首振りDolls

首振りDolls

首振りDolls、
新アートワークで
今までとは違う一面を提示

3人3様だからこそ
首振りDollsは面白いんだと思う

――そうね。ショーン的に「リトルサマーベリーオレンジミルク」を最初に聴いた印象は?
ショーン:最初に「リトルサマーベリーオレンジミルク」を聴いたとき、すごくいい曲だなって思ったんですよね。始まりはすごくポップなんだけど、サビが泣きメロだし。本当に切ない感じがあるんですよ。本当にめちゃくちゃいい曲だなって思います。
ジョニー:ありがとう! サビはスタジオで作ったんだよね。
ナオ:そう。サビの歌詞はみんなで考えた。
ショーン:リハスタの休憩時間にタバコ吸いながら。
ナオ:そうそう。ジョニーにイメージ聞いて、みんなで合う言葉を出し合って。
ジョニー:全体の歌詞の骨組みと1番は出来てたんだけど、2番を悩んでいたら、みんなで考えてくれて。
ショーン:楽曲に関しては、最初聴いたとき、ジョニーさんにしてはめちゃくちゃポップだなって感じたというか。ちょっと意外だなって思ったとこもあったんですよね。
ナオ:ジョニーはめちゃくちゃポップ野郎だよ(笑)。
ジョニー:うん。基本ポップ(笑)。
ショーン:ポップなんだけど、「悪魔と踊れ」とかの男臭さとかワイルドさもジョニーさんだと思うから。「リトルサマーベリーオレンジミルク」にはそういうとこがないなと。
ナオ&ジョニー:あ〜、なるほどねぇ〜。
ショーン:こういう煌びやかさって、珍しいなって。
ナオ&ジョニー:あ〜、たしかに〜。
ショーン:「リトルサマーベリーオレンジミルク」には男臭さがないから。
ジョニー:たしかに、「リトルサマーベリーオレンジミルク」は男臭さがないかもしれん! 

――そうだね。ジョニーの作る曲は“男の哀愁”だったり“童貞の男の子”だからね。
ナオ:そうそう。“男の子”だからね。

――そう言われてみたらそこもそれぞれ違うよね。ジョニーは基本“俺”という男目線だし、ショーンは“僕”だけど、あまり一人称を感じさせないし、ナオは女性目線の情念を感じさせたり、文学的な要素をそこに感じるから。
ジョニー:うん。俺は自分が男だから、女子供の気持ちは分からないから、そこを歌詞にしようなんて思ったことないし。女の人の気持ちなんて一度も理解しようと思ったことないし。ましてやそれを曲にしようなんて思ったことないからね。

――ジョニーは普段から思いやりのある人だし、ちゃんと相手の立場や気持ちを考えて行動する人だから、非情ということではなく、そこは別モノということだよね。そういう考えがあるんだっていうことは理解するけど、そこを消化しようとは思わないというか。でも、ナオは元々女性っぽい思考があるというか。すごく理解しようと努力するし、どうしてそういう考えに至るのかも知りたくて、解るまで追求する傾向があるというか。哲学的だし、相手の気持ちを100%理解しようとする優しい性格の、ナオ故の個性でもあると思うんだけど。
ナオ:そうかも。私は女目線の歌詞が多かったりするからね。女っぽいのかもなぁ。
ジョニー:俺には絶対に書けない歌詞書くからね、ナオちゃんは。逆にすごいなって思う。自分が男なのに、女の気持ちになって歌詞が書けるなんて、すごいなって。
ナオ:俺は歌詞にするとき、女性目線の方が書きやすいんだよね。自分では必要以上に理解しようとしてる訳でもないんだけど、無意識に考えてるのかもね。考えてるっていうか、やっぱり女っぽいんじゃないかな。それに、歌詞を書いてるときは、逆にそこまで深く考えていなかったする。登場人物になりきって書いてるから。

――登場人物の女性になりきれるという時点で、理解しているんだと思うからね。
ナオ:そうだね。
ジョニー:俺も、歌詞を書くときは登場人物になりきって書いてるんだけど、そこが女性目線になることは絶対にないからね。そこは大きな違いだよね。

――歌詞を書く上で一番考えていることは?
ジョニー:“こうだから、こうなんだよ”って決め付けるような歌詞は絶対に書きたくないなって思ってる。無理に背中は押したくないというか。背中を押すにしても、フワッとね。後は自分で考えな、的なところまでに止めたいかなと(笑)。
ナオ:ジョニーはそうだね〜(笑)。

――ショーンはどう?
ショーン:「RAD」は“僕”だったけど、あんまり一人称は出したくないかな。概念で書きたいというか。いつか自然の摂理を歌詞にしたいんです。
ジョニー:なになになに!? 自然の摂理ってなに!? スイヘイリーベーボクノフネ! みたいなこと!?
ショーン:あははは。そうじゃなくて、息吹が芽生えて、、、みたいな感じの。
ナオ:息吹が芽生えて、、、? 哲学的な感じ? へぇ。面白そう。俺は人の歌しか書けないからなぁ。人の気持ちしか歌に出来ない。なんか本当に3人3様だよね。

――そうね。それぞれ違う性格と感性だからね。また特に3人は本当に異なっているし(笑)。
ナオ:うん。だからこそ首振りDollsは面白いんだと思う。ショーンが言うそういう歌詞が乗るサウンドはどうなるんやろ? エンヤみたいな感じってこと? 
ショーン:あぁ、エンヤね。良いよね。
ナオ:なるほどね〜。

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