チームA千秋楽、菊地あやかと佐藤す
みれが「行ってきまーす!」

 冒頭の挨拶で川栄李奈は、早くも涙声で「かわえい りさです」とあいさつ。するとすかさずすキャプテンの横山由依が「りさって誰やねん!」とツッコミを入れつつフォローし、千秋楽のステージが幕を開けた。

 公演では普段めったに涙を見せない入山杏奈や大島涼花も、あいさつの途中で号泣。チームAの絆の深さは観客の涙を誘っていた。
AKB48グループ総監督 高橋みなみコメント】

 私から言いたい言葉は、「メンバーみんな本当に良く頑張りました」ということです。

 (篠田)麻里子様から突然のバトンタッチでキャプテンになった横山。隣で見ていましたが、一度も弱音を吐かず、メンバーがどうしたら活かされるか、どうしたら楽しく公演ができるかとひたすら考えている子でした。年齢も期もさまざまで、人見知りばかりで会話も生まれない、最初はどうなるかと思いましたが、今日千秋楽のみんなの顔を見て思います。横山チームAは最高でした。

 ここにいたこと。みんなで笑い、泣き、ファンのみなさまと一緒に過ごした時間、それらはすべて無駄ではなかったということです。今みんなが流した涙が、近い将来笑顔に変わっていますように。ここまで「横山チームA」を応援してくださってありがとうございました。そして、これから新たな一歩を踏み出します。これからも応援よろしくお願いします。
 アンコールでは、全員がパジャマの衣裳に身を包むなか、佐藤と菊地の2人は白いドレス姿で登場。本来なら同公演のセットリストに含まれていないユニット曲の『てもでもの涙』をサプライズで披露し、客席からの“すーあや”コールに瞳をうるませながら「うれしい!」と感謝した。
 あいさつに立った菊地は、「今日でAKB48として最後となりますが、(女性誌)MAQUIAさんの専属モデルが決まったので、これからはファッション関係やもっと自分のやりたいことを探していきたいなと思います」と自身の今後についてコメント。

 さらに、「AKB48では7年くらい活動してきて、山あり谷ありの生活でした。本当につらいことはたくさんあったけど、ここまで頑張ってこられたのも、ファンのみなさんと大切なメンバー、スタッフさん、家族のおかげだと思っています。AKB48でたくさん学んだことがあるので、これからの活動でそれを活かし、もっと前へ前へ進んでいきたいと思います。これからも菊地あやかの応援、AKB48グループの応援をよろしくお願いします」と話した。
 いっぽうの佐藤は、「今日はみなさん、たくさんコールをしていただき、ありがとうございました。あやりんと一緒に最後の会を開いていただいて本当にうれしく思っています」と感謝の気持ちを口に。

 続けて、「私はこの5年半、この劇場を大切に思ってきました。この劇場は自分が一番素直になれた場所でした。私がこの決断をできたのも、いつも応援してくださるファンのみなさまとこのチームAのメンバーに支えられたからだと思っています。このチームAの個性の強いメンバーがいる中で、私も負けたくない、もっと色んなところで活躍したいと思ったから、SKE48への移籍を決意することができました。みなさんこれからも応援よろしくお願いします。そしてこの5年半、AKB48としての佐藤すみれを応援してくださってありがとうございました」と頭を下げた。

 最後に2人は舞台を去る際に「行ってきまーす!」と笑顔を見せて、温かい拍手が会場を包んだ。

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