樋口真嗣監督らの「カプセル怪獣けい
かく」で新型コロナ撲滅祈願~金属恵
比須・高木大地の<青少年のためのプ
ログレ入門> 番外篇

あの樋口監督が動いた。
『シン・ゴジラ』の監督・特技監督として有名な樋口真嗣氏が、映像クリエイター尾上克郎氏、田口清隆氏、辻本貴則氏、中川和博氏とともに、新型コロナウィルスによる“巣ごもり”せざるをえない状況を打破すべく、「カプセル怪獣計画」を発動。それぞれの持つ「怪獣たち」で「見えない大怪獣コロナ」を倒そうという壮大な作戦だ。スローガンは「自分が持っている怪獣の人形でコロナを倒そう!」。
「カプセル怪獣」とは、そもそもウルトラセブンに登場するキャラクター。セブンすなわちモロボシ・ダンが変身できないときに代わりに出動する善玉の怪獣で、悪玉の怪獣に立ち向かう。巣ごもりで外に出られない我々をモロボシ・ダンに見立て、悪玉の怪獣である新型コロナウィルスを倒すため、我々の代わりに「自分の持っている怪獣の人形」をカプセル怪獣として出動させるのだ。
参加方法は簡単。スマートフォンで自撮りして動画をTwitterにアップするだけ(ハッシュタグ #KAIJUDEFEATCOVID または #カプセル怪獣 を必ずつけること)。あとは映像クリエイターのプロがその動画を編集してくれる。
(1)まずはお気に入りの怪獣フィギュア・人形を用意。
(2)スマホで動画撮影を開始。自撮りの縦方向で、約10秒とする。
(3)スマホの方から誰かからの怪獣が飛んできた(つもりで)スマホのレンズギリギリで掴む(ふりをする)アクションをする。
(4)お気に入りの自分の怪獣を手にする。
(5)「誰かから飛んできた怪獣」を自分の怪獣に飲み込ませる(ふりをする)。
(6)次の相手に(スマホのレンズの方に)投げる(ふりをする)。
というのが投稿する動画のストーリーだ。なお、「お気に入りの怪獣」は、「ウルトラシリーズに限らず、ほかの作品のものでも、宇宙人、異次元人、ロボット、人工生命、カテゴライズ不能の生命体でも構いません」とのこと。別にフィギュアマニアではなくても気軽に参加することができる。Twitterを見ると世界各国のファンから続々と投稿されているのが確認できた。また、山本耕史氏、ピエール瀧氏、笠井信輔氏ら豪華業界人が早くも参戦しており、拡散されている。
なお、我がプログレ・バンド「金属恵比須」は、樋口監督とご縁がある。彼は2019年11月30日に行なわれた「小松左京音楽祭」の主催者の一人であり、金属恵比須も演奏で参加した。その模様を収録したCDは2020年4月11日に発売され、タワーレコードの「現代音楽」と「ライトクラシック」部門の2つでチャートインをするほどのベストセラーとなっている。
ということで、金属恵比須もTwitterにて動画を投稿。プログレッシヴな定番「箱男」の被り物で、選ばれた怪獣は――ひこにゃん? 『武田家滅亡』をリリースして戦国時代色が全面に出ているバンドなので、許してくれ……るだろうか。
皆様もお気に入りの怪獣で是非。一緒の映画にともに映りましょう。
【動画】「カプセル怪獣けいかく」説明ビデオ
【動画】「カプセル怪獣けいかく」おてほんビデオ
【動画】「カプセル怪獣けいかく」第二話
【動画】「カプセル怪獣けいかく」第三話
【動画】「カプセル怪獣けいかく」第四話
金属恵比須も参戦(この画像をクリックしてください)
文=高木大地(金属恵比須)

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