけのシンプルな曲ですね。
新居
橋本一子さんに作っていただきました。一子さんの世界は昔から好きで、2年ぐらい前のライヴにゲストで出させていただいたこともあります。その時は私の曲も歌わせていただきましたし、一子さんがその日のために作った曲を一子さんと妹さんの眞由己さんと私の3人で歌ったりしました。この曲を最初に聴いた時から“こんな曲を歌えるんだ!”って嬉しかったです。アートな雰囲気のある、この曲をAKINOちゃんと歌えて良かった。
AKINO
この曲を初めて聴いた時、私がこれまで歌ってきた曲とは全然タイプが違っていたのでびっくりしました。ブレスをいっぱい使っていて、ミュージカル風な曲だなって。“曲の雰囲気に合わせられるかな?”って不安もありましたけど、レコーディングの時に“ひとつひとつの言葉をテーブルに置くような感じで歌ってほしい”と言われて、言葉のひとつひとつを丁寧に歌うことを心がけました。緊張したんですけど、新しい発見もたくさんあって勉強になりましたね。歌詞の世界観も好きです。相手に問いかけてる感じがいいなって。
世界観に関しては、新居さんがこれまで歌ってきた曲に近いものがあるんじゃないですか?
新居
そうですね。私は違和感なく入り込むことができました。AKINOちゃんとふたりで歌うことを前提にして書いてくれてるのを感じて、自然と“ふたりで歌う”という気持ちになっていったのを覚えています。最後のサビでAKINOちゃんが声を張って歌うところが好きなので、何度も聴いてしまいます(笑)。
AKINO
これまで歌ってきた曲とジャンルが違うので、できるだけブレスを入れて、鳥のように飛んでいけるように想像しながら、実際に鳥を見たり、空を見たり、自分なりに研究して歌いました。
「月明かりのMonologue」も「Étoile de prière」も、おふたりだからこそ表現できた曲になりましたね。
新居
関わった全員のやりたいことがやれたんじゃないかな。“成功してる!”って思いました。いつか実際にライヴでも歌えたらいいなって。
AKINO
ライヴで歌いたいです! ぜひ実現させましょう!!
取材:田中隆信